おはようございます^^
九月に入って二度目の台風でした。途中から台風になりすぐに熱帯低気圧に変わります。と
気象庁の予報でしたが、台風から熱帯低気圧に変わるとは その勢力が少し落ちただけで 強風が
吹き荒ぶのは変わらないのではない?と思うのですが 名称が変わることが大事なのかなぁ‥
と一庶民の私には納得が行かぬところであります。
納得と言えばもうひとつ あります。 先日、円安(大相撲の高安ではありません)進行が急激すぎるので
日銀のドル買いの介入が何十年振りかであった という報です。
為替レートの難しい事は分かりません。円安と言われながら 現実に円は130円からいから145円くらい
まで値上がりしています。この値上がり というあたりが如何にもシロートでしょうが、
高くなったというのは、それは1ドルに対して130円から145円になった、つまり1ドルを買うのに145円出さないと買えない、
1ドルに対して円の値打ちが下がった⇒円が安くなった。という解釈で良いそうです^^
書けばながったるいのでわかりにくいようですが、分かって仕舞えばなんてことありません。
しかし円の値打ちが下がる というのは日本人としてなんとも気分のいいものではありませんよね。
それで今回は輸入品(乳製品、小麦粉、石油・・)は値上がりをするとニュースでよく出てきます。
輸入品はドル建てですね。例えばバターが1キロ、100ドルで日本に入ってきたらその支払いを14500円で払います。
ついこの前は13000円でしたから1500円値上がりしていますよね。
他方 日本からの輸出は儲かります。クルマを10000ドルで輸出していました。外国から10000ドルの支払いを受けると
国内で使えるように 円に替えます。それが今までは1300000円だったのが1450000円で替えられるのですから
150000円余分にもらえます。この円からドルに、ドルから円に替えるのを為替というそうです。
ですから日本国内で 円安になってきますと 色々なものが値上げになりやすく 生活がしにくくなります。
一方輸出品を扱う会社は利益が増えるので ウッハウッハでしょうが、日本全体で見ると 値上げは消費の落ち込みにつながって
景気を悪くしてしまうのです。
ところでアメリカのドルに対して円の値打ちが下がったのは、アメリカの国内の景気が過熱気味になっているからです。
景気がいいからいいじゃないの と思いますが良すぎると、いずれ反動が来て不景気になるそうです。
アメリカの場合不景気になると日本のような終身雇用制でないので簡単に人員削減をします。
そうすることで失業率が上がり それが基で治安が悪くなるのです。
ですからそれを避けるために すこしづつ過剰な景気を冷やす政策をおこなっているのです。
その政策とは まず、金利を上げることでした。
金利って日本ではもう死語になりつつあるくらい限りなく0に近いですね。
アメリカも最近まで1%ないくらいでしたが、最近その金利を上げました。その金利を上げると投資資金の返済金が
増えますから お金を借りるのが少し減るでしょう。投資資金は新しい事業の資金としたり設備を新しく直したり
しますので経済の活性化につながります。その資金の金利が上がれば返済金が余分に増えるので 手控えてくるのですね。
わずかなことでも国中の資本家が投資をしたり ちょっと待ったりすることで過熱気味の景気を抑えられるのです。
今アメリカの金利は2%くらいでしょうか。日本は限りなく0に近いですが、仮に余裕のお金が 1億円あったとします。
これを日本のどこでも同じですが一年定期で預けたら金利で千円あるかな?これを同じくアメリカの銀行に預けたら
200万円の金利(利息)がついてきます。この差って物凄く大きいですね^^
むかし日本も金利が5%、6%の時代がありました。さすがに1億円をもっている人は少なかったでしょうが、一千万円持っている
人なら一年で50~60万円の金利(利息)が付いたのです。当時の物価を考えると三千万円も定期預金にしていたらなにもしなくて
暮らしていけましたし、そのまま放っておいて十年経てば、ほぼ倍に増えていました。
銀行、郵便局、農協などどこにでもある普通の金融機関に預けて置いたら自然に増えるのですからこんな安全で効果的な利殖方法ありません。
だからみんな一生懸命貯金をしたのですね。
働かなくてお金を得るのを、不労所得 と言います、これって悪く言う人もいますが、実際は理想の姿じゃぁないですか^^
そんなわけで 世界のお金持ちの人は日本の円を売ってそのお金でドル預金をするのです。今なら2%の金利ですから
今の世の中は低金利の時代ですから、2%はデカイ!
世界のお金がドルに流れるのなら日本も円の金利を上げたら…と思いませんか。アメ公が2%ならこっちは3%だ、とね^^
そうすれば 恐らくみんな円を買います。買うとは日本の金融機関に預金をするんですよ。
そうなればたちまち 逆になって 円高、ドル安。乳製品も小麦粉も石油も安くなって暮らしやすくなるでしょう^^
ただ難点は 日本国が発行している国債。皆さん知っているでしょう日本はおよそ一千兆円の借入金があります。
これの金利だけでも毎年数千億円払っていますが、それが何倍にも膨れ上がってしまい金利が払えなくなってしまいかねません。
ですから金利を上げるのが出来ないのですね。さっき不労所得 と説明をしましたが 国の場合は逆で不労経費 とでもいうのでしょうか。
この話し割とマジなところでしました。数字で多少誤差がありますが説明上分かり易くするために単純化にしました。
・・しかし こんな話がご所望な筈がないと知りつつ・・ 今朝の事は聞き流して下さい^^