※2013年度飼育データ追加しました。
今期、最終的に当初の予定通り240頭程でスタートしています。
転機の年を経た2013年度ブリードですが、
1年目、2年目の2.5倍以上の飼育数となりまして、なかなかペース配分が掴めず。
またフェロモン検証含め、余計な検証もあったりと、何かとバタバタとしており
ましたがどうにか落ち着きました。
そしてまずは「首都圏久留米党オフ会」開催のご連絡。
日時:8月23日(金)
時間:19時~
場所:秋葉原駅近辺の個室居酒屋
※場所は決まり次第ご連絡します。
参加メンバー:
今のところ、主水さん、kazさん(kazさんクワ友さん)、
ポチさん、paxさん、そして私の予定。
かなりマニアックなオフ会ですが、参加希望の方はご連絡下さい
クワガタブリードに熱い想いのある、そんな新たな風も
首都圏久留米党には必要じゃね ってことで。
先週はレル会長とココペリさんとのオフ会でした。
場所なんですが、昨年3月20日。
ちなみ幹事長主催 関東大鍬形研究会・中野編
懐かしの塚田農場中野北口店。
オフ会の目的なんですが、
レル会長には我が家2013年の検証に少しだけお付き合い願うため。
カブクワブログ界では、当時カブトムシゆかりちゃんより
2ポイント程人気の高い塚田農場アイドルハスキーボイスクミちゃんですが、
残念ながら既に中野店は卒業してしまいまして・・・ 最後は苦しまなかったようで
ですが、愛嬌あるキャラクターと、しつこいオヤジを受け入れる(受け流す)
術を弁えたヤングブラッズ・メグちゃんが、
我々を癒しの世界へと導いてくれました
レル会長ですが、火曜日と週の前半ではありましたが、
会長だけに快調に飛ばしプレモル8杯目を飲み干し、
流石にちょっとほろ酔いどころか、泥良いに向かいつつあるちょうどその時、
ちなみ幹事長の刺客Mrココペリ氏がオフ会初登場
ココペリ氏ですが、本格ブリードは今年初参戦の方でして、
ちなみ幹事長の美形川西産をヤフオクにてゲットされ、
オオクワブリードの世界へ
その類稀なる好奇心と、先見性もあって、次世代大型血統産地候補
として注目の「香川産」を2ライン程ブリードされており、
あのメルリンさんからも直接補強されているようで。
そして我が家主催の昨年末プレ企画にも参加されており・・・
幸か不幸か オオクワブリードの入口に接点をもった方が
私以外はとっても強烈だったという・・・
またレル会長、私のブログをかな~り熟読されており、ちょっとビックリ
そしてなんだか嬉しくもあり
更には塚田農場の社長という、かなりの塚田農場マスター
やはり社長ですので待遇はVIP 裏情報もかな~り通 クワブリードの素質ありです。
また偶然にも、なんと住まいが我が家の近所だという
世間は狭いですな。 人間悪さは出来ません
ココペリさん、またラーメン談義を交わしましょう
レル会長、検証の程宜しくお願い致します。
2012年は久留米産としては裏年でもあり、どちらかといえば
検証寄りの我が家。
結果はともかく備忘録ブログとして記述することにします。
2012年の我が家検証テーマを振り返ってみると・・・
1. 還元率の検証
※shima1007・6番(3月最終体重26g→6月羽化81.7mm)
この種親にそれぞれ特徴をもつ♀を掛け合わせ検証。
2. ♂84.3mmギネス・血の濃さ(配合量)の検証
※インライン、同系統アウト、別系統アウト含め
配合量(血の濃さ)から「奇跡の配合量」を見出せるか?
3. 良血統・同腹インライン3♀の比較検証
※メルリン5番血統インライン3♀による比較
※同腹・同サイズであっても雌雄の組み合せや
個体差により違いが明確に表れるものか?
4. インラインによる遺伝子の検証
そもそも累代を重ねると血の濃さの影響が表れるのではなく
対立する遺伝子の内マイナス要因を含む遺伝子が発現しただけ
ではないか?孵化不全、幼虫不全、成熟の成長等を検証し、
マイナス要因のある遺伝子を選定し、取り込まぬことで、むしろ
優秀な子孫のみの累代が可能ではないか?
そして対決の構図として
TPレンタルスペースエアコン管理飼育VS実家ワインセラー管理飼育
まずは1.の検証テーマですが、我が家のshima1007.6番♂81.7mm
の還元率(変換率)がどうのと、語れる状況ではありません。
KU-206が2本目交換時5.8gから30.2g→80.9gというのが
いますがこれは論外。
♂81.7mmとの掛け合わせは当初予定していた、エース♀個体含め
産卵失敗と産卵数が少なく撃沈でしたからね。
これは我が家よりも主水さんの2012年度飼育データが参考になります。
我が家♂81.7mmと同腹兄弟となる主水さん♂種親である
2010年shima.1007.6番.♂82.9mm。
この♂82.9mmを掛け合わせたラインは
大型の84mmアップも出ていますが、
それほど特出した還元率ではありません。
それよりも注目すべきは
2009年shima.1007.6番♂82.8mm。
特に主水さん2012年4番の還元率は特出しています。
(やはり表年のポテンシャルは凄いのか?)
これは相性もあるかもしれません。
ブリード相手となる♀は、やはり還元率の良いメルリン2010年7番ラインなんです。
血統と組み合せによる相性
選別した個体による累代をされているshimaさんの当たりラインは
潜在的なポテンシャルを感じますね。
次に2.の検証テーマですが、これも我が家ではマツノ843の血を色濃く残す
掛け合わせがことごとく失敗しました。
ですが我が家の最大個体はマツノ843配合率が割と濃い65%となる5番ライン。
この検証テーマは仮説の域ではありますが、「血の配合」という観点で
もしかしたら?といった2つのプラス要因が見えてきました。
OOKUWA BLOOD ですからね。
血統(血)にはかなりの拘りがあります。
これは、今後確かめていきたいと思います。
3.については、以下の通りです。
メルリン2010年5番♂81mm×メルリン2010年5番♀52mm3頭
2012年6番
♂平均75.3mm ♀50.2mm
2010年7番
♂平均77.4mm ♀49.6mm
2010年8番
♂平均76.6mm ♀50.6mm
結果ですが、インラインは3ラインともに羽化個体は80mmオーバーを
達成せず、そしてサイズ的に50歩100歩といった実績となりました。
よって♀のポテンシャルについてですが、同腹同サイズの個体ですと
どれも似たような結果に落ち着きましたね。
あまり大きな差は感じられませんでした。
残念だったのは8番ラインですね。
♂羽化個体は♀に偏り結局1頭のみ。
そして3本目交換時31.5gのKU-801ですが
完品羽化で82mmを超えていましたが、掘り出した時にそのまま★に。
ですが8番ラインは、里子先で81mmアップが2頭という報告がありました。
果たして次世代どうか?
この8番の優良♀個体は、来期アウトラインでブリード予定です。
そして4.の検証テーマですが、
我が家では2012年度は当初6ラインのインブリードで挑みました。
ですが、産卵の失敗の他に、どれも産卵数が少ないという
結果が顕著に出ました。
久留米はアウトライン主体ですので、インラインによる血の濃さの
影響があるように感じましたね。
これは一世代では判断出来ません。
また我が家は補強個体のみで挑みましたので、
♀の成長推移等は良く分かりませんからね。
特出した個体を選定し、ブリードしないことには良く分からない
当たり前ちゃ当たり前。
これがブリード経験による飼育の醍醐味か
反省点と今後の課題点となりました。
最後にTPレンタルスペースエアコン管理飼育VS実家ワインセラー管理飼育。
これはワインセラーに軍配が上がりました。
TPレンタルスペース管理飼育
♂平均76mm ♀49.6mm (自己ブリードのみ)
最大羽化個体80.9mm ♀51.6mm (自己ブリードのみ)
実家ワインセラー管理飼育
♂平均79mm ♀51.6mm (自己ブリードのみ)
最大羽化個体♂82.5mm ♀54.8mm(自己ブリードのみ)
この要因もはっきりしています。
レンタルスペースは前回記述した通り、ボトル投入のズレによる影響と
菌床の状態を把握出来なかった点が大きいですね。
しかしこうして振り返ると、色々考えていたようでも、考えが浅はかですね。
我ながら。
この寂しい結果ですので2013年度ブリードは、
流石に少し実績重視寄りではありますが
大型作出と飼育方法の研究
の2軸のスタンスで、これからも楽しみたいと思います
次回は「2013年検証テーマ」についてです。