悠久の時を経て

「美しく大きく丈夫なオオクワガタ」このテーマを担う血統作出目指した飼育記録をメインに、気儘な話題を書いていきます。

2020年自己ブリード総括

2021年11月20日 07時18分00秒 | 2020年度・オオクワガタ
関東探索シリーズ 
護国寺
東京都文京区にある真言宗豊山派の大本山
1681年5代将軍・徳川綱吉が生母、桂昌院
(3代将軍・徳川家光の側室)の願いから、
桂昌院の祈願寺として護国寺の建立を命じ
創建、徳川将軍家が築いた寺。





護国寺というと尾崎豊の葬儀、追悼式が行
われた印象が強いです。
参列者は4万人と美空ひばり、吉田茂に匹敵
する規模だったそうです。尾崎豊は私の4つ
上。今も生きていたらどんなふうに生きてきたでしょうか。
1992年4月30日の葬儀でしたが、その10日
後、ミスチルがミニアルバムEVERYTHING
 でメジャーデビュー。そしてイチローが7
にプロ初出場した年で、私の入社した年
もある。そして来年は30年。
性格はあまり変わりはありませんが、あれ
から良く揉まれてきたなぁと。^^
空っぽに近かった中身は多少身が詰まった
か?
その半分の年ですね。
受験を控える中学3年生の長女は英検準2級
に合格。また毎年恒例の体育行事、10分完
走では受験を控えながらも過去最速タイム
で学年3位以内との報告を受けました。

塾から帰り、深夜迄勉強を続けて早朝ラン
ニング志願して、何度か長女にお付き合い
し、腹式呼吸を伝授した甲斐がありました
が、自分への厳しさと生真面目さは嫁譲り
か。我が子ながら尊敬に値します。
上を目指すモチベーション、見習わねば。

本日は記念すべきブログ開設4,000日目


今回はこれで最後2020年の総括的記事。自
己ブリード累代について取り上げたいと思
います。
ウチのメルリン系久留米累代系統は、2011
年ブリードからアウトライン中心に続けて
いますが、2014年羽化14番、19番系統で
86ミリ、87.5ミリといった個体を作出して
からは、それぞれを祖とする近親のクロス
配合で累代を継続してきました。



サイズもさることながら、他の久留米とは
一線を画すその迫力ある形状を"個性"と捉
え、能勢YG、奈良輪川西のようにその違
いが分かる、ダバダ・ネスカフェロイヤル
ブランド的、血統作出をイメージ。
大きさと迫力のある久留米を目指し。

途中に起こった血統偽装事件からは、逆に
マイナス要因がモチベーションに。
自らメルリン久留米の継承者的な想いで
累代を遡れる由緒ある系統として、価値を
損なうことなく、引きいでいかなければ
そんな思い入れを抱き
(まぁ勝手な個人的な想いですが)
勿論、バランスを重視するタイプなので、
自ブリ累代のみに固執偏ることはありま
んが。しかし結果的には2014年から16・
18・20年と自ブリ累代は2014年代表個体
を上回ることが出来ません。この要因はな
にか?

今回の本題。
メルリン系累代は、上記の理由から他の血
を基本的には排除する方向性のため、血の
合以外の試行錯誤として
①形状選別のアプローチ
②添加剤によるアプローチ
この2点を選択。
①は細身で薄い形状を種親に選定
②は強力な強い餌を与えた検証です。

2014年期待の種虫による2016年ブリード
でしたが、最大87ミリ(羽化後★)に終わり
自己記録に届かなかったこと。
また羽化した個体の形状が、迫力はあるが
形が崩れどうも美しくない。
イメージ通りではない個体がとても多かっ
た。
そのため、次の2018年は大きさを狙った
統の他、形の整った個体の2パターンを種
に選定。







88ミリ以上複数頭を想定して挑んだ2018
年でしたが、ここでブリードとしては大き
な危機に直面。仕事で4月から大阪本社への
異動が決定することに・・・

実家ブリードルームには8月の夏休みまで戻
ることが出来ず、12月から完全に放置に。
結果、上に述べたように細身で艶のある5番
しかマトモに羽化しませんでした。

2020年ブリードは細身で艶のある、薄い5
番系統♂親と、小さいながら大顎に特徴の
ある10番の掛け合わせから、劣悪環境の中
跡的に羽化した2020年6番85ミリ種親
で挑むことに。


虫の形が崩れたら、小さく羽化したものを
あえて選定してブリードを続ける。
検証といいますか、必然的に選択肢も無か
ったこの試みでしたが、ブリードの途中に
例年と比べある傾向が見えていました。
そう♀の幼虫が小さいんです。
小さくまとまってしまう結果となりまし
た。

①については形状面で有効なアプローチで
すが、そもそもポテンシャルの高い系統か
ら選別した虫でないと意味がない。
いくら大顎が上を向き長さがあっても胴体
が小さくてはどうしようもない。
まぁそういうことです。

今年羽化の2番でちょっと面白い♀個体が
出てきました。タマムシを彷彿とさせる胴
長の形状

他の♀と比較すると分かりやすいですね。


続いて②
強力な強い餌を与えた検証

以前の記事でも取り上げましたが、こちら
2つのラインは幼虫採取にかなり苦戦。
これは高添加の弊害を多少感じています。
予備の2頭もダメでした。
そもそも産卵に弊害が出てしまうと次へと
続いていきませんのでリスクがあること。

また少なくとも強い添加剤を喰ずに小さく
羽化した個体の仔が、幼虫が大きく育たな
いといった結果には直結しないことは実証
できました。親の代で喰わせた餌よりも
いため、喰いやすかったこともあるでしょ
う。途中経過同様、羽化結果も同じように
差はありませんでした。
こうなると、血の選択肢が少ない自ブリ累
代のみでは行き詰まってしまいます。
幸いjohnny the 30さんは、ウチからの累
代を複数ブリードされています。
ウチの累代は86.5ミリが最大とのこと。
諸々の情報から考え、2022年は有望血統
も視野に入れる段階かもしれません。

今では貴重なビークワギネス累代系統でも
ありますから。また趣味で自分が楽しく続
けられるには。
この自ブリ累代系統では大きさ以外、形状
面におけるアプローチからから楽しみたい
ですね。



上記系統余剰個体の他、大きさのポテン
シャルの面では上をいく主水さん有望血統
を揃え、来週27日、店長権限で市川インセ
クト倶楽部主催販売イベントブースに上記
の個体を持参しようと思います。
是非久留米オオクワに興味ある方は是非、
当日語らいましょう。^^
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2020KLB美形コンテスト発表

2021年11月18日 10時57分00秒 | 2020年度・オオクワガタ
事務局チョネです。
2020KLBフィナーレを飾る美形コンテスト。
今年は応募者79名、計124の投票数を賜りました。
お祭り企画ですからね。どうせやるなら盛大に!
任意であるにも関わらず、全ての方に独自目線から
のコメントで、大いに盛り上げていただきました。

今回エントリーいただいた方には個別にコメントを
お届けしています。やはり嬉しいコメントはモチベ
ーションアップに繋がりますからね。
事務局として感謝申し上げる次第です。
それでは2020KLB美形コンテスト上位5頭を発表です。


得票数7・第5位・ヒロインターナショナルさん

222タイトルなし

20211030182832f35.jpeg


得票数11・第4位・柳剛さん
10タイトルなし


2021103023114176b.jpeg


得票数20・第3位・夢旅路さん
12タイトルなし

202111021857318fa.jpeg


得票数26・第2位・Mopar Dorcusさん
9タイトルなし

20211102184633765.jpeg


得票数39(最多得票)・第1位・ろなさん





20211030183038d6a.jpeg


美形コンテスト優勝個体作出者、ろなさんには昆虫
ゼリー1箱を進呈いたします。

今回で2020KLBは全ての企画が終了となります。
2021KLB参加者の方は期待を込めてこれからもしっ
かりとそしてブリードを楽しんで参りましょう。


KLB事務局
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ホームページ更新

2021年10月24日 19時55分00秒 | 2020年度・オオクワガタ

関東の神社仏閣探索シリーズ

・雑司ヶ谷鬼子母神堂
法明寺は東京都豊島区南池袋にある日蓮宗
の寺院。810年威光寺が創建、飛地境内に
子母神堂がある。
1312年日源が日蓮宗に改宗し法明寺と改
称。安産・子育ての神であるとともに法華
経の守護神として日蓮宗寺院で祀られてお
り、江戸時代から名所のひとつとして武士
から庶民まで信仰を集めた。
境内には武芳稲荷、法不動堂、東京都の天
然記念物に指定されている樹齢700年の大
公孫樹などがあり、また雑司ヶ谷鬼子母神
堂は2016年国の重要文化財に指定されてい
る。







日本一古い駄菓子屋・上川口屋 
創業は江戸中期と230年前の1781年



都電荒川線





・とげぬき地蔵(高岩寺)
1596年扶岳太助が江戸神田湯島に創建。
のちに下谷屏風坂(現・岩倉高等学校)に
移り1891年巣鴨に移転。
1945年東京大空襲で建物を全焼し現本堂は
1957年に再建された。
とげぬき地蔵で親しまれる高岩寺のご本尊
は『とげぬき地蔵』延命地蔵菩薩。秘仏の
ため拝見はできない。
とげぬき地蔵」の由来は1715年、毛利家の
女中が口にくわえた針を誤って飲み込んで
しまった際、地蔵菩薩の御影を飲み込んだ
所、針を吐き出すことができ、吐き出した
御影に針が刺さっていたという伝承があり
これに由来する。






1983年創業カレーうどん古奈屋





コロナ感染者数も9月末からの大幅な減少傾
向が続き、旅行好きな我が家もそろそろ旅
行にでも出掛けたいものだ。そんな話題が
上がるようになりました。ただ来年高校受
験を控える長女が完全に受験モードのため
、まずは長女の予定が最優先となります。
このところ休日となると都立に私高校と
母親と志望校の学校見学。
なんでもやはり私立高校も生徒数が減少し
ている影響か、受け入れる側の学校も生き
残りに必死のようで、先生もそのアピール
にはおいては躍起にようです。
当人は思春期でもあり、必死に頑張ってい
る自負もあるので、余計に上手くいかぬこ
とが続くと不安と焦りからイライラが募り
ムラっけもあるので何かと気を遣いますが
それは当然ですね。

一方の次女は姉と比べると性格が真逆。
人と比べ自らを奮い立たせ、勉強を進んで
やるタイプではありません。今は本を読む
のが大好きなようで。
私もLMモンゴメリー"赤毛のアン"
ミヒャエルエンデ"モモ"を選んで渡しまし
た。もう少ししたら赤川次郎も勧めてみよ
うかなぁと思います。





昨日で10月3日に続き、2021年ブリードの
大半の2本目交換を終わらせています。
そしてまだ幼虫も多数おりますが、2020年
ブリードの方もケリをつけ終わらせないと
いけません。
マット交換した期待の蛹も残念ながら87ミ
リの羽パカでしたからね。

本日、滞っていた2021年度ブリードのデー
タ、そして2020年度ブリードデータを一気
に更新することにしました。

放置していたホームページを一気に更新。
ついでに販売ページもアップしました。



今年は大きな同腹個体が全く居ないので、
きっと売れないだろうと考え、価格は例年
に比べて大幅に下げています。
同腹に大型はいませんが、自ブリラインは
迫力ある形状を好む方に、また主水さんか
ら補強したラインは、次世代可能性大型化
への可能性が高いと思います。
興味のある方はご覧下さい。


2020年羽化個体は特徴的な迫力ある個体形
状の自己ブリード累代と、美形形状を残し
ていく予定です。
ただ自己ブリード累代は形状は兎も角、大
型作出に向けたポテンシャルに関してはこ
の数年間で界も感じており、大幅に縮小
していく方向となります。
2020年羽化個体の一部を紹介します。








2021年ブリードはまた2本目と途中経過で
がラインに差があります。
25g前後も多いですが幼虫が若いこと。10
月3日交換分のボトルの喰いの勢いが凄まじ
いこともあって問題視していません。
特に太い幼虫と細長い幼虫のラインに分か
れている点をチェックしましたが、幼虫の
長さがあるものは◎と注目しています。

加湿器フィルターも手配しているので今月
末迄には稼動して対応したいと思います。




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2020年度ブリード羽化個体販売ページ更新

2021年10月24日 13時22分00秒 | 2020年度・オオクワガタ

昨日2021年度の2本目への交換を実施しま
した。まずまずな推移と考えています。
10/3に交換した分はかなりのスピードで餌
を食べている感じがあり3ヶ月持ちそうに
ありませんね。
全て同じ菌糸にしていますので、ラインご
とに食痕が多くても体重が乗っているいな
いなどの違いが出ています。
今年は歴代最高クラスの美形種親個体によ
るブリードなだけに、完品羽化を多く出し
たい。そう考えています。

本日は2020年度ブリード羽化個体の販売
ページを更新しており、そのお知らせで
す。





大きな個体が少ないため、既にイベント用
として大半の羽化個体を出してしまいまし
たので、僅かの個体数ですが興味のある方
はご覧下さい。

ついでに飼育データも久しぶりに更新して
います。合わせ興味のある方はご覧くださ
い。






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2020KLB各部門入賞者発表!

2021年10月09日 08時21分00秒 | 2020年度・オオクワガタ
久留米産地1ライン限定バトル
2020KLB上位結果発表






そして最後は2020KLB上位入賞者発表記事↓


2020KLBを総括しますと、応募(参加表明)を開始したのが2020年2月末ですから、コロナウィルスが全国規模へと蔓延を始めた頃でした。
先の見えぬ中で参加を決断、最後まで完走された参加者の皆様には感謝しておりますが、更に上位の方はこれまでの大会記録(羽化サイズ)を大きく上回る個体を作出されています。それでは1部リーグ、2部リーグ上位の結果発表です。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2部リーグ3位 86.1ミリ・びっしゅさん
20211003140859052.jpeg
2-3タイトルなし

びっしゅさん入賞のコメント

85mmを目標に温度管理などアドバイスを頂きながら飼育しました。まさか86オーバーがKLBエントリーラインで出てくれるとは!しかも自己ベストです。21年は自己ベストを更新できるように取り組みたいと思います。




2部リーグ準優勝・Go Youさん 86.3ミリ
2021100314111960e.jpeg
2-2タイトルなし

Go Youさん入賞のコメント

この度、2部リーグ2位に入賞させていただきましたGo Youと申します。
まずは 1年間お世話になりましたKLB事務局の皆様に、この場をお借りして感謝申し上げます。18年ぶりの復帰でオオクワガタの事を色々と調べていたらKLBの事を知り『面白そうだな〜、参加したいな〜』と思ってはみたものの錚々たる参加メンバーさんを見て躊躇しました。『素人が参加してんじゃね〜よ』『足手まといなんだよ』等と思われるかなと。それでも勇気を出して参加させていただきました。

2部リーグ2位と自分でも驚きの成績も嬉しいのですが、それ以上にメールを下さったチョネさん、クマモンさん、自分のブログで知り合った方々等、多くの人達と交流を持てた事に感謝致します。参加して良かった〜。
今年は1部リーグでのスタートですが自己ベスト更新、1部リーグ残留を目指して頑張りますので事務局の皆様、参加者の皆様、宜しくお願い致します。





・2部リーグ優勝 88.1ミリ・よんぴ〜さん
20211003141407808.jpeg
2-1タイトルなし

よんぴ〜さん2部リーグ優勝のコメント

名だたる先輩ブリーダー様達と同じ土俵に上がり、2部優秀並びに総合3位と言う出来過ぎた成績を残せた事、大変誇りに思います。
初心者の私を我が子の様に気にかけて可愛がって下さったかっちゃん、時にはライバルとして励ましあって下さった2人の兄弟子ゆのあんさんとJoriyaさん、素晴らしい菌糸を安定して供給して下さった銚子オオ古川さん、BRAS鬼崎さん、神長きのこ園神長さん、生意気な新人を快く迎え入れ、応援して下さった久留米ブリーダーの諸先輩方、DSPさん、はーしーさんをはじめとする大阪ブリーダーの仲間達、おとめさんおっちょさんご夫妻、そして鈍臭い新人を嫌な顔1つせずにサポートして下さったチョネさん、クマモンさん並びにKLB事務局の皆様…言い出したらキリがありませんが、ホントに沢山の皆様のお力添え無しには出せなかった結果だと思っております。この場をお借りして、厚く御礼申し上げますm(_ _)m

さて、2021年KLBも既に熱い火蓋が切られております。20年の結果がフロックだったと言われない様今一度気を引き締めて行こうと思います





1部リーグ3位 87.6ミリ・JUUさん
2021100314151801d.jpeg
1-3タイトルなし

JUUさん入賞のコメント

名だたるブリーダーが集う中、2020年度は1部リーグ3位入賞といった結果には満足しています。ただ優勝したい気持ちも強いので悔しさも半分といった気持ちが正直なところです。チャンスがあれば来年こそは優勝を狙って頑張りたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。






1部リーグ準優勝 89ミリ・Joriyaさん
2021100314193850a.jpeg
タ1-2イトルなし

Joriyaさん入賞のコメント

この度2020KLBで準優勝の栄誉に与り誠にありがとうございます。KLBラインで自己最大個体を出すことができましたが、この結果は「かっちゃんのアドバイス」、「素晴らしい種親」、「1年間通しで使わせて頂いた菌糸」、「運」、そして「切磋琢磨し合うブリ友」の一つでも欠けていたら絶対に得られるものではありませんでした。この場をお借りして改めて皆様に感謝の気持ちを表したいと思います。2020年度ブリードは2019年の反省点を踏まえるつもりでしたが、ついつい悪い癖のイケイケでライン数が増えてしまい、ブリ部屋のキャパ以上にブリードしてしまいました。これが、巡り巡って2本目の喰いの悪さに影響したと思っています。苦肉の策で秋温度を長めに取り、冬温度を短くしました。
結果としてKLBラインから89mmと88mmが出てくれましたが、セミ個体もたくさん出してしまい、反省点の多い年となりました。でも、結果は結果として、素直に心から喜びたいと思います。本当にありがとうございました!!

久留米産オオクワガタを本気でブリードして2シーズン、2020年度は30ライン近くブリードしましたが、血の組み合わせで結果が全く異なってくるという、久留米ブリードの醍醐味を実感しました。2021年度は新ブリ部屋もキャパ越えとなるライン数を組んでしまいました・・・。2021年度も久留米の醍醐味を味わいつつ更に上を目指したいと思います!




1部リーグ優勝 89.5ミリ・やまさん
202110031420523f5.jpeg
1-1タイトルなし

1-11タイトルなし


やまさん1部リーグ優勝(総合優勝)のコメント

まさかの89mm.....まさかの優勝......
こんな結果になるとは全く思っていませんでした。
2020年のブリードを振り返ってみると、一年を通して
思い通りのブリードができなかったという印象が非常に強いです。産卵ステージから苦戦を強いられ、自ブリラインはわずか4ライン。幼虫ステージにおいても、菌糸の銘柄・詰め方・リレー・交換時期・管理温度を変更した結果、手応えは最後までありませんでした。
ですから、優勝個体が32gの蛹になった時には驚きましたし、普通に羽化してきたのには更に驚きました。ハッキリ言って何が良かったのか全く分かりません。 組み合­わせと運は良かったのかなと思います。最後に、今年は久留米代表としてBEKUWAコラボ企画にも出場させていただきます。自分から何かを発信するのは得意ではないので、結果を出して久留米を盛り上­げられるように頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします!








例えばですが企画発案当初に思い描いていた久留米縛りを取り払い、一般社団法人化し会員制にした"年間・産地別バトル"の企画、運営。今は豆粒程ですがそれも想定のひとつにはあります。勿論ビジョンだけでなしに運営する事務局側の現実的な視点も重要です。
大型ブリードに於いてPC(Excel)スキルは最低限無くてはならないものとして考えています。今後Excelを覚える気持ちがある方は事務局で指導しながらでもやって行けると思いますが、KLB参加したいが、そもそもExcelを覚える気持ちがない。同じ方向性には向いていないかもしれませんね。今後どう広がっていくのか、もしくは縮めていくのか?やはり変化の時代ですからね。参加者側の視点に立ち、皆さんと一緒に知恵を絞り、考えていきたいと思います。これからも変わらずご協力のよろしくお願い申し上げます。


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近況について

2021年09月11日 18時18分00秒 | 2020年度・オオクワガタ


9月に入りましたので久しぶり本ブログの前置きは大阪単身赴任時の"近畿探索"に続いて関東の神社仏閣探索シリーズへ
第一弾は"穴八幡宮"











1062年奥州の乱を鎮圧した源義家"八幡太郎"が凱旋の折り、日本武尊命の先蹤にならってこの地に兜と太刀を納めて八幡神を祀られたとされる。

穴八幡の由来は宮守の庵を造る際、南側の山裾を切り開いていると横穴が見つかり、中から金銅の御神像が現れて以来「穴八幡宮」と称するようになり、3代将軍徳川家光はこの話を聞いて穴八幡宮を幕府の祈願所城北の総鎮護とし歴代将軍がたびたび参拝、8代将軍徳川吉宗は1728年に流鏑馬を奉納する。我が家の初詣は穴八幡ですが大河ドラマ"麒麟がくる"から歴史に興味をもつようになった次女は、家光、吉宗も参詣した話には興味を示したようです。





KLB関連ブログでは立場的にも話題に取り上げ難い本業、仕事関連の話題。

このところ仕事の方がかなり忙しく、またKLB企画も2020年度の最終提出と2021年度の準備が重なり、それに加えルールの改定とビークワコラボ企画最終調整を並行。特にお盆休み以降は日々慌ただしく過ごしております。
こちらはひと月振りの更新になりました。なにせまだ羽化待ちも多く2020年ブリードが締まっていないことが一番なんです・・・
ただ昨年の同時期は羽化個体販売用の撮影とHPページアップと結局いつ何時も忙しいのに変わりはありません。貧乏性なんでしょう😅




本業では8月に株主総会、取締役会にて新役員を選任、新社長が就任となり組織改編の動きが色々とありました。

そんな中で久しぶりに私と同時期に東京から、インテリアから、大阪本社自動車内装材部門へと異動になった先輩と情報交換の長電話。しかし大阪本社の雰囲気を良く知り、また業界の違いを認識しているものとしては複雑なものが。
趣味とはやはり責任の重さが違います。ストレスに負けず身体に気をつけて頑張って下さい。そう伝えるしかありません。


自動車部門を振り返ると、確かにリーマン人生として最もメーカー的であり、国内マーケットに限らぬグローバルな世界でした。技術系分野でもあり、ディフェンシブ的な仕事内容と、安全部品を提供する製造メーカーとしては不良品、欠品に対する独特の緊張感。ミス、ロスのリスク管理、定期的な原価低減活動と効率化。学ぶべき点は非常に多かったです。

がしかし、これまで"営業マン"として培ってきた理性でなく感性の部分。こいつは売れるのでは?そう直感した際のイマジネーション、瞬時の行動と決断、人脈作りを経てビジネスモデル構築へ。そういった営業としてのやり甲斐の部分ですが、あまりに業界体質が違うため、培ってきた得意分野を発揮する機会が殆どありません。大事な仕事なんです。しかしこのギャップと性格的な向き不向きは本当にしんどい。骨の髄まで理解できます。
また私と同時期、単身赴任でタイへ着任した同僚の話題などもありました。



それに比べて今私の置かれた、横浜市場の再構築は、前向きなミッション下でマンパワーをフルに活かせる自由なポジション。先輩の、黙っていられぬ熱い気質を良く良く知るだけに。売上規模は巨大だが、言いたいことの言えぬ本社勤務の風土。本当に大変だと思います。

たらればですが2人が在籍していた、インテリア前売り部署が、今も拡大路線を続けていれば今回の人事でその先輩は東西の統括部長として役員の道も、そしてその次の番は・・・

ふむ、これも変化の時代。仕事とはいえ自分を生かせるか、体質に合っているか。一体化できるか。楽しめるかが一番じゃないでしょうか。




こちら横浜ではインテリア前売り部署時代、消費者に近い小売業者(家具店、HC、通販、インターネット)に納入していたカーテン、ブラインド、ラグマットといった単品カテゴリーはほぼ扱わず。またターゲット先ではありません。
主に法人、官公庁、オフィスに強い業者への新規開拓に注力。オフィス系タイルカーペット、学校、病院、介護施設のオーダーカーテンはそれでもまだ近しい商品カテではありますが、やはり人口377万人、175万世帯を誇る巨大な横浜市。どうにか住宅リフォーム市場参入の中でビジネスチャンスがないものか?リサーチ含めた模索を続けています。



インテリア内装材における小売物販と住宅関連資材との大きな違いは完成品かどうか、工事を伴うかどうかです。
家一軒建てるのに必要な資材の数は膨大。
そのため住宅関連は商社経由の商流となっており、それも建材系(木材)、管材系(水道)、防水、塗装、にガス、電気と様々な資材があるので職種と職人が携わります。
またそれに新築、改修、リフォームか。
または戸建か、集合住宅か?横浜市の場合はリフォーム市場が途轍もなく巨大で複雑な裾野の広い大きなマーケットが存在するんですね。


こちらでは企業経営者とは違った今の立場を有効活用。この横浜市場において、住関連資材系商社はそれぞれいったいどのような商品を主に仕入れ、日々どのような工事を行っているのか?
小売業界とはまるで異なるのは勿論のこと、内装業者とは違う、近いようで遠い建築、建設業界で実績を積んでこられた支店長、所長にお話を伺うことがなんとも楽しいんですよね。
ナルホド、餅は餅屋なのだな。
ここが強みか?弱味をカバーする考えは?
このルートとこのルートがこうして繋がっているわけか?

そういえば、その昔
・はたらくおじさん
・たんけんぼくのまち
非常に興味のある少年でした。

そういう意味で私は恵まれていると思います。自動車部門では生産管理からデリバリーまで。工事部署の今は新規以外には設計開発と新築ホテル、大型新築オフィス獲得に向けたワーク。

小売前売り部署時代には東京ギフトショー、当社ブースで長く新規開拓を任されていましたし、その前は手織絨毯の海外買付。後半は得意先催事イベントで末端のユーザーとのやり取り。創成期の通販インターネット専門店と組んでオリジナルラグの開発とネットビジネス展開。他にもカタログ通販、テレビショッピングの出演もありました。

同じ企業に勤める営業マンと比べてもこれだけ色々な経験をさせて貰えることはないでしょう。

それでも楽しさだけでいうと手織絨毯のオリジナル商品を展開、国内マーケットで良く売れて喜ばれ、また生産国の海外現地でも特別に感謝され。次はよりもっと。30代半ばだったあの頃は特に楽しかっですね。


さて最後少しはクワの話題も。😅
残りの2020年度ブリードもマット管理分の1/3ですが蛹化が始まりました。
今期から使用している温室で飼育温度は25度だと温度ショックにはまだ弱いような雰囲気ですが、水分量も乾燥し過ぎずに気をつけて管理しており、きれいに羽化しそうです。




ただ蛹室がまだなボトルも半数は見られるので、1度上げて管理して様子をみることにします。













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ブリードルーム増設&2021年KLBエントリーライン紹介

2021年08月10日 06時59分00秒 | 2020年度・オオクワガタ
東京2020オリンピックが閉幕しました。

東京開催ということで、才能ある選手には
それこそ何年も前から世界の檜舞台の活躍
をイメージし、目標を掲げ、鍛錬を積み重
ねてきたであろう若い世代の日本アスリー
トの活躍は素晴らしかったですね。

五輪開幕直前まで歓迎されぬムードの中で
柔道の大野選手、ソフトボール上野選手、
体操の内村選手、卓球の水谷選手が周囲に
惑わされることなく、黙々と準備をこなす
姿勢が精神的支柱となって支えた。どこか
のブログにありましたが、人が安心して
ち込める環境って本当大切なんですよね。
モチベーションの部分で。
仕事でもなんでもそうですが、不安のある
環境下では、最大限の能力を発揮すること
は出来ません。


そして思い入れの人一倍強い陸上競技。
世界との距離をいかにして埋めていくか。
世界と戦える日本を目標に合言葉にして、
選手だけでなく、陸上長距離界全体が一丸
となって取り組んできましたからね。
これまでの過程を知るだけに、ここ数年の
記録更新は目覚ましいものがあり、着実に
進歩していますし、選手が監督がその手応
えを肌で感じるようになりましたからね。
この意義は非常に大きいです。

メダルには届きませんでしたが、今大会で
これまでの歩みを象徴する男子マラソン大
迫選手のラストラン。夢を与えてくれる熱
い走りでした。
人は夢をみれるものを求め、また夢を与え
てくれる存在がアスリートであることをあ
らためて教えてくれたように感じます。





さて今回はKLBエントリーラインについて
。その前に2020年ブリードは未だに幼虫が
30頭後半程おりまして。特にKLBエントリ
ラインは8月末の羽化報告期限迄に間に合い
うにありません。残念ながら2021年は2
部リーグからのスタートとなります。
やってしまいました。

考えられる要因は蛹化、羽化ステージをい
つもより低めに設定(MAX温度を上げ過ぎ
ず、下の温度を下げることで温度ショック
を与える方法を選択)
これはカンタケ菌の特性を勘案し、また4
本目交換を避けるためのやり方でしたが、
ウチではどうも温度ショックの精度(ブレ)
がもうひとつだったのかもしれません。

今いる幼虫は全て発酵マットに入れ替え、
要因として考えられる温度の精度を改善す
るべく、準備した温室とヒーター&サーモ
による羽化促進温度帯の理に切り替えま
た。完品羽化を優先しこちらは2021年度
とは別管理していきます。


また今回温室増設に合わせこの7月に2013
年以来となる大幅なブリードルームのテコ
入れをしています。これは大阪ブリード
ルームで感じた"長所"をこちら市川の方で
も採用することにします。


ビフォー

アフター
 



そして環境面もそうですが血の見直しも必
要になりそうです。
これまで偶数年は2014年度14番、19番を
祖とする自己ブリード累代ラインを軸とし
てきました。2020年総括は、今の幼虫が
羽化してからとなりますが、既に羽化した
個体、種親サイズ、幼虫体重推移、還元率
、羽化率などから判断するに、サイズに関
しては正直なとこ他の久留米、他の有力
血統には追いつけるビジョンが描けません
。残念ながら戦える戦力ではない。

表年(偶数年)は自ブリに拘り続けてきたと
はいえ、目的を達成するには時間が掛かり
過ぎる。そのあたりの考えもあって、主水
さんとは昨年から相談に乗って貰い、また
情報交換を進めてきました。




本題です。
当初予定していた2021KLBエントリーライ
ンは2019年15番.88ミリでしたが、変更し
2019年6番.87.2ミリを選定することにしま
した。




腹部の薄さが特徴的な個体です。

そしてくまパパさんが同腹♂を選ばれた
というのも大きな要因です。
くまパパさんの分まで頑張りたい。






その♂に掛け合わせる♀個体は主水さん
2020年10番早期。

主水さんのところでも89頭産んでいる多産
のライン同腹。しかも♀サイズは59.1ミリ
ですからね驚異的といえます。
ウチでもエントリー数は43頭とやはり多産
ラインとなっています。


この2020年10番は主水さんが飼育元年か
ら継続している嶋原系の形状に拘ってこら
れ、またそれを更に厳選し、平均アベレー
ジ、最大サイズともに現段階の久留米では
トップレベルに到達しているものと思いま
す。(近々主水さんからも羽化報告があるで
しょう。)

また特徴としては、今の久留米主流である
マツノ久留米純血ラインとは異なる点もま
た価値があると思っています。
裾野の広い久留米の可能性の要素として。
上を目指し何年か越しを想定して、作り上
げていくには相応しいと自負しています。
裏方だけでなく、ブリード実績も力を入れ
ないといけません。

まだ未完成ながら伸びしろは十分な♂と規
格外の♀の血を掛け合わせ、KLBエントリ
ーラインとして、2019年15番の美形久留米
と合わせ、2021年度ブリードは欲張らず、
自己記録更新をひとまず目指していきたい
と思います。
既にベテランのキャリアですが、やる気は
十分!新たなビジョンを描きブリードに取
り組んでいきたいと思います。^^






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羽化個体画像アップは遠慮なくいこうではないか!

2021年06月09日 06時23分00秒 | 2020年度・オオクワガタ

長女は中学校3年と受験生。
思春期の女性特有の感情の波、ムラはありますが勉強は熱心に毎日頑張っています。
言われなくても自ら机に向かう、所謂習慣化を身に付ける。勉強しないと何か気持ちが悪いという状態、境地には至っているようです。これは母親である嫁の努力に他なりませんね。

思い返せば私が中高校時代、部活中心の生活でしたが部活が終わると鉄砲玉。
いつ出て行ったのか?いつ帰ってきたのか?両親もその当時はさして気にも留めず、本人自身は"今日の飯は何か?"程度で親とはろくに会話もしない。また干渉されることを極度に拒む、自分勝手オーラ全開の所謂反抗期でしたからね。家ではなんでも許され甘えられるから。なのでしょう。
そういう面で、なんでも話す娘は男とは違いますね。時代なのか、性格もあるのか。
恋愛するようになるとまた違ってくるのかもしれません。

"毎日自ら机に向かって勉強をさせる"
このルーティンを築き上げたことに関してはここに断言したい!なんもやっとらんと!😅


しかも部活が終わり疲れて帰って来てから週5日、10時まで塾に通ってからの、遊びに出掛けたい休日でのルーティンですから。今の子供は大変です。

長女の受験にたいするモチベーションは今の中学校が楽しくない。だから行きたい高校を目指し、きっと楽しい学生生活が得られるであろうステージ、場所を手に入れるために自らが努力する。
また周囲を気にして良くみられたい。傾向が強いと思います。


バスケ部のおかげで走力もついたようで1,000走は4分切り目前。頑張っているのでランニングシューズを新しく購入。
まぁ思春期の娘を持つ親としてはただひたすらに応援団長に徹し、溜まっているようであればガス抜きを。そんな後方支援しか出来ません。勉強も教えられませんからね。



それに比べて人のことなど眼中になし。故に競争心や負けん気を持ち合わせてておらず、マイペースを貫く小学4年生の次女。
こちらは机に向かわせるのがとっても大変、なようです。これも嫁に任せっきり。とはいえ、そんな長女、姉の姿勢を見ていますからね。少しずつ進歩はしているようです。無理強いも出来ませんし、こちらはお姉ちゃんとは比べず、焦らず少しずつゆっくりと。を心がけています。





さてブリードの話題。2020年度の最終ステージである蛹化、羽化状況ですが、35g以下の幼虫はぼちぼちと蛹化も見られてます。しかし大きな幼虫はまだのようです。特にカンタケ菌メインになり、蛹化羽化時期の管理温度を高めに振らず、抑えるようにしてからは毎年セミ化の懸念を感じますね。実際に昨年も20頭近くセミ化幼虫を出しています。
その反省から、2020年ブリードは冬温度をかなり低めで管理。温度の高低差による温度ショックを実施。2019年とはかなり変更改善しているので、その成果は気になるところです。



もうあと2から3ヶ月もすれば一年の集大成となる羽化報告時期を迎えます。

ブログを続けていると良くも悪くも画像含め記録は残ります。
あらためて過去の羽化個体画像を見ると、正直格好良いとは言い難い形状も見られます。所謂"血"のみを優先しているブリードスタイル。

参考までに過去画像を貼り付けます。



写真の撮影の仕方にもよりますが
頭幅が不自然に大きい
顎の形状が良くない


頭が常に下がる
バランスが良くない





綺麗な個体だが大顎が極端に短い


どれも84.85ミリクラスではあります。

ブログ記事は振り返ることができますからね。当時(2014年羽化、2015年羽化)では迫力ある個体と思っていた個体が、今見ると?という気づき、振り返り確認ができることは最大の長所だと考えています。
要するに成長過程、歩みが時系列で分かることに意義がある。そう考えています。

自らが厳選し選んだ種親から無事に生まれ、それから1年以上の期間手間をかけてようやく羽化までたどり着いた個体です。
お披露目の機会を与えてあげることはある意味ブリーダーの役目でもあるのではないかと。

これも個人的な見解ですから賛否はあって当然ですが、主観の入らない、ノギスによる公平な競い合い。誰でもレコードを目指す、日本一を狙うことができることはオオクワガタブリードおける大きな魅力の要素ですが、ともすればそれはサイズ偏重主義として、ある程度のサイズに届いていなければ価値がない。そんな風潮を感じてしまうこともあります。

そうではなく、自分が手掛け作出した個体はある意味で作品なわけです。

サイズが世間でいう大型に届いていようが無かろうが、目標値に到達した個体。お気に入りの形状美を誇る個体は、誰に遠慮することなく、自らのSNS媒体を使って大いにアピールされることを推奨したい!!
そういう流れになったら良いなぁと。
以上が今回の記事で伝えたいことでした。



ウチも2020年ブリードは





・左画像 2018年6番85ミリ
2020年1〜3番
今となっては久留米では全盛とはいえないメルリン系累代。同腹で大型サイズは他にもいたが敢えてサイズは小さいが、バランスの良い将来性のある個体を選定した系統の累代で、ヘドロ菌糸の中で無事羽化した生命力と美形に期待する系統





・真ん中画像 87.5ミリ羽パカ
2020年4〜6番
1〜3番と同じくメルリン系累代。こちらはサイズよりも大顎の迫力ある形状を累代したいとイメージしている系統。羽パカのマイナス影響を乗り越え羽化した個体に期待。






・主水氏補強 87.3ミリ(89.2同腹)
こちらは最大サイズに特化した系統。果たして目標達成なるか。




勿論私自身備忘録ブログとして、羽化報告及び総括、そして気に入った個体が誕生した場合はサイズに関係なく大いに自慢の個体をこちらにアップしたいと思います。^^



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2021年ブリード♂種虫試し産卵など

2021年04月25日 06時27分00秒 | 2020年度・オオクワガタ


備忘録ブログは久しぶりに家族の話題から。長女が小学生の頃、仕事がない大半の週末は公園に出掛けて遊んでいたわけですが、流石に中学3年にもなると、恥ずかしいのか、ウザいのか。2人で公園に出掛けることは無くなりました。まぁ思春期ですから。

思春期といえば先週のラジオ番組の特集14歳のプレイリスト。人は14歳のときに聴いた音楽でその後の音楽の好みが形成されるという。トップアーティストたちが「14歳のときに聴いていた(好きだった)音楽」をテーマに語り合うといった、まさにストライクな興味ある特集番組がありました。

もしもゲストに呼ばれたら(呼ばれることはありませんが) 2時間は喋り続けられる自信があります。^^

当日はスピッツ草野さんとあいみょんの対談。あいみょん曰く、小学校3年生の頃に聴いた"春の歌"からスピッツに目覚めたといった話題や、14歳からギターを弾き始めたこと。お互い陸上部だったなど、自分と共通する話題には勝手に共感を覚えました。

家に帰って早速、家族にその話題を上げることに。"14歳で聴いていた曲は何か?"

嫁はドリカムに渡辺美里だそうです。
そしてまさにど真ん中、14歳の長女。多感な思春期ですが、実は普段音楽をあまり聴くことがなく。ラジオ番組は最近良く聴いているようですが、もっぱらの興味はお笑い芸人。私からすると少し勿体ないなぁと。しかしこれはがりは押し付けることは出来ません。

まだ小学4年生の次女はポケカラで良く歌う"あいみょん"のようです。^^
ちなみにあいみょんは浜田省吾にも影響を受けているんですよね。次世代へと繋がっていく、時を超えて不朽ものを残すという作業、仕事には価値を感じます。


私の中学時代は歌謡曲全盛期。松田聖子に、中森明菜、トシちゃん、マッチに演歌も流行していましたが、当時聴いていた曲、私が影響を受けていたアーティストを挙げるとすれば
・オフコース
・ユーミン
・佐野元春
・大瀧詠一

オフコースはWe are・over ・YES-YES-YES
レンタルレコード店で借りてきたレコードをラジカセで高音質のカセットテープでダビングして聞いていました。(今となってはどれもが懐古的)美しいメロディーラインと切ない歌詞は思春期恋愛ソングとして、女子も大人気でした。ユーミンも同じ系統ですね個人的には。クラスの女性でコピーバンドを組み演奏していました。懐かしい🎶

当時、また別の系統として、その全てにおいて去勢を張る、舐められたら終わり。ツッパリ路線もまた全盛期の時代。
それも嫌いではありませんが、好みとしては家でゆっくりと聴くには上記アーティストのラブソングが多かったです。
振り返ると、読書の影響でしょうか。当時から偏った、硬直した概念よりも柔軟な発想や妄想がより多感な時代の感性を支配していたのでしょうか。


そして佐野元春
歌謡曲とは一線を画す、小気味よく爽快なサウンドが詰まったベストアルバム"ノーダメージ"は擦り切れる程に良く聴きました。後の高校でクラスメイトに佐野元春を広めましたからね。
また同じような系統では大瀧詠一
透き通る濁りの無さ、ライトな感性が合ったようで、ナイアガラトライアングル、A LONG VACATIONはやはり何度も聴きました。
若い世代にも伝わるのではないでしょうか。

その後、高校時代に良く聴いていたBOOWY、レベッカ、大学から、バイト時代に、バイクのひとり旅で良く聴いていた浜田省吾。
社会人になって、同世代のミスチル。
これらアーティストに共通する部分は歌詞あっての曲。私の場合はそう思っています。



そんな14歳のプレイリスト、虫の名曲を聴きながら、ブリードのスタートでも最も重要な産卵ステージ、ペアリングを開始しています。

特に前回のブログで触れたように、今期の♂種虫は19-KU-1508.88ミリとKU-609.87.2ミリ
とバランスが良く、形状面で完成度の高いタイプと、薄さが際立ち、今後完成度を上げていきたい2頭をメインとし、♂種虫を絞ったラインナップを組むこともあって♂に種があるかどうか?確認しながらのペアリングです。










KU-1508はペアリングが上手いようですぐに種の確認(有精卵の確認)ができました。







ただもう1頭のKU-609は試し産卵を行うも、上手くいかずになかなか卵を確認することが出来ません。
翅から内側に入ったお尻の影響もあるのか?
まさかの種無しの不安もよぎります。



そこで実家ブリードルームから既に仕込んである植菌カワラ材の中でも良質な材を選んで引き取り、試し産卵セットへ投入。
どうにか3週目にして卵を確認することができました。





この苦戦状況にふと思ったのが、同腹の♂を昨年お譲りした方の状況が気になりまして。くまパパさんに産卵状況について確認をしようと思っていた、そんな矢先に突然の訃報でした。
マツノプレミアムライン中心に2021年度の久留米補強状況も良く知っていましたし、相当の熱意と情熱をもって今年挑まれるため、注目しているブリーダーのおひとりでもありました。
また私がこの趣味をどう取り組んでいきたいかが伝わり、ご自身もしっかりとした目利きポイントや独自のブリードスタイルもお持ちでしたので、ブリード仲間としても今後お付き合いをと考えていた方でもありました。

実際昨年直接お会いしてお譲りした19-KU-609同腹KU-611.85ミリ



良質のある方であり、とても気さくで、前向きで、チャレンジャーでもあり、この趣味を楽しみにされ、なによりも心ある方だったことが皆さんの言葉からも察することが出来ます。
"来春から本気でブリードをやりますよ" 
"なにかお力になれたらと思います"
" LINEのやり取りを読み返すと涙が出ます。

くまパパさんのご冥福をお祈りいたします


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2021年ブリード 候補発表

2021年04月04日 12時17分00秒 | 2020年度・オオクワガタ


コロナ禍で暗いニュースばかりが続きます。大阪のコロナ感染者数も3日連続で600名を超え東京の感染者数を5日連続で上回っており、本社も関連企業もピリピリとした雰囲気が続いているようです。とはいえ今年も4月となり世間では新年度を迎え、気持ち新たに心機一転といったところでしょうか。
ウチの父親も子供たちの勧めで先月からデイサービスを受けることになります。昨年の暮れに入院し、自動車運転免許証も返納。心機一転気分転換となれば良いのですが。

少し数字の話題について触れます。
年度末の繁忙期も一旦落ち着きました。これまで東京からの大型物件のみの対応で、細かなフォローを疎かにしていた神奈川エリア再建中の横浜営業所。
ここまで厳しかった数字ですが、東京支店からの物件もありまして、この3月は前年比は売上、利益ともに280%と単月の前年比は全国でも断トツの数字。多少なり今期に挽回することができました。


ウチの長女も今年は中学3年生と受験生。休日も部活がある中、週6日21時半までの塾通いですから相当にハード。しかしそれに引っ張られることもなく、マイペースに過ごす小学4年生の次女。こちらは刺激やプレッシャーとは無縁で一向に響かぬタイプ。何かと慌ただしく、また刺激(プレッシャー)とのんびりが同居する日々です。



ツイッターでも触れましたが今年のKLBバトルは既に海外からの参加者が4名。
お2人のFacebookを拝見、既に系統表も完成し気合十分の様相です。
ビークワレコードも既に幾つかの日本産、外国産種では海外の方が獲得されており、その実力は未知数ながら日本勢も安閑としてはおられませんね。今年新年度はビークワコラボ企画もある2021年KLBバトル。
今月末が締切です。







さて落語でいえば"枕"前置きの本題、"数字"というものはどうしたって窮屈で縛られるもの。数字(サイズ)を目指すこの趣味でもブリードを辞めてしまう要因のひとつにもなる。そう聞いたことがあります。

・実績(サイズ)がなければ離れていく
・数字(サイズ)が出なければ自分に価値がない

確かにこの考えが極端だと実に窮屈。
縛られず自由に。自由の定義は人それぞれですし、置かれた状況、タイミングなどにもよりますが、他人の評価に執着し過ぎず、縛られず自由に挑むよう捉えれば然程苦痛にはなりません。


私がこの趣味を始めた当時の置かれた状況とタイミング。当時40歳を迎え体力には自信があったが、いつまでも体力自慢でがむしゃらに仕事を続け勝負するわけにもいかず。
数字を管理する側になり、日々数字に捉われ反省も検証もなしに次から次へと。そんな忙しいだけの営業スタイル、環境に対し"これで良いのか?"そんな疑問を持っていた頃でした。趣味くらいプロセスを大切にじっくりと挑みたい。多少実績が下がったとしても、また立て直せるだろう、大丈夫。

ウチの2人の娘
人と比べる、他人の評価が気になる
全く他人のことなどお構いなし
執着と無執着
両極端な2人ですが、今後の人生をしっかりと自由に渡り歩いていけるのか。多少実績が下がったとしても、また立て直せるだろう自分なら大丈夫。置かれた状況立場によって違いますが『縛られず自由』その本質を理解し、あまり窮屈にならず歩んで貰いたいものです。








さて今回の本題は2021年ブリード候補
今年は♂種親は2頭に絞り込みました。
19-KU-1508 88ミリは歴代ブリードでは最も完成度が高く、バランスと美しさを両立したと自負。ブリード11年目に心機一転、今後祖となる個体として期待を寄せています。その♂に合わせる♀候補は、今回血の配合にあまり拘らず、アウトライン中心に掛け合わせます。どんな個体が次世代に現れるか、多様性も楽しみたい系統です。


一方の19-KU-609はまだ未完成ながら特出した形状に可能性を感じており、足りない部分を補う、作り込むイメージで挑む系統。






2019KU-405 56ミリ
♂は1頭のみ羽化(85ミリ)と評価が不明な4番系統から選定。ウチではまだ数が少ない胴体がストンと縦に伸びそうなイメージを持つ個体です。




2019KU-808 53ミリ
2019KLBエントリーライン(87.3同腹)
全体的に薄く細身の個体が多く出ている中から選定。お尻がUの字で美形個体。




2019KU-1409 58ミリ
同腹羽化実績は81ミリ、♂平均アベレージは77.9ミリと19年1番ライン同様の外れラインながら、大顎、前胸、バランスと掛け合わせた個体を見てみたい理由で選定。
こちらのお尻はVの字です。



他19-KU-1508 に掛け合わせる予定の補強個体はご覧のとおり、久留米の名だたるブリーダーから豪華布陣を集結させています。同腹成績はさることながら、形状も様々。自ブリのみといった拘りを取っ払い、久留米のみならず、能勢各血統を追いかけるべく2021年度に期待が膨らみます。














2019KU-606 51ミリ
下半身がもうひとつ物足りないながら、次の次を勘案したインブリード。大顎のバランスは6番ラインらしく悪くありません。




2019KU-802 54.3ミリ
やはり未完成な形状ながら、大きくなりそうな雰囲気があるため、やはり血の濃いクロスラインをと選定






2019KU-1205 55ミリ
こちらも12頭中9頭が♀で♂最大83ミリと評価が不明ですが、♀の形状は自ブリでもトップクラス。細身で美形のため選定。

他19-KU-609 に掛け合わせる♀補強個体は先に述べたように♂の形状の足りぬ部分を補填する要素と、未知数可能性を優先。




今年も数字(サイズ)を目標値として挑みますが、数字に縛られず、自己ブリードのみといった縛りにもとらわれず、他人の評価を気にし過ぎることなく、但し刺激を求めやりたいよう楽しむことにします。


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運気を数年の単位で客観的に眺めてみる

2021年03月22日 06時59分00秒 | 2020年度・オオクワガタ

 

 

昨日のブログ記事の前に保存していた、頭を整理しておくため備忘録ブログです。
 
 
数年間単位で客観的に振り返ると、運気にも関連して自分のこととはいえ面白いものがあります。運気を12年周期とすれば12年前の当時、仕事に忙殺され次から次へと振り返ることもままならず、流されていると感じていたあの頃を思い出します。ブログを書いてみようか?漠然とそう考えていたような。やはり虫ネタがないので、興味無い方はスルーでお願いします。^^;
 
 
 
 
 
大阪本社自動車生産管理部門に着任したのが2019年4月ですから、あれから2年の月日が経過したわけですか・・・
この2年間はかなり濃密な期間を過ごしてきた自負があります。特にコロナ禍よりも自分自身にとって一番大きかったことは、部署異動直後から始まることになる、ギャップ、葛藤、頭の切り替えに戸惑ったあの経験に他なりません。
 
なにしろこれまでこれで良いと思ってきたことが、これではダメなんだ。しかしこの考え方が間違ってはいやしないか?そうかやはり通用しないのか。この歳で自分の無力さをトコトン思い知ることになろうとは思いませんでした。そこそこはできるだろう。そんな自負心を打ちのめされる経験は大きな収穫でした。
それを経た今は気負いが減り、以前よりも等身大でいられる気がします。大阪での生活を経て、仕事上も当ブログの表現においても、多少躊躇が減りストレートになったような。まぁ色々と大変でしたが仕事ですし、自分自身の人生とって一皮剥けた気がしています。
 
 
 
 
着任当初の4月からは自動車業界とインテリア業界、その大きく異なる体質の違いに困惑。管理職といった立場もあって、インテリアの営業管理職にどんな仕事が出来るのか?社内では色眼鏡で見られるわけです。ペーペーではありませんからね。当然全て受け入れる心構えです。仕事のキャリアはありますが、こちらでは所謂ゼロからのスタート。いち早く自動車業界の職務と慣習を吸収し、即戦力になるべく頭を切り替え挑んでいたわけです。
しかし実際にはゼロからどころではありません。マイナスからのスタートでした。これまで培ってきた考え方、仕事の進め方がまるで違うわけです。キャリアが発揮できない、通用しない現実にいきなり直面しました。
 
例えれば、インテリアの営業職ははある程度自分の裁量が認められており、瞬時の判断を求められるケースが多くあるんです。
何ひとつ上にお伺いを立てていては相手先との商談成立に至りません。分からないことは持ち帰るにしても、その都度知識と情報を引き出しの中から咀嚼し交渉に挑むわけです。

しかし当時は何ひとつ判断が出来る知識と情報が不足しています。それに加え、個人がその責任を負うことがタブー。悪くいえば誰も責任を取りたがらない。よってほぼ全てのことは会議により部署判断として扱われていくことになります。
当然人間考え方はそれぞれ。立場によって当然物事の捉え方も違います。毎回日々の社内会議は正直キツかった。"体質に合って一体化出来る環境下で、人は頑張れるとするならばね。正直なところここは自分の能力を発揮する場所とは違うのかもしれない"と。
 
"いや世界に拠点もありグローバルでやり甲斐のある大きな仕事だぞ" 
"いやいや、自分のポテンシャルを最大限に生かせる環境が重要なのだ" 
信頼を得ることもひとつひとつ日々の積み重ねに他なりませんが、とはいえ結果成果をすぐに求められる。そんな日々の葛藤も懐かしいものがあります。
 
 


同じ営業職でも攻め(販売)に特化し商社的にモノを動かす営業もあれば、モノを作り一から十まで完結し納品する。どちらかといえば守り、ディフェンス特化型の営業職種もあるわけです。逆の立場、製造部門に精通し経験の豊富な側から見れば、モノを知らぬ口だけの営業に何が出来るのか。それは当然でしょう。特に命に直結する危険部品を扱う、製造するポジションですから重みも、価値観もDNAも違います。精度の大切さ、何事も簡単に習得することはできないということです。

製造部門の重みを感じる一方、凝り固まった発想、考えではその先には発展しないことも感じました。本当は何がしたいのか?
 




 
今現在は昨年の7月から主にインテリア内装材を扱う横浜営業所に着任。大きく生活スタイルが一変したコロナ禍が続く中だからでしょう。割とまだ大阪にいるんじゃないの?そんな方も多いようですが。今は全国の各営業所拠点の立て直しといったミッションの中で頑張っています。
 
昨年7月から既存ルート掘り起こし、大型案件ワーク、新規販路開拓といった主に3つの課題に着手。課題のひとつである大型案件は幾つか獲得していますが、日々のコンスタントな受注数が少ないことが横浜営業所としての課題。売上ボリュームが足りない。
東京から近いため、この数年は東京支店で対応してきたツケですね。地道な既存先フォロー、注文の流れに繋がる設計販促が全く行き届いていなかったわけです。コロナ禍もあり特に営業訪問に苦慮する中、ようやく現場案件と見積の数が少しずつ増えています。やはり会社対会社の仕事よりもマンパワーを発揮できる仕事の方が正直楽しいです。なんでも自分が楽しくやれる方が頑張れますから。
 

 
思いつくまま、まとまりに欠けた記事で恐縮です。要するに、根本的に世の中は色々な人がいるから社会が回っている。適材適所は存在する。しかしその判断はそれなりの経験を要す。またそこに長く携わることで価値観は良くも悪くも固まるもの。だから色々な考え方が生まれるのは至極当然なこと。愚直な経験の積み重ねは重くて強い。それでも現状維持だけでは生き残ってはいけぬ。その現状を切り開くパワーの源は目的意識と信頼関係にある。
目に見えぬものですが、上記を逆に取り上げると分かりやすいかもしれません。
 
長く携わらぬため価値観が定まらず、色々な考えを受け入れられず、軽くて弱い。現状維持で生きていこうと目的意識も持たぬ故、信頼関係を育むことはない。
 
色々な人が存在するのがこの世の中。では自分はどうしたい?本質で考える習慣を持つことが大切な気がします。根っこの部分ですね。もしくは空っぽのモナカに餡を詰めていく作業か。
 
本当は自分はなにがしたいか?
やりたいことをしていない人と一緒にいることは苦痛です。しかしそんな人の影響を受け自分が燻り続けるのもナンセンス。
やりたいことが分からなければ見つけること。ひとつのことを真摯に愚直に続けぬことには、本当にやりたいことが分からないかもしれません。

またやりたいことが見つかり、それに向かって歩む人と、同じベクトルで目的に進むこと、一緒にいることは楽しいもの。
人間はどうしたって環境に左右される生き物ですから。

今は自分にしかできぬことをやり続けられれば良しです。
 
 
 
 
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2021年シーズンの準備

2021年03月08日 06時12分00秒 | 2020年度・オオクワガタ




このところこちら悠久ブログがご無沙汰しておりまして。実は私なりに、ちと思うところがありまして。仕事も3月の年度末は休日返上の予定が続き、KLBの取りまとめも今年はビークワコラボ企画も重なりますからね。それなりの負荷が掛かるわけです。そうするとですね。チョネ的には性格的にいつもの真面目モードから抜け出したくなるわけです。それがオヤジギャグだったり、ボヤキであったり。キャラ的には途中で頓挫しない、決して諦めない。そんな安心感が売りなもので。キレることはありませんが。今回は心のボヤキですな。


大型血統によるブリードへの挑戦も、こちら当ブログも11年目を迎えます。
ふと、同じようにブリードをブログを続けていく方の存在の少なさを感じまして。流石に減ったなぁと。

時系列を振り返られるブログを所用しているとですね。偶然の必然か、同じ時期に同じ趣味を始められた方との仲間意識、同期的な感覚を持ちますし、またそれがこの趣味の媒体を通じ交流を繰り返し、リアルでも何度か集う🍻中で、やがて年齢や立場を超越し、いつしか友人関係へと発展し繋がっていきます。大人になってから友人関係が新たにできる。素晴らしい趣味だと思います。


とはいえ、全てが良いことばかりではありません。どんな世界でも長く続けていきますとそりゃ人間ですから。誰しも多少なり人の嫌な部分も見えてくる時もあろうかと思います。潜在的な不満が少しずつ蓄積、どこかでいつしかそれが爆発しトラブルに発展することもあり得るわけです。

そういった人間関係の綻びの中で、その最たるものは"自分さえ良ければ"といった考え方が見え隠れする時ではないでしょうか。もうひとつは"お金"に纏わるトラブル。やはり根本的にはこの2点が大きな要因でしょう。

鑑賞目的だけではない、目標値のあるブリードの持つ性質上、この趣味では割と起こりやすいのかもしれません。他には考え方、価値観の相違が挙げられます。


無論楽しい面が圧倒的ですが多少そういった裏側の部分もこの10年の間に見てきましたからね。確かに"自分本位とお金"に対する注意喚起、警告自体は間違ってはいません。しかしそれも度が過ぎると、どうなんだろう?そんな気がしているわけです。


"自分さえ良ければ、お金目的" いやいや、けしてそんな者ばかりじゃ無いぜと。情報発信を熱心にしている奴はその裏にきっと何かある。いやいや、一緒くたにしてくれるなよと。

確かに自己防衛をして生きていかねばならない世知辛世の中ですからね。ある意味仕方無いとは思うものの・・・
盛り上げていきたいのに、盛り下げてばっかりじゃ追いつかんわな、かなわんなと。

当ブログも有益な情報かどうか。甚だ疑問が残りますが^^;、少なくともこれからブリードを始める方にとっては、割と知りたい情報もあると自負しております。また情報は各個人で取捨選択すれば良いわけですがそんな情報の発信も、大半の方がそういう風に考えているとしたら・・・
何かとても馬鹿らしく思えるわけです。
大人げなくややへそを曲げた。そりゃ人間だもの^^以上チョネのボヤキでした。





さてウチの2020年ブリードですが、3月に入り昇温を開始。同時に越冬から期待の種親も起床させています。
昇温の方ですが、年間でも3月、4月は1日の寒暖差が最も激しい時期です。また外気圧も大きく変更する時期。
そのため、温度の安定には気を使っており、エアコンの他にサーモ機能のあるオイルヒーターを駆使しています。
それでも微調整レベルの温度ブレはこの時期なかなか難しいところですね。



それぞれブリーダーの置かれている環境は異なります。また温度変化については対策前と対策後のデータを取り、それぞれを比較することで対策の効果について確認出来ます。条件を合わせたビフォーアフター。検証にはこれが最も重要です。

外気温の上下差、外気圧の変動については気象庁のHPで誰でも入手が出来ます。
一度ご確認してみては如何でしょうか。



それに比べ種親の起床については割と緩めです。毎年ウチではこの時期ワインセラーを使って種親を起こしてきましたが、実家ブリードのため餌やりのため頻繁に通う必要が出てきます。
そのため、今年は何年か振りに東京のマンションで種親を管理することに。

以前使用したこともある電気毛布を復活。オイルヒーターと同様、日本製を選択。割と細かな温度設定が出来るので重宝していますが、大きさ約1畳程の電気毛布を、段ボールの中にくるみ、25から27度程で暫く管理してみました。
とはいえ寒暖差の激しい時期です。この簡単な管理方法で、果たして温度は安定するのか?電気毛布は使えるか?
新たに温度計を購入し、この1週間のデータを取っています。




大切な種親ですからね。特に急激な温度上昇が発生すると、種親にダメージが残ります。またこの時期は常温だったり、低い温度帯だと餌を与えてもなかなか起床してくれません。この温度計過去のデータも記憶してくれるのでちょっとした管理では使えそうです。




そしてこのブリードの趣味において、かなり重要な産卵ステージ。産卵させることが出来なければ始まりませんからね。
今年で3年目となる自作植菌カワラ材。こちら過去ブログでも取り上げていますが失敗経験から学ぶこともまだまだあります。

特に今年は良質な産卵材が少なく、今後も不安が残る中ですからね。自作した植菌カワラ材を使った産卵はひとつの選択肢にな
るのではと思います。
このあたりをテーマにしたブログ記事ですが、当ツイッターでいいね数が目標数に届けば、ブログ記事にまとめて公開する予定です。興味ある方は
までいいねをClickしてください。
いいね数100以上の場合は、真面目に植菌カワラ材記事をまとめたいと思います。
ただ届かぬ場合はスルーとし、次回は種親候補紹介記事をアップしたいと思います。
ではでは。








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カンタケ菌対策

2021年02月07日 09時33分00秒 | 2020年度・オオクワガタ

今回はカンタケ菌の対策について少しだけ試みていることについて取り上げたいと思います。そういえばビークワ78号でカンタケ菌飼育について取り上げた記事があるようですね。実はまだ拝読してはいません。まぁあまり気にせず、思ったことを書くことにします。^^;


私のところでは2017年2本目から1部をカンタケ菌に変更、初年度はメインのウスヒラタケ(オオヒラタケ)菌と併用して使用しています。正直当初は菌の活性温度含めたその違いには戸惑いましたね。何故なら従来使用していた菌種とは割と大きな違いがあったもので。

具体的な違いとしては子実体がほぼ生えぬこと。これは正直管理する上ではかなり扱い易くて楽になりました。その他菌糸ボトル表面の痛み度合いがエモいこと。いや使い方が違うな?痛み具合がエグいことでした。離水量が多いため、なにもしないとかなり傷んでいるように見えます。



8ヶ月放置した菌糸ボトル表面
※余分な水滴をそのままにしたボトル



もうひとつカンタケ菌が高温には弱いといった特徴です。1本目、2本目は幼虫も育っているし、そこは良いとして3本目の羽化ボトルとしてはどうなんだ?


試しに放置し加水分解が進んだこちら菌糸ボトルに幼虫を投入してみたところ、案の定すぐに暴れ、ドロドロの状態になっています。仮に幼虫が蛹室を形成する前の羽化ボトルがこの状態だとしたら・・・

そんな疑問と不安の逆算から、昨年からある対策を試みています。




話題は戻ります。業者様のアドバイスもあって、カンタケ菌の使用感に慣れてくると、想定以上に湿度調整が重要であると判断、これまでのウスヒラタケ菌よりもかなりな高湿度管理に移行。また更に菌糸ボトル内の水分推移を見るようになってからは菌の状態が安定しています。

また飼育温度についてもカンタケ菌を使うようになってからは年々管理温度帯が下がっています。これは3本目交換時の幼虫の状態から判断しています。

派手に食い上がらせるよりも、丁寧に食わせて栄養が残っている状態をイメージ。2本目以降の成熟期を過ぎてから、古い餌を与え続けるとどうも若さが失われる幼虫が見受けられ、また安定した場所に居座ることなく、暴れて動き回る幼虫も艶のない黄色くなった幼虫が多い。

このことから、カンタケ菌の管理において重きを置くように心掛けてたことは、新鮮な菌糸内環境を続け、居食い状態を維持させる。よりフレッシュな状態をイメージした管理を行う。

それでは昨年から試み、今年は更に菌糸ボトルの表面への対策を施している点を紹介します。



・菌糸ボトル表面にfe3+濃縮成分液を塗布
・菌糸ボトル表面に園芸用殺菌剤を塗布
・菌糸ボトル表面に保湿剤を塗布
・菌糸ボトル表面になにも対策せず





今期この4本の1400ccボトルを半年間放置、表面の痛み度合いと菌糸ボトル内のpH値、水分量を比較した検証をしています。

幾つかの検証については一昨年アトムさんにオフ会時に教えていただき、昨年2019年度でも実験をして、それなりの効果を感じています。上記の幾つかは今期3本目の幼虫投入分にも試しており、その違いにも注目しています。その中でそこでひとつ大きな発見がありました。これはブリード管理上には大きなメリットだと思います。


ただ経過観察段階でこれから飼育上でマイナスなデメリットの発生も考えられるため、成分やその使用料についてはこちらでは割愛させていただきます。ご了承ください。
まぁなんでも試してみないと結果は分かりません。中には対策をやり過ぎた菌糸ボトルもありますが比較検証の答えが出ないと意味がありませんからね。

以上今期カンタケ菌対策についての記事でした。



次回は2021年の種親候補の話題について触れてみたいと思います。


今晩は麒麟がくる最終回
もし本能寺の変が世の中に無かったら?そんな妄想をしながら楽しみたいと思います。^^

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2020年度2本目総括・幼虫画像比較

2021年01月30日 08時19分00秒 | 2020年度・オオクワガタ

このところブログ記事用のサムネイルを簡単ですが作成し記事をアップしています。そのおかげか訪問者数、過去記事含めた検索回数が増えています。昆虫カテゴリーはツイッターが全盛、その中心だと思いますがYouTubeをされている方も増えているようで。流石にYouTubeチャンネルを開設して続けていく時間は取れませんが、ジャンルを問わず興味のある趣味や面白い題材などは見ています。
昨年単身赴任先では料理に関する情報はかなりお世話になりました。アプリのクックパッドはかなりの頻度で利用しましたがYouTubeでも即席ラーメン、鍋は参考にしていましたね。また近畿探索に毎週出掛けていたので、歴史系YouTubeは完全に嵌りました。陸上系、格闘技系も興味があるので時間があると視聴しています。
気になる昆虫カテゴリーでは虫蔵さん、めんTさんが登場したことのあるTOP GUNチャンネル。KLBに参加されている夢旅路クワカブ部(KLB交換編もそろそろか?)他にもお会いしたことのある方は、たまにタイミングが合うとですね。

ここ数年、この趣味の急速な認知度アップとブリーダー人口の増加に関しては全国各地の昆虫イベント、TV番組"昆虫すごいぜ" 、そしてYouTubeチャンネルが大きく貢献していると思います。

趣味に限らず裾野が広まると競走が生まれ市場が大きく育つ。"競争なくして成長なし"論理学的にはそうだと思います。それでは"経済成長の主たる要因って何?"
何だと思いますか?

普通考えるのはより良い暮らしがしたい。そんな成長思考、本能的に留まることを知らない物欲の増殖ではないでしょうか。
もしくは人ではなく資本、資本の自己増殖が経済の原動力か。しかしそれでは資本が少なくなると止まってしまいます。
この日本では資本利潤率の低迷が長期化し先の見えぬコロナ禍ですからね。


では何なのか?それは"技術革新"なのかもしれません。日本国内でもエネルギー、医療、通信とあらゆる分野で技術革新が進み、革新へ向けた巨大な投資が資本を常に活性化させてきたことも、資本主義の日本をこれまで支えてきた重要な要因だと専門家の知見にあります。革新は組織の革新、法律制度の革新と多方面に及び、革新こそか成長の主因になり、その継続により資本は活発に働き続け、資本蓄積に繋がる。今回の悠久は深いぞ。この深さはYouTubeにも劣っていませんし、方向性も間違っていない。そう自負しています。(これぞ自己満足)






さて今回は2020年度2本目までの総括。
40gアップは例年よりは少なく、もうひとつ物足りない推移ではありますが、①自ブリラインの出来不出来についていえば、種親サイズからすればまずまずか。ポテンシャルレベルに成長していますし幼虫の色艶も悪くありません。

・ラインごとの幼虫体重推移アベレージ


2018年ブリードでは先代の松野御大の仰っておられた一度小さく羽化させて整える。偶然の必然か、引越しもあって9ヶ月程放置することになった2018年度ブリードで無事羽化出来た個体の18-KU-605を使用した1〜3番ラインは薄くて華奢な個体を選別した系統でもあり完品羽化率には期待して良いと思います。ただ平均体重は他ラインに見劣りしますね。ポテンシャル通りといったところか。

次に大顎の迫力があり形状を優先している4〜6番は、♀の食性遺伝に差が見られなかったこと。添加剤の影響を多少受け幼虫があまり採れなかった点は前回記述したとおり。おそらく横幅に出やすいと思われ♂幼虫数も少ないために羽化ステージの管理にはひと工夫が必要となります。完品羽化へ向けた対策ですね。


6番以降にはサイズの期待が膨らみます。自己最大サイズを目指しポテンシャルを最大限に発揮させる管理ですね。勿論限られた条件下で、まだまだ失敗もすると思いますが、悠久ブログらしく"革新"で行きたいと思っています。



ひとつの目安にしていた②幼虫体重35g以上5割を超えるか?2020年ブリードではクリアすることができました。やはり自己ブリード中心の年は"餌慣れ"もあって体重は乗ってくる傾向にあります。ここから1ヶ月弱で温度を下げ、蛹化羽化ステージに入っていきます。





総括は以上となりますが、体重が重くても、やはり羽化出来なければ意味がありません。無事に羽化させることが重要となります。
そこで今回は、過去の幼虫画像を抜粋。
羽化した幼虫と羽化出来なかった幼虫の画像を比べてみることにします。





16年ブリードの幼虫色艶の悪い所謂老けた幼虫で、見ただけでも厳しい印象がありました。ちなみにこの年は飼育前半の温度帯が高めで40gアップも15頭程度出ていましたが、軒並み★となっています。



同じく16年度、見るからに元気がありません。






16年と19年の幼虫画像。全体的に透明感がなく真っ白な幼虫はウチでは羽化までたどり着かぬ場合が多い気がします。黄色味がかり老けた幼虫はかなり羽化率悪いのは良く分かるんですがね。皆さんはどうでしょう?







続いて無事羽化した幼虫の画像





幼虫の色艶の他に糞の状態も注目しています。








最後2020年の幼虫画像






無事羽化させることができるか。







自己ブリード累代で選別し整えた個体




迫力ある大顎の形状を受け継ぐ個体




89.2ミリ同腹のポテンシャル




羽化シーズンが待ち遠しいですね。








コメント (2)
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2020年度・3本目への交換その②

2021年01月24日 07時00分00秒 | 2020年度・オオクワガタ
単身赴任の大阪から東京に戻ってから7ヶ月になりましたが、たまに無性に大阪の味を食べたくなることがあります。毎日通った天六商店街はいつも活気があってね、関西らしさと食を堪能していました。特に今は外食も自粛しているだけに尚更です。コロナ感染が落ち着き、次に大阪に訪れるまで、楽しみをとっておくことにします。






2020年度自ブリ累代ライン交換報告に続き4番から6番。




こちらの♂種親はjohnny the 30さんから補強個体。父方はウチの2016年7番と9番ですが、特に大顎の形状とフォルムと雰囲気は2016年9番、遡ると2014年14番の血を色濃く受け継いでいます。



1番から3番とは異なり、迫力のある形状重視で組んだ系統。中でも4番5番は前回ブログ記事で取り上げた

③今期検証♀の食性は遺伝する?に該当します。





A.添加剤強化菌糸を食べ大きく育った♀
B.添加剤強化菌餌を喰えず小さく羽化した♀。♀(母親)の食性は遺伝するか?





結果ですが
Aライン
♂アベレージ:35.4g
♀アベレージ:15.3g

Bライン
♂アベレージ:37.3g
♀アベレージ:15.9g

ふむ、ふむ特出した差はありません。
むしろBがやや育っているくらいです。
本来厳密な検証の場合、サンプル数を多く持ち、親世代と同じ餌を食べさせて比較する必要があるため、今回はあくまでも参考レベルですが、同腹姉妹の大きさが極端に違うため比較をしてみたかったわけです。

こちら2つのラインは幼虫採取にかなり苦戦しました。これは高添加の弊害を多少感じています。予備の2頭もダメでしたから。
ただ少なくとも強い添加剤を喰ずに小さく羽化した個体の仔が、幼虫が大きく育たないといった結果には直結しないことは実証できました。親の代で喰わせた餌よりも弱いため、喰いやすかったこともあるでしょう。






こちら6番ラインは幼虫♂親世代から幼虫体重が乗り難い(最終34gから85ミリ)と想定内。艶感と美形が遺伝してくれたらと思います。






続きましては主水さんから補強した89.2ミ
リ同腹の87.3ミリが種親。


画像で伝わるか?縦に伸びそうな雰囲気を感じます。主水さんから貴重なこの個体を補強し2020年のラインナップに組めたことで、楽しみが倍増しました。
完全に長さ、大きさに狙いを絞り最大羽化サイズ更新を目指したラインとなります。



7番は19年16番早期を掛け合わせていますが、shimaマツノ久留米が2世代前50%と血の配合を重視したライン。






8番は虫蔵さん早期18年2番を掛け合わせたライン。予想通り体重は乗り40g.39.7gに37g台が続きますが、幼虫の長さもあり注目しています。







続いてクマモンさん早期18年2番を掛け合わせたライン。こちらも7,8番と遜色ない幼虫推移で期待が掛かります。





最後11番ラインは昨年に引き続き、昨年羽化した88ミリの種親、虫蔵さん17年11番を使ったライン。♀は戻し交配(両親の片方を交配)あまり幼虫が採れませんでしたが全品完品羽化を目指したいと思います。



④交換時期の違いによる検証について

こちらは2本目投入が
10/3    105日
10/17    91日
10/24    85日
と3回に分けて投入をしています。
結果ですが、特に違いがありませんね。2本目暴れも数本のみですし、10/3分投入だけ菌糸の状態が悪いといったことも無かったです。交換タイミングよりもラインによる傾向の方が強いことは毎年のとおり。



最後②幼虫体重35g以上5割を超えるか? 
については、2020年2本目の総括、そしてこちら↓と合わせ次回ブログで取り上げる予定です。




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