前半で試合を決められたはずだ
前半の日本は悪くなかった。ラインが高くコンパクト。プレスもかかる。唯一、欠けていたのは毎度おなじみの決定力だった。フィールドを斜めに横切る大きなサイドチェンジを入れながら、ダイレクトプレーも織り交ぜ前半の日本はいい展開を見せた。大迫が前線で基点を作る。長谷部は中央から大きく左右にボールを振り分けるナイスパスを出す。そんななか、日本は右サイドの久保をうまく使って多くのチャンスを作り出した。
ただし、ゴールが遠い。前半に作った以下の決定機のうち何本かを決めていれば、完全に日本のゲームになっていただろう。
⬛️前半2分。左にいた長谷部がCB昌子に落とし、昌子が降りてきた久保に当てる。久保はダイレクトで右SB宇賀神にはたき、すぐタテへ走る。宇賀神はダイレクトで中央の大迫に出し、大迫はヘディングで裏に飛び込んだ久保に渡す。シュートには行けなかったが、組み立てからフィニッシュまでダイレクトプレーが3つ絡んだいい展開だった。
⬛️前半9分。左サイドでこぼれ球をひろった宇佐美から、ウラのスペースへ走り込んだ久保に鋭いパスが出る。受けた久保のシュートはポストの右へそれる。
⬛️前半10分。左サイドの宇佐美が短くドリブルし左45度の角度からシュート。ゴール右にそれた。
⬛️前半11分。大迫のポストプレイから、久保がドリブルで持ち込みシュートしたがGKの正面をついた。あれは決めないと……。
⬛️前半22分。中央で久保からパスを受けた大島がどフリーでシュート。ゴールの右にそれる。あれは決めたい。
⬛️前半24分。宇佐美が左のCKを蹴り、久保がヘディングシュート。ゴール上に、かすかにそれる。
⬛️前半35分。左のCKから昌子がフリーでヘディングシュート。ゴール右にそれる。
⬛️前半40分。相手のクリアボールを拾った大迫が、ダイアゴナルランでゴール前に走り込んだ宇佐美にパス。宇佐美のシュートはGKにキャッチされた。
⬛️前半44分。左サイドの宇佐美からクロスが入り、中央で大迫が倒れながらヘディングシュート。GKの正面を突く。
日本はこれだけ大量のチャンスを逃し、結局、前半43分に宇賀神がPKを取られて0-1と先行された。アディショナルタイムの後半48分に途中出場のFW中島がダイレクトシュートを決めて同点にしたが、時すでに遅し。前半に山とあった得点機をモノにできず、流れをマリに持って行かれたのが致命的だった。
マリは思いのほか歯ごたえがあり、ラインを高く保ってプレスをかけてくる。個の能力が高く、瞬発力とキープ力がある。またマリの選手は体幹の強さが目立った。競り合いでカラダを当てられると日本の選手はすぐバランスを崩すが、マリの選手は微動だにしない。そんなシーンが散見された。
途中出場の本田はまったく機能せず。同じく途中出場の中島がよくボールに絡み、見せ場を作ったのとは対照的だ。後半30分以降のマリは自陣に引いてブロックを作り、日本は見切られ遊ばれているかのようだった。あくまで選手のテストが目的のゲームであるとはいえ、この決定力不足を本番までに解消する方策はあるのだろうか?
前半の日本は悪くなかった。ラインが高くコンパクト。プレスもかかる。唯一、欠けていたのは毎度おなじみの決定力だった。フィールドを斜めに横切る大きなサイドチェンジを入れながら、ダイレクトプレーも織り交ぜ前半の日本はいい展開を見せた。大迫が前線で基点を作る。長谷部は中央から大きく左右にボールを振り分けるナイスパスを出す。そんななか、日本は右サイドの久保をうまく使って多くのチャンスを作り出した。
ただし、ゴールが遠い。前半に作った以下の決定機のうち何本かを決めていれば、完全に日本のゲームになっていただろう。
⬛️前半2分。左にいた長谷部がCB昌子に落とし、昌子が降りてきた久保に当てる。久保はダイレクトで右SB宇賀神にはたき、すぐタテへ走る。宇賀神はダイレクトで中央の大迫に出し、大迫はヘディングで裏に飛び込んだ久保に渡す。シュートには行けなかったが、組み立てからフィニッシュまでダイレクトプレーが3つ絡んだいい展開だった。
⬛️前半9分。左サイドでこぼれ球をひろった宇佐美から、ウラのスペースへ走り込んだ久保に鋭いパスが出る。受けた久保のシュートはポストの右へそれる。
⬛️前半10分。左サイドの宇佐美が短くドリブルし左45度の角度からシュート。ゴール右にそれた。
⬛️前半11分。大迫のポストプレイから、久保がドリブルで持ち込みシュートしたがGKの正面をついた。あれは決めないと……。
⬛️前半22分。中央で久保からパスを受けた大島がどフリーでシュート。ゴールの右にそれる。あれは決めたい。
⬛️前半24分。宇佐美が左のCKを蹴り、久保がヘディングシュート。ゴール上に、かすかにそれる。
⬛️前半35分。左のCKから昌子がフリーでヘディングシュート。ゴール右にそれる。
⬛️前半40分。相手のクリアボールを拾った大迫が、ダイアゴナルランでゴール前に走り込んだ宇佐美にパス。宇佐美のシュートはGKにキャッチされた。
⬛️前半44分。左サイドの宇佐美からクロスが入り、中央で大迫が倒れながらヘディングシュート。GKの正面を突く。
日本はこれだけ大量のチャンスを逃し、結局、前半43分に宇賀神がPKを取られて0-1と先行された。アディショナルタイムの後半48分に途中出場のFW中島がダイレクトシュートを決めて同点にしたが、時すでに遅し。前半に山とあった得点機をモノにできず、流れをマリに持って行かれたのが致命的だった。
マリは思いのほか歯ごたえがあり、ラインを高く保ってプレスをかけてくる。個の能力が高く、瞬発力とキープ力がある。またマリの選手は体幹の強さが目立った。競り合いでカラダを当てられると日本の選手はすぐバランスを崩すが、マリの選手は微動だにしない。そんなシーンが散見された。
途中出場の本田はまったく機能せず。同じく途中出場の中島がよくボールに絡み、見せ場を作ったのとは対照的だ。後半30分以降のマリは自陣に引いてブロックを作り、日本は見切られ遊ばれているかのようだった。あくまで選手のテストが目的のゲームであるとはいえ、この決定力不足を本番までに解消する方策はあるのだろうか?