悠久の時を経て

「美しく大きく丈夫なオオクワガタ」このテーマを担う血統作出目指した飼育記録をメインに、気儘な話題を書いていきます。

失敗要因&2013年度・3本目へ交換その2

2014年01月25日 21時31分03秒 | 2013年度・オオクワガタ飼育

 

 

今朝の朝刊で池袋のヤマダ電機総本店・リニュアルオープンの

A2サイズ両面4枚といった大きなチラシが入りました。

増税前ですからね。

キッズエリアは勿論ですが、スタジオカフェに家電体験コーナー、

家電使い方セミナーに協賛イベントではガンプラ制作体験会などなど。

 

既にショップの役割は、販売のみならずサービスといった付加価値を

具現化する質の時代といったところでしょう。

インターネットとの差別化。

 

そういえば中野のむし社も、先週の1月19日に標本教室といった

イベントを開催していましたね。 

本格的な標本作りですか。

実はかなり興味がありまして。

累代個体のクワガタジオラマ制作。

 

 

 

2週ほど新年会ネタが続きましたが、今回は少し真面目に。

転機の年を機に、気合いを注ぎ込んだ我が家

2013年度ブリード・久留米3本目へ交換の統括です。

OOKUWA BLOOD 飼育データを更新しました。




3本目交換段階で既に★になってしまった幼虫。

及び長期低温管理飼育9頭を除く71頭の♂を全て

3本目へ交換しました。

 

 

久留米産のみ♂計80頭・♀124頭。♀は基本2本返し


1本目投入から約180日~200日。


2本目ボトルの喰い上げ状況、ボトル劣化も見受けられたので

当初の200日からは交換タイミングを早めました。

昨年は交換が遅れ大失敗しているので。

 

3本へ目交換その2ですが、残念ながら35gアップ追加は2頭のみ。

そして40gアップ達成はならず。来年以降にお預けです。 

 




1番ライン KU-108 

2011年メルリン10番♂82mm×2011年マツノインセクト8番♀53mm

 

 

 

7番ライン KU-716

2011年B団T-11052.♂83.2mm×2011年メルリン10番♀53mm

 

 


2013年度から防音カーテンで間仕切りした窓無しブリードスペースを

設置したエアコン管理。

防音カーテンによる音の軽減対策。

遮光カーテンによる光の遮断。

い草による湿度調整。

種親ポテンシャルが違うために単純な比較は出来ませんが、

2011年・2012年の2年間、レンタルスペース及びワインセラーに

よる飼育管理を振り返ると、3本目へ交換時30gアップの比率は

全体の約30%程度。



飼育管理条件の改善による、全体的な底上げの成果は出ている

ものと思います。



ただエアコン管理の温度精度はまだまだですし、今年2本目は

失敗要因もありました。

これが30gアップの比率、33gアップ数が思うように伸びなかった

要因と考えています。

 

種親サイズは82mm、83mmと特大サイズではありませんが、

久留米としては、ポテンシャルが高い種親を揃えて挑んだだけに

もう少し伸ばせたかなと。 欲張りでしょうか



 

 




これからブリードを始める方も当ブログをご覧になっている方も

いるかと思います。

ですのでお恥ずかしながら、2本目における失敗要因を少し

記述することにします。



実は1本目30gアップした幼虫の明るく茶色でサラサラ粒子の

食べカスだけを集めて乾燥させ、それをブレンドして2本目ボトルへ

投入しています。



「優れたバクテリア分解酵素を保有する幼虫の食べカスを投入

摂取させる事で、より大きくさせることを目的とした。」

 


しかし「食べカスのブレンド」がいけなかったのでしょう。

特に25g以下の幼虫には、ブレンドした食べカスを多めに

投入してみたわけですが、ご覧のように菌が死んでしまった。

中央部分はボソボソでしたね。

 

 



同じ菌床の食べカスであればまた違った筈ですが、そりゃオガが

異なると菌はまわりにくい。


また劣化した菌床(食べカス)は劣化を促進するだけ?

ただもしかすると、微量の場合ブレンドした食べカスを取り入れて

むしろ大きくなった? とも考えられますが・・・




その後、この件でアカモビさんにアドバイスをいただきました。


来期はその方法で実施してみようと考えております。



 



♂上位5頭

5番KU-502  38g

4番KU-412  37.4g

7番KU-708  36.3g

1番KU-111  36g

12番KU-1202 35.9g




30gアップの比率

♂全体の58%

30gアップ数 41頭

33gアップ数 16頭

35gアップ数 10頭



 

 

 

期待のライン

5番ライン

2/2 ・・・38g・35.3g

最大38gの5番ラインは産卵数が少ないものの♂2頭ともに35gアップ。

東京オオクワさんから補強した種親♀52.2mm(85mm同腹)は

52mmながら頭幅が16mmありまして。

とても雰囲気を感じ印象に残る個体でした。

果たして無事羽化させることが出来るか

 

1番ライン

9/11 ・・・36g・35.8g・35g・33.4g・33.3g・32.5g・32.3g・32.1g・30.0g

メルリン2011年10番♂82mm(86.6mm同腹)と

マツノインセクト2011年8番♀53mm(86mm同腹)

という久留米大本命のアウトライン。

皆さんの交換報告もでも、大きな幼虫が続出している

マツノインセクト2011年8番。

血統のポテンシャルが相当に高いですからね。

 

4番ライン

5/7 ・・・37.4g・33.4g・32.2g・31.6g・30.1g

4番はB団ともさんからの♀53mm(85.4mm同腹)は

我が家♀最大19.5gがこの4番。

マツノさんでもデカ♀の多いいラインは成績が良いので期待しております。

 

7番ライン

7/8 ・・・36.3g・35.2g・33.3g・32.8g・32.2g・31.4g・31.3g

7番はメルリン2011年10番♀53mm(86.6mm同腹)

今期産ませたかった♀トップ3のうちの一つ。

幼虫が長いのが特徴のラインです。


 

2番ライン

7/11 ・・・35.1g・33.5g・32.3g・31.2g・31.2g・30.8g・30.1g

2本目大きな伸びがありませんでしたが、メルリン2011年2番

♀52mm(87.1同腹)インラインF2と、メルリン2011年10番

♂(86.6同腹)とのアウトライン。

血統背景は、1番と甲乙つけがたい組み合せですのでどうなるか。

 

 

上記5ラインの他、8番ライン、35.9gのいる12番ラインにも

期待しています。

 

また自己ブリード♂と虎壱さん51mm♀を組み合わせた14番。

メインラインとは血の配合を離している組み合わせですので

出来ればこのラインからの特大を密かに期待し

楽しみにしております。

 

 

そして我が家も冬温度に入りました。

冬温度帯と昇温について今期どうするか?

ここは色々悩みましたが、我が家の環境下と対策を鑑みて決めました。 

当初の予定とは違う温度管理でいきますので、

正直失敗するかもしれませんが、

過去の経験を踏まえ無事蛹化してくれる。

そう期待して羽化シーズンを待ちたいと思います。

 

 

 

 

2月度ですが、血液検査の結果報告(血液サラサラ効果の検証)

 

2014年度・種親紹介1.2.3

 

強制早期羽化を等を取り上げる予定です。

 

 

 

 












 

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首都圏久留米党新年会&今期初羽化個体

2014年01月20日 23時01分29秒 | オオクワガタオフ会

 

昨年の当プチプレ企画から、少しずつですが

当ブログ及びHPへの訪問者数が増えているようです。

 

週1の更新ペースは昨年もほぼ達成しており。

今年も無理はせず更新は続けて参ります。

 

 

さて毎日寒い日が続いております。

地球温暖化だからといって、必ずしも

日本の冬が暖かくなるとは限らないという。

なんでも一説によると、北極海の海氷が少ないと

低気圧のコースが北に偏り、日本付近には

寒気が降りやすくなるのだとか。

 

さてそんな寒い2014年の冬真っ只中ですが、

熱いメンバーが1月18日(土) 品川に集結しました

そうです。

その日は首都圏久留米党新年会」

 

なぜ熱い

 

そりゃ愛知と静岡の遠方から新幹線でわざわざ

参加される方もいるというね

 

 

 

さてそれでは、今回の参加メンバーをご紹介することにしましょう

田舎っぺさんリクエストにより顔出しで

 

オフ会1

1枚目手前から

首都圏久留米党・党首

オオクワガタ界のジュークボックス・浜田紹興酒 チョネこと私

 

首都圏久留米党・裏党首

職人気質・問答無用の主水さん(シュスイじゃないよ モンドだよ)

ハウスバー「モンド」カレーでもないよ

 

首都圏久留米党・サブ会員(AKVプロジェクト参加メンバー)

検証の人・piro753さん(懸賞好きでもけんしょう炎でもないよ)

※近々休眠中のブログも再開との噂も

 

 

 

 

 

オフ会2

左から

孤高の若きパワーブリーダー

クワガタに賭ける覚悟と意気込みはギネス級

(とオフ会参加だけはギネス級のチョネも認める) 庚午虫蔵さん

 

首都圏久留米党・若きブリーダー 

自信と傷心を経て逞しく変わる男 ポチさん

(ポチっといても、ヤフオクではあまり買わないよ)shimaさんからが多いよ

 

 

 

 

 

 

オフ会3

中央から

首都圏久留米党・司令部

基本突っ走り派ながら、配慮も欠かさぬ天才型ブリーダー

kazさん

(忙しいからkazといってもカズ多く出来ないよ。来期) 

 

復活のブリーダー 

2,000年以前のクワガタブリーダーが昨年復活

とことん気質は過去の趣味でもカリスマブロガー

「ねえマスター 作ってやってよ」mustarさん

(といってもまるで懲りないシミケンじゃないよ)  

 

画像なし 

行動派・ナイスガイ masaさん

マツノインセクト久留米に拘り、そして始めたばかりの

採集も既に本格派。

いつのまにやら原木椎茸の仕入同行までも

この行動力NO1はダイジーさんか、masaさんか

(masa斎藤じゃないよ。 かといって全日派でもないよ。)

 

 

 

2時からファミレスでスタートした新年会でしたが

その後2次ラーメン3次会カラオケBOX4次会と

実に9時間みっちり。

やはりキチガイです。

 

 

 

話題は色々ありましたが、九州久留米党の盛り上がりは

大きな話題でしたね。

本場九州は熱い

 

私は、というとボケ&ギャグ(キワドイやつ含め)

しかあまり記憶がないという。

 

 

 

そして首都圏久留米党が最も注目している(ライバル視している)

ブリーダー庚午虫蔵さん

彼の時にストレートで切れ味のある自己主張スタイルのブログは

注目し、共感するブログファンが多いですね。 

もちろん私もいちファンという。

彼には前回記述した「東オフ会」のメンバーに近い

オーラがありました。

 

 

 

そして2次会の冒頭に主水さんから、今回の本題でもある

2014年ブリードにおける、ある取り組みについての

説明がありました。

masaさんのブログにもありますが、この取り組みに関しては

実現には幾つかの課題や調整が必要ではありまして。

ただ試みとしては非常に面白いプロジェクトですね。

まだ公に出来ず申し訳ありませんが、

検討の上、当ブログでも時期を見て発表したいと思います。

 

こういう企画案などを論議するのもまたオフ会の場としては

有益ですね。

 

 

 

 

 

そして折角だからと、我が家2013年ブリード羽化個体を持参

しました。

 

2013年 13-KU-916 

どうです。 なかなかの美形でしょう。

サイズもある意味、なかなかのもんでしてね・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ななんと46.9mm 

2012年ブリード♀の最小個体とサイズ的には遜色ないという・・・

 

これは強制早期羽化トライ中からの羽化個体です。

 

2本目へ交換時11.9gだったので、てっきり♀かと・・・

久留米大型血統3年目ですが、shima1007さん累代は

高タンパクが苦手ですね。

 

 

 

ですが、この個体も種親候補だったりします。

 

久留米裏年となる2014年ブリード。

この♂46.9mmに53mmオーバーの♀を掛け合せたら

どんなサイズが誕生するのか

ペアリングは果たして成功するのか

検証テーマ(ブログネタ)  としては面白いかも 

 

 

 

最後に幹事の主水さん、遠方からご参加いただいた虫蔵さん、

masaさん、初参加のmustarさん。

そしてその他お忙しい最中お集まり頂いた皆様。

この度はお疲れ様でした。

 

そして初夏の特大羽化の吉報を何よりも期待しております。

 



 

 




 

 

 

 

 

 

 

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2013年度・3本目へ交換その1

2014年01月06日 22時18分09秒 | 2013年度・オオクワガタ飼育

 

 

 明けましておめでとうございます。

今年もどうぞ宜しくお願い致します。

 

今日から仕事始めの方が多いでしょうか。

私は4日、5日と得意先催事の販売応援でしたが、

正月休みにも関わらず、来場客は多くて大忙しのテンテコ舞い。

特に2月~3月に入居を予定している方が多く、

オーダーカーテンの採寸予約が40件近くありましたね。

果たして全て対応が出来るのか?

嬉しい悲鳴ではあります。

それでも、やはり「手織り絨毯」の接客が特に力が入ります。

 

 

そんな少ない正月休みでしたが、1月2日は実家に帰省しました。

そこで弟家族の子供たち8名で「凧揚げ」

 

凧揚げ好きのオッサン画像

 

何年振りかの凧揚げでしたが楽しいっすね。

子供たちも大喜びで楽しみました。

 

 

 

 

 

 

 

実は予定より少し早いのですが、実家に帰省したついでに

その晩実家に泊まり、1400ccボトルの半数である

約40本程を既に交換しております。 

 

 

2本目へ交換から3ヶ月が経過していますが10数本程

暴れのような状態のボトルが見受けられました。 

落ち着いて喰べてくれてない状態といいますか。

菌糸の劣化でしたね。

まだまだ経験と管理が甘いですね。

ボトルを交換して分かりましたが、「ある要因」により

菌糸が弱っておりました。

 

 

減量も結構いましてね。

それがなければ、もう少し全体的に大きく育ったように思います。

 

その失敗要因とは・・・

 

 

確かかどうか? 秘密にするつもりはありませんが、

半分交換した現段階でははっきり分かりませんので

確認してからご報告することにしたいと思います。

 

もしどうしても気になる方がいらしたら「HP問い合わせ」

よりご連絡下さい。

思い当たる要因をこっそり教えたいと思います。

 

 

その中でも35g以上の幼虫は以下の8頭。

 

 

 

1番ライン KU-105 

2011年メルリン10番♂82mm×2011年マツノインセクト8番♀53mm

 

 

1番ライン KU-111

2011年メルリン10番♂82mm×2011年マツノインセクト8番♀53mm

 

   

2番ライン KU-205

2011年メルリン10番♂82mm×2011年メルリン2番♀52mm

 

 

4番ライン KU-412

2011年メルリン10番♂82mm×2011年B団T-11052.♀53mm

 

 

  

5番ライン KU-503 

2011年メルリン10番♂82mm×2011年東京オオクワSP2番♀52.2mm

  

 

 

5番ライン KU-502 

2011年メルリン10番♂82mm×2011年東京オオクワSP2番♀52.2mm

 

 

7番ライン KU-708

2011年B団T-11052.♂83.2mm×2011年メルリン10番♀53mm

 

 

12番ライン KU-1202 

2011年B団T-11052.♂83.2mm×2011年ゲバゲバ90♀52mm

 

 

上記8頭はまずまず大きくなっており、正直ほっとしております。

ただ減量もいるので、平均値は思ったより伸びていません。

もう少し33gアップが欲しかったのが本音ですが。

 

1本目の喰い方がとっても良かっただけに、失敗要因で

今後幼虫が暴れないか? 

不安材料の残る3本目への交換前半戦の結果となりました。

まだまだカイゼンは色々とありますな。

 

各ライン状況報告は、全て交換が終了した後総括したい

と思います。

 

 

 

次週のブログは「松戸ハーフマラソン」。

その次は「首都圏久留米党新年会」につき

残り半数のボトル交換報告は1月の最終週の予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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