寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

役員の憂慮(四)

2010年10月19日 10時54分06秒 | 日記
自棄っぱちになった円山本部長…
ヤケになると普通は自棄酒となりますが、アルコールは一切受け付けない体質の円山本部長はストレスをどうして発散させたのでしょうか(笑) まさかお汁粉を山盛り食べた訳じゃあないでしょう(笑)
兎に角若い社員に八つ当たりを…それも強烈なヤツでした。
理論を語らせたら右に出る者がない、と言われる円山本部長に絡まれて無事に生きて帰った人はいない(笑)のです。
罵声を浴びせられた腹癒せに円山本部長は手当たり次第に若手を掴まえて難癖をつけました。
ペシャンコにされた若手の中にはそれがショックで入院したほどでした。そんな由々しき悪行を高辻役員は冷静に見つめていました。
『こいつが酒さえ呑めたらなあ』
うまく発散させられないのはお酒が飲めない性だと高辻役員は考えていました。
『何とかならないかなぁ…』
一時的に叱っても高辻役員は愛情があったのでしょうか。
高辻役員は全般を見渡して見て自分の後継になる人材は円山本部長しかいないと考えていました。
『そうだなぁ。やっぱり円ちゃをしかいないよなぁ』 鬼塚専務も高辻役員から相談を受けた時にそうつぶやいていました。
能力は元より派としても鬼塚→高辻→円山となっていました。
『しかしなぁ…』 鬼塚専務は言葉を続けました。
『こんな状態が続いていたら考え物だぞ』
いくら優秀で派の流れがあったとしても今の円山本部長では任せられない、と鬼塚専務はおっしゃるのです。
さすがに大局的な物の見方に高辻役員は返す言葉がありませんでした。
コメント
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