ブログ8周年記念プレ企画
応募期間
11/24(土)〜12/2(日)
応募方法
▪︎ハンドルネーム:(必須)
▪︎景品名:A〜E(必須)
▪︎12/8︎ブログトータル訪問者予想数:(必須)
▪︎ひと言メッセージ(任意)
▫️注意事項
応募はブログコメのみ受付とします。
締切は12/2(日)まで
本日11/25(日)
トータル訪問者数
553,808
直近1週間訪問者数
1,974 平均282/日
予想する12/8迄残り
13日
12/8迄のブログ更新は今回記事
含め3回(12/8当日は除く)
※景品2つ迄応募可。
ブログ宣伝告知、及びツイッター
リツイート下さった方対象。
当ブログは秘密コメ設定がなく
見える化故に応募を躊躇う方も。
逆にそこを狙った見える化!
久留米ブリードへの想いや温かい
メッセージをご覧になった方が
逆に相乗効果で刺激を受けるかも?
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運試しに是非ご参加下さい。
👍なコメント📝お待ちしています。
さて今回はpH値についての記事。
そもそもが、この趣味に取り組むキッカケ
は色々ある中、そのひとつには諸先輩方の
ブログやホームページの存在がありました。
"なぜだろう?”から考察し仮説を立て検証
を行う。そこに興味を持ったからでした。
結果だけに捉われず、生育過程から振り返
りその理由を実際の飼育から理論的に紐解
き、偶然ではなく必然的に。
そう、ただ大きくさせるための模倣だけで
はなく"なぜだろう?”興味関心とその過程
を大切にしたい。
またより飼育精度を高めていきたい。
ここも初心忘るべからず。ですね。
それもあまり天邪鬼に、人と違う着眼点に
ばかり拘ると、遠回りをしてしまうという。
まぁそれも趣味の世界はありではないかと。
趣味を通じた交流の楽しみなどもあります
が、今回は本来のブリードの興味深い部分
について取り上げてみたいと思います。
■pH値とは ※ネット他参照
水溶液中の水素イオン濃度を表す指数。
pH7の場合が中性、それを境に数字が少な
い程、水素イオンが多くなり酸性に。
水素イオンが少ない程、アルカリ性になり
ます。
身近にあるものや近隣の場所で試しに測定
して見ることに。
都内公園の砂場
都内森の中
野菜など農作物を育てる場合、その基準値
として用いられる土壌pH値。
土壌pHは6.0~6.5の弱酸性にしておくと
大半の野菜には対応できるようです。
土のpH値はその土地の成分によって異なり
石灰分が多いほど土はアルカリ性に。
石灰分は水に溶けやすく雨が多い土地ほど
土は酸性に傾き、逆に雨の少ない土地はア
ルカリ性に傾いています。
日本は雨が多いため酸性の土地が多い。
また植物を育てていると、土の中の水素イ
オンが増え酸性の土地になりやすい。
化学肥料も酸性の性質のため畑や田んぼの
殆どが酸性寄りといえます。
土壌について調べていくとpH値の他に、
EC値、CEC値も土壌診断項目として農作
物育成の指針として重要です。
因みにヒラタケ瓶栽培におけるヒラタケの
栄養成長の最適pH値は5〜6の範囲のよう
です。その値を外れるとその成長速度が低
下するとあります。
因みに×2、以前業者の方との情報のやり
取りの中でクワガタ用の餌として利用さ
れる菌床ですが、基準pH値は農作物の生
育に適している弱酸性pH値を想定してい
るが、近年は諸々の諸事情から低pH値と
なる傾向があるそうです。
またそれらによりきのこ菌培養における
様々な改良の中から副産物的にあること
が起きた。詳細は書けませんが、それも
近年の大型化要因に繋がっているのかも
しれません。
因み×3、今年羽化前の菌糸ボトル内pH
値を1部計測しています。
(1例 既成ボトル)
昨年3本目菌糸ボトル内pH値
カンタケ菌1,400 PPボトル
投入前pH6(上・中・下ともに)
投入後3ヶ月
(上7・中6.5・下6)
不思議なことに蛹室内はどのボトルも凡
そpH値7で安定しています。
しかし蛹室形成前の食痕を計測すると、
5.5〜7と菌糸ボトル内部に差が出ました。
ボトルに居座る幼虫の位置(上・中・下)
でも違いはあります。
この検証結果ですが、そもそも納品時の
菌床のpH値が納品時期やロット、含水率
によっても異なることが判明したため、
公開出来るようなデータは揃っていませ
んがそれでも興味深い傾向は出ています。
データでは、高pH値の菌糸ボトル内の方
が、大きな成虫が羽化している傾向があ
るんですね。
また昨年は通常菌糸ボトル、反転ディスク
を使用した菌糸ボトル内上・中・下の位置
をそれぞれ計測。不全率、完品率もデータ
を残しています。
pH値測定については模索中ですが、この
pH値の測定結果をもとに、腐敗、発酵、
分解の微妙な違いを観察し検証すること
で幾つかの仮説を立てることが出来ます。
高pH値の環境は窒素含有量が多く含まれ
幼虫の餌を豊富に含まれる環境にある。
幼虫自身が餌を咀嚼、細かく噛み砕き糞を
排泄しそれを再び食べ続けるといった食べ
戻しを行う中で、アンモニアは好気性環境
下で酸化され、亜硝酸や硝酸窒素になる。
有機酸のアンモニア化成は嫌気性でまた進
行を始める。
アンモニア態窒素はプラスイオンなので
電気的に引き寄せられ硝酸態窒素よりも
溶けにくいため餌としての肥料利用率の
向上に適している。
好気性微生物が活発な状態と嫌気性微生
物が活発に働くサイクルを長く保つため
にはどうすれば良いか?
またその環境を整えるためには何が必要
なのか?
話題の酸素濃度もそのひとつではと考えま
すが、この近年のオオクワガタのサイズ
アップは、上記のような餌と糞から勘案し
たバクテリア分解能力の高い、消化吸収
能力と効率の良い幼虫の選別と研究の成果
であると考えています。
現に菌糸ボトル内部環境を整える力、消化
分解能力に劣る幼虫は、個体差もあります
が、ラインによって大きく異なることを
三大大型血統飼育研究室の取り組みで経験
しています。
高pH値の窒素含有量が多く含まれる菌糸
内環境を維持し整える。
何か後添加によって良好な菌糸内環境を維
持することは出来ないのだろうか?
また他産地、もしくは他品種のバクテリア
を移行させる有効な手段はないものだろう
か?
まずは自身の飼育環境を良好な状態に維持
していることが前提ではありますが、何か
新しい試みや取り組みというものを妄想す
ることも楽しいですね。