昨日のブログ記事の前に保存していた、頭を整理しておくため備忘録ブログです。
数年間単位で客観的に振り返ると、運気にも関連して自分のこととはいえ面白いものがあります。運気を12年周期とすれば12年前の当時、仕事に忙殺され次から次へと振り返ることもままならず、流されていると感じていたあの頃を思い出します。ブログを書いてみようか?漠然とそう考えていたような。やはり虫ネタがないので、興味無い方はスルーでお願いします。^^;
大阪本社自動車生産管理部門に着任したのが2019年4月ですから、あれから2年の月日が経過したわけですか・・・
この2年間はかなり濃密な期間を過ごしてきた自負があります。特にコロナ禍よりも自分自身にとって一番大きかったことは、部署異動直後から始まることになる、ギャップ、葛藤、頭の切り替えに戸惑ったあの経験に他なりません。
なにしろこれまでこれで良いと思ってきたことが、これではダメなんだ。しかしこの考え方が間違ってはいやしないか?そうかやはり通用しないのか。この歳で自分の無力さをトコトン思い知ることになろうとは思いませんでした。そこそこはできるだろう。そんな自負心を打ちのめされる経験は大きな収穫でした。
それを経た今は気負いが減り、以前よりも等身大でいられる気がします。大阪での生活を経て、仕事上も当ブログの表現においても、多少躊躇が減りストレートになったような。まぁ色々と大変でしたが仕事ですし、自分自身の人生とって一皮剥けた気がしています。
着任当初の4月からは自動車業界とインテリア業界、その大きく異なる体質の違いに困惑。管理職といった立場もあって、インテリアの営業管理職にどんな仕事が出来るのか?社内では色眼鏡で見られるわけです。ペーペーではありませんからね。当然全て受け入れる心構えです。仕事のキャリアはありますが、こちらでは所謂ゼロからのスタート。いち早く自動車業界の職務と慣習を吸収し、即戦力になるべく頭を切り替え挑んでいたわけです。
しかし実際にはゼロからどころではありません。マイナスからのスタートでした。これまで培ってきた考え方、仕事の進め方がまるで違うわけです。キャリアが発揮できない、通用しない現実にいきなり直面しました。
例えれば、インテリアの営業職ははある程度自分の裁量が認められており、瞬時の判断を求められるケースが多くあるんです。
何ひとつ上にお伺いを立てていては相手先との商談成立に至りません。分からないことは持ち帰るにしても、その都度知識と情報を引き出しの中から咀嚼し交渉に挑むわけです。
しかし当時は何ひとつ判断が出来る知識と情報が不足しています。それに加え、個人がその責任を負うことがタブー。悪くいえば誰も責任を取りたがらない。よってほぼ全てのことは会議により部署判断として扱われていくことになります。
当然人間考え方はそれぞれ。立場によって当然物事の捉え方も違います。毎回日々の社内会議は正直キツかった。"体質に合って一体化出来る環境下で、人は頑張れるとするならばね。正直なところここは自分の能力を発揮する場所とは違うのかもしれない"と。
"いや世界に拠点もありグローバルでやり甲斐のある大きな仕事だぞ"
"いやいや、自分のポテンシャルを最大限に生かせる環境が重要なのだ"
信頼を得ることもひとつひとつ日々の積み重ねに他なりませんが、とはいえ結果成果をすぐに求められる。そんな日々の葛藤も懐かしいものがあります。
同じ営業職でも攻め(販売)に特化し商社的にモノを動かす営業もあれば、モノを作り一から十まで完結し納品する。どちらかといえば守り、ディフェンス特化型の営業職種もあるわけです。逆の立場、製造部門に精通し経験の豊富な側から見れば、モノを知らぬ口だけの営業に何が出来るのか。それは当然でしょう。特に命に直結する危険部品を扱う、製造するポジションですから重みも、価値観もDNAも違います。精度の大切さ、何事も簡単に習得することはできないということです。
製造部門の重みを感じる一方、凝り固まった発想、考えではその先には発展しないことも感じました。本当は何がしたいのか?
今現在は昨年の7月から主にインテリア内装材を扱う横浜営業所に着任。大きく生活スタイルが一変したコロナ禍が続く中だからでしょう。割とまだ大阪にいるんじゃないの?そんな方も多いようですが。今は全国の各営業所拠点の立て直しといったミッションの中で頑張っています。
昨年7月から既存ルート掘り起こし、大型案件ワーク、新規販路開拓といった主に3つの課題に着手。課題のひとつである大型案件は幾つか獲得していますが、日々のコンスタントな受注数が少ないことが横浜営業所としての課題。売上ボリュームが足りない。
東京から近いため、この数年は東京支店で対応してきたツケですね。地道な既存先フォロー、注文の流れに繋がる設計販促が全く行き届いていなかったわけです。コロナ禍もあり特に営業訪問に苦慮する中、ようやく現場案件と見積の数が少しずつ増えています。やはり会社対会社の仕事よりもマンパワーを発揮できる仕事の方が正直楽しいです。なんでも自分が楽しくやれる方が頑張れますから。
思いつくまま、まとまりに欠けた記事で恐縮です。要するに、根本的に世の中は色々な人がいるから社会が回っている。適材適所は存在する。しかしその判断はそれなりの経験を要す。またそこに長く携わることで価値観は良くも悪くも固まるもの。だから色々な考え方が生まれるのは至極当然なこと。愚直な経験の積み重ねは重くて強い。それでも現状維持だけでは生き残ってはいけぬ。その現状を切り開くパワーの源は目的意識と信頼関係にある。
目に見えぬものですが、上記を逆に取り上げると分かりやすいかもしれません。
長く携わらぬため価値観が定まらず、色々な考えを受け入れられず、軽くて弱い。現状維持で生きていこうと目的意識も持たぬ故、信頼関係を育むことはない。
色々な人が存在するのがこの世の中。では自分はどうしたい?本質で考える習慣を持つことが大切な気がします。根っこの部分ですね。もしくは空っぽのモナカに餡を詰めていく作業か。
本当は自分はなにがしたいか?
やりたいことをしていない人と一緒にいることは苦痛です。しかしそんな人の影響を受け自分が燻り続けるのもナンセンス。
やりたいことが分からなければ見つけること。ひとつのことを真摯に愚直に続けぬことには、本当にやりたいことが分からないかもしれません。
またやりたいことが見つかり、それに向かって歩む人と、同じベクトルで目的に進むこと、一緒にいることは楽しいもの。
人間はどうしたって環境に左右される生き物ですから。
今は自分にしかできぬことをやり続けられれば良しです。