悪いながらも勝てるのは老獪さか?
UAEにはこわさがなかった。
明らかに前回のチームとちがう。日本はそんな不出来な相手に助けられたゲームだった。
日本は守る時はコンパクトだったが、攻める時はコンパクトじゃなかった。ラインの押し上げが効かず、前線との間が間延びしている時間帯が長かった。また選手が集団としてプレイするときスムーズさがなかった。いかにも急造チームという感じだ。
ケツを叩かれた形の香川も相変わらず冴えない。特にシステムが4-2-3-1から4-3-3に変化したときインサイドハーフとしてのポジショニングが悪く、機能しなかった。
もちろん得点シーンはどちらもすばらしかった。いい形、いい時間帯に先制点と追加点が取れ、日本は本調子でないながらも試合をリードできた。悪いながらもペースを握れる。それでも勝てる。これはとても大きいことだ。特にチームの心臓である長谷部不在の試合をしのげたのはデカい。山口蛍がうまくバランスを取った。粘っこい今野もよかったが、年齢的に彼が長谷部とともに本大会で起用されるとは思えないので複雑な心境ではある。
いずれにしろこの試合の分水嶺は前半20分だった。あのUAEの決定的な1対1をGK川島がもし止めてなかったら(あそこで同点になっていたら)、どう転んだかまったくわからない試合だった。そこは肝に銘じる必要がある。
ただし勝敗に関しては、ハリルの采配がズバリ当たった。突然ベテランを重視し始めたので何かと思ったが、おそらくスカウティングの結果なのだろう。香川に代えてユーティリティな倉田秋を途中投入し守備を修正したのもお見事。マンツーマン気味の守備もハマった。逆に得点についても監督が抜擢した今野と久保がゴールを取れ、ハリルが選手をよく操った感じだ。
内容的には楽観できない。だが勝ったのは大きい。ポジティブに考えれば、日本は悪いながらもこうして予選を勝ち抜いて行くのだろう。
問題は、本大会で「何ができるか?」だ。
UAEにはこわさがなかった。
明らかに前回のチームとちがう。日本はそんな不出来な相手に助けられたゲームだった。
日本は守る時はコンパクトだったが、攻める時はコンパクトじゃなかった。ラインの押し上げが効かず、前線との間が間延びしている時間帯が長かった。また選手が集団としてプレイするときスムーズさがなかった。いかにも急造チームという感じだ。
ケツを叩かれた形の香川も相変わらず冴えない。特にシステムが4-2-3-1から4-3-3に変化したときインサイドハーフとしてのポジショニングが悪く、機能しなかった。
もちろん得点シーンはどちらもすばらしかった。いい形、いい時間帯に先制点と追加点が取れ、日本は本調子でないながらも試合をリードできた。悪いながらもペースを握れる。それでも勝てる。これはとても大きいことだ。特にチームの心臓である長谷部不在の試合をしのげたのはデカい。山口蛍がうまくバランスを取った。粘っこい今野もよかったが、年齢的に彼が長谷部とともに本大会で起用されるとは思えないので複雑な心境ではある。
いずれにしろこの試合の分水嶺は前半20分だった。あのUAEの決定的な1対1をGK川島がもし止めてなかったら(あそこで同点になっていたら)、どう転んだかまったくわからない試合だった。そこは肝に銘じる必要がある。
ただし勝敗に関しては、ハリルの采配がズバリ当たった。突然ベテランを重視し始めたので何かと思ったが、おそらくスカウティングの結果なのだろう。香川に代えてユーティリティな倉田秋を途中投入し守備を修正したのもお見事。マンツーマン気味の守備もハマった。逆に得点についても監督が抜擢した今野と久保がゴールを取れ、ハリルが選手をよく操った感じだ。
内容的には楽観できない。だが勝ったのは大きい。ポジティブに考えれば、日本は悪いながらもこうして予選を勝ち抜いて行くのだろう。
問題は、本大会で「何ができるか?」だ。