寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

カルタ大会・・

2022年03月03日 08時43分42秒 | 笑い

  おはようございます^^

春はあけぼの ようよう白くなりゆく 山際 すこし明かりて 紫立ちたる雲の細くたなびきたる・・

 枕草子の 春 の章であります。 訳は‥と無粋な事 訊かないで下さい、

「漢文はもう少し難しいけど、これはもう ひらがなが多いし同じ日本人ですから 何回も読めばはは~ん 

とおよその意味が分かってくるから」頑張って読んでみて‥‥と昔(半世紀以上前の頃) 国語のセンセ(教師) から そう習いました。

だからと言って 13,4歳のあほたれ共が 放課後や休み時間に枕草子を 読む筈もなく あの時のセンセの心理を一度聞いてみたいですね^^

それでも私は すこし興味があったのか 枕草子の最初のところは 今でも憶えていますね。

 『ハイ! 質問、今さっき あほたれ‥がどうのこうのと能書きを垂れていらっしゃたのは ど・な・た でしたっけ』^^

 あ、ハイ 私めでございます。 いえ、言い訳になりますが、当時は中学校で百人一首が流行っていたんですよ。

流行る‥というよりも学校の恒例行事という方が確かでしょうか、時期は冬休みから三学期ですね。

二学期の後半に文化祭などが終わると 今度は百人一首が主役になります。

12月の後半の休み時間や放課後には ミニ百人一首会(ゲームですね)をやりました。

 ところでみなさん、百人一首を存じでしょうね。そして源平合戦‥所によって言い方が違うかも知れませんが、百枚の絵札を半分ずつ分け二組に分かれて

絵札の獲り合いをします。

 相手より早く自陣の絵札を獲り終えたら勝ち、残したら敗け というごく単純なルールで 普通は二人一組。

低学年は三人だったかな^^ 現在は百人一首のカルタ名人大会として滋賀県の近江神宮でキングとクイーンをそれぞれ決めています。あれと同じです^^

 さて 私の中学校は なぜ 盛んだったのか 当時、百人一首をやるのは当たり前だと思っていたし、他の学校はあったのか、なかったのか SNSもなかった時代ですから

センセのいうがまま、 とにかくカルタ大会は12月の終業式の三日前にまずクラスの予選会がありました。

二人一組 というのは だれでも良かったのですが、最終の決勝戦は三学期の始業式の後にありました。ですからそれまでにクラスの代表を決めなければなりませんが

この組み合わせが実に微妙でして、まず百人一首をすべて覚えている子や去年の成績などを加味して数人が 放課後にセンセに呼ばれます。

何をするかと言いますと、選抜された数人にお前は誰と組め、君はコイツや、と指名をします。私は実体験がありませんが、センセのひと言で決まりでした。

クラス四十数人の男女分けをして、選抜組がニ.三組。あとは おい、やろか、おお、 頼むわ、よろしく‥てな具合で適当に組みますが 

ここらあたりは百人一首を半分も覚えていません。 ですが全然覚えてなくっても 詠まれた絵札を探すくらいは誰でもできます。

要は早いかどうか なのですね。

 クラスの中の予選会は机と椅子を全部後ろに持っていって 空間を作ります。そこへ畳を敷けばいいのですが ここは体育のマットを使います。

それでも一遍に出来ませんので、何回かに分けて センセが詠み役ですね。 その数試合の上位3チームくらいが最後に決勝戦をやります。

そして最後に チームの再編成があります。その時には長い冬休みに上達している子がいたり調子が出なかったり‥現時点の調子を見るのですが

そこは 厳しいセンセの眼力がモノをいうようです。

 まぁ センセは クラスの監督であるわけですね。それでも最後この二組でいこうか、と決める時に、国語のセンセ (総監督でしょうか^^)

にお伺いをたてたり 迷って決められない時もやはり総監督にお知恵を拝借されるようですね。

 当時の中学校は各学年に5クラスありました。それぞれ選別された二組が揃う決勝戦はそりゃぁ 気が入ってましたよ。

一年生から三年生まで男女それぞれ決勝戦があり都合6試合。この場合だけは体育館に畳を敷いて いざ、勝負! ^^

各クラスの代表は正座をして自陣の絵札を整えながら勝負!と気合が入ります。相手陣を睨みつけながら勝負!利き腕の袖口を巻くって 勝負!

代表者はみんな気合十分。応援団としてクラスのみんなが周りをグルリと囲んで スポーツと違って声援やヤジは厳禁。

詠み人は 国語のセンセ‥総監督さん。

校長先生からすべてのセンセもまわりをグルリと囲むと押すな押すなで体育館がいっぱいになり人息や気合が入った熱意などで 

真冬の時期でストーブも無いのに カッカするくらい熱気が満々👈 畳語ですよ^^

緊張が体育館を占めて 普段は、あほたれ連も さすがに真剣な眼差しで競技を見ていました。

あの真冬の中なのに 誰も寒いとも言わず、シーンと水を打ったような静かさの中を朗々とした詠み人の声が響き渡ります。

   春すぎて 夏来にけらし白たへの ころもほすちょ~ あまの香具山

詠み終わるまでに ハイ、 パパン、シャシャ 絵札を獲る音が体育館に響きます。しばらく札を直したり姿勢を正す音がすると

 再び詠み人の声、それを繰り返し繰り返し行われて ざわめきが流れると勝負がついたところが出始めたようで最後の競技の決着がつき勝負は終わります。

 正座を崩す子、伸びをしながら深呼吸する、横の子と談笑したり緊張がほぐれて集中していた空気がいっぺんに解きほぐれて

子どもながら真剣な勝負を見ていたらこっちまで 火照って仕舞ったようです。

  ああ 懐かしい半世紀以上の前のお話しでした。

 

 

 

 

 

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