寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

大衆と自惚(うぬぼ)れた秀才たち。

2016年06月15日 06時28分57秒 | 日記
おはようございます。昨日は ブログを操ってる(失礼)運営会社がメンテナンスで昼間までお休みしてましたね^^;
皆様には過大なるご迷惑とご心配をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。

…と よく 不祥事を起こした企業なんかが記者会見してますが、お詫び はわかりますが、ご心配とは 一体どこに対してなのでしょうか^^; 株主、仕入れ業者、会見してる人のご両親…^^;
ところで 最近お詫び会見って 毎週ありませんか(^^;。
企業、俳優タレント 役所公務員…
気になるのがマイク片手に下を向いて原稿を読み上げる姿です。 頭悪いタレント族ならわかりますが、企業や役所の優秀な人たちでしたら たかが十数行の文言くらい 宙で言えばよいのではないのかな(^^)
背筋を伸ばしてカメラを真っ正面に見ながら 誠心誠意話せば それこそ 真摯な態度だと 好感を持たれて まぁ あれだけ 謝ってるんだら 許してあげよう…なんてことになるかもね^^;
今週は暇ですから、テレビよく観てます。
特に桝添都知事の 件^^; この人は優秀な人なのは衆知の通りですが、小さいころ 実家が貧乏だった所為 (せい)か お金に細かいし 執着心が半端じゃないですよね。
例の政治資金を使ったのだって 規制法に触れてないと苦しい言い訳をしてます… そりゃそうかも知れませんが、娯楽趣味の類いの物品を政治資金で処理したら アキマヘンがなぁ^^; シルクのチャイナ服を着て筆書きするのが書きやすい…こんなの誰が聞いても屁理屈でんがな^^;
桝添都知事の説明なんか規制法では通っても 一般的な常識じゃ 通らないですよね。
桝添さんも 昔は一般常識を持っていらっしゃったはず。だって貧乏人の生まれだから、売れない時代に書いた著書を読めば 官僚たちの非常識な感覚をちゃんと指摘してます。 それが年月がたち 自身が出世していくにつれ 感覚が麻痺したんですかねぇ^^;
推測ですが大臣を経験した時に恐らく 法律書や規則書を読みまくったのでしょうね。そうしないと部下の官僚に指示を出せないし議論すら叶わないでしょうね… それはいいとして、法律書を読み込むに従って あるいは 官僚に接していくにつれ 官僚の法律を盾にした詭弁の言い訳を受けて、なんだ、法律違反じゃないんだ(^^; と勝手な解釈をし出して、一般常識が麻痺していったのではないでしょうか。
もうひとつ お金 です^^;
桝添さんが答弁のなかで 別荘は売却しますそして都知事の報酬は全額返納します。など愁傷なこと発言してますが、なにか 違和感を覚えませんか。
別荘を持つのが悪ではなく 私用で別荘に行くのに公用車を使ったことがおかしいんでしょ。
この辺りの感性も一般常識とズレがありますよね。
とここまで苦言呈してきましたが 果たして一般常識 とはなんなのでしょうね…
一般を 庶民あるいは国民とすれば 桝添さんは一般じゃないのかな(^^)
東大の助教授するくらいだから 賢いのは半端じゃないですよね。。他の官僚だって桝添さんに負けず劣らずでしょうし、この前の第3者として依頼された元検事の弁護士さんだって飛びきりの秀才でしょ。 こうして整理をしてみますと、 一般常識とは 大衆あるいは国民の常識であって もっと 言えば 頭の悪い烏合の衆の観念で あって それが本当に正しいかどうか… 国民の99、99%は 東大に行ける頭脳など持ち合わせていません。 難関の弁護士試験など受ける資質すらありません。

他方、優秀な人種は希少な数しかいません。
綱引きをすれば大衆が勝ちますが頭脳戦では圧倒するでしょう(^^)
世の中 頭脳優秀な人間が上に立つようになっていて大衆国民、我々は その人たちから金銭やその他のものを搾取されながら 生きているのです^^;

徳川家康は 農民は殺さぬよう生かさぬよう と 息子の秀忠に教えていました。
含蓄のある言葉ですね。
それでも治世に不満が あると農民は一揆を起こし幕府に上告したそうです。 現在と違って 農民の上告が正しかったとしても 首謀者は死罪となりました。
この辺りが権力者の絶対的な権力を維持ため非情に成らざるを得ないところでしょうね。人類は洋の東西を問わず何千年も昔から少数の人が大衆が支配してきました。
強大な武力を背景に支配した時代もありましたが、その強大な王朝が滅びるのも 農民を中心とした大衆の蜂起が発端でした。

ロシアの文豪ドストエスフスキーの 書いた罪と罰 はロシア革命が舞台ですが、主人公のニコライ は秀才ながら貧乏な学生でした。 世の中に天才と呼べる人は少数であるが、運が悪く あるいは世の中が悪いために埋もれている天才もいる その中の一人が自分だと思い込んでいました。 ある日 お金に窮したニコライは遂に金貸しを殺害しますが、僕には罪はない。貧乏で生活に困っている人が大勢いるのに この金貸しは そんな貧乏な人たちから暴利でお金を貸して稼いでいる。この金貸しは なんの生産性もあらず社会に貢献もせずただお金を貯めるだけが楽しみみたいな世の中のダニだ、守銭奴だ、だから僕みたいな天才が世の中を良くするために天に代わって金貸しに天誅を与えたのだ。。
とまぁ 呆れるような自分勝手な理論で金貸しの老婆を殺害しました。 ニコライの恋人がそれを咎めて 罪を認めて懺悔しなさい と説くのですが、ニコライは自分は天才だから何事も許される と言い張ります。
やがて 革命が始まり世間は騒乱状態になり ニコライも大怪我を負いますが その途中で 自分の考えは間違っていたのに気づくのです。そして騒然とした中で ニコライは自分の罪を懺悔しますが騒乱の最中でニコライの懺悔を誰も聞いてくれません。やがてニコライは暴徒と化した群衆のなかに埋没してしまうのでした。

秀才たちは 元は大衆的ななかで育っていても いずれ大衆から誉めちぎられ 自分を少しずつ見失ってしまう のでしょうか。
そして自分は一般大衆とは違った特別な人間だと思った時に これくらい大丈夫だろう…が積み重なって やがて足許を掬われてしまうのですが、それはたまたま運の悪かっただけで ほとんどの秀才は 楽しく世の中ん暮らしているのです♪
コメント
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