アメリカも…

昨日のニュースでアメリカ政府も大西洋、地中海のクロマグロの国際取り引き禁止案に賛成の立場を採ると報道されていましたね。まだカナダの立場がどうなのかちょっとわかりませんが、これで夏のボストンの大西洋天然本マグロが無くなる事は確実となりました。アメリカ、カナダは本マグロの養殖事業をしていませんので、これでますます天然の本マグロは『高嶺(高値!?)の花』となりそうですね!!地中海でどこか留保に回ってくれる国があるのかどうか私にはまだわかりませんが、どちらにしても地中海は養殖本マグロがほとんどですのでアメリカが賛成に回ってしまった事は私たちにはかなりイタいニュースですね(T-T)


私見ですが…クロマグロが減っているのは間違いないのだと思うのですが、果たしてその理由が本当に日本人が食べ過ぎているからなのでしょうか？？いくら日本人がマグロ好きだといっても毎日食べるわけでもないですし、ましてやメバチマグロと違いクロ(本)マグロは高級とされている魚です。人口だって一億数千万ですし、それで地球上のクロマグロの数が減ったのは日本人のせいだみたいに言われている事が私にはなんとも納得がいかないのですが…

つい先日にも書きましたが、マグロだけでなくイワシやサバなども数が減っています。なぜそこには『？』が付かないのでしょうか！私は海洋学の専門家ではありませんからなんとも言えませんが、この地球の海にクジラが増えすぎているのは間違いありませんよね？クジラが１日に食べるエサの量が多いのは専門家でなくてもなんとなくわかります。クジラを穫れなくなってから、マグロの質も以前のような本当に品質の良い魚はなくなってしまいました。その理由はエサにある事は間違いありません。特に南半球に生息するインド(ミナミ)マグロには顕著にその影響が見られたようでした。私の年齢ですとその時代のインドマグロを良くは知りませんが、昔のケープタウンで捕れたインドマグロは本当に素晴らしかったと聞きます。友人である船主の社長に聞いても『インド洋にエサが少なくなった』のが原因だと話してました。地球の生態系を破壊してまでクジラを保護する意味が私にはわかりません。もちろん乱獲はいけませんが、このままマグロまで保護したら近い将来は小
魚なんていなくなってしまうのではないかと、大袈裟ですがそんな可能性も感じる事ができてしまいますね。。

これからは今以上に国産の養殖物に頼るしかありませんね。写真のように今の国産養殖はすごく魚良いのですが…残念なのは私たちの後の世代に美味しいマグロを食べさせてあげられない事ですね。


これも時代ですかね…