すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【キリン杯・森保ジャパン】素早い切り替えでウルグアイに勝て

2018-10-16 05:21:57 | サッカー日本代表
ボールを失っても絶対に足を止めるな

 16日の今日、日本はキリン・チャレンジカップで強豪ウルグアイと対戦する。いくら相手が強いといっても穴はあるもの。では日本がウルグアイに勝つコツはあるのだろうか? 以下、順に見て行こう。

 ウルグアイは固い守備を生かしたカウンターが得意なチームである。つまり日本が攻め込み、前がかりになっているときほど、彼らは「カウンターのチャンスだ」と考えるはずだ。

 とすれば日本は敵陣でボールを失ったとき、絶対に足を止めてはいけない。素早いネガティブ・トランジション(攻→守の切り替え)から、すぐ守備の態勢に入る必要がある。

 そこで敵の攻撃を食らっても即座に受け止め、速い攻めを許さない。それがウルグアイに勝つコツだ。

人数をかけて攻めているときほどピンチだ

 ウルグアイはボールを失えば、まずリトリートして自陣にブロックを作り、日本の攻撃を待ち受けるはずだ。「さあ、攻めてこい。自陣に引き込みボールを奪えば俺らのカウンターのチャンスだ」というわけだ。

 とすれば日本は大人数で攻め込んでいるときほど、ピンチと背中合わせである。

 なぜならそこでボールを奪い返されて速いカウンターを食らえば、日本は大人数が敵陣に取り残されたまま、守備に戻れないからだ。日本陣がスカスカで守備要員が少なければカウンターに弱い。

 あっというまにやられてしまう。

敵のカウンターを遅らせろ

 では日本はどんな対策を打てばいいのか?

 まず日本は攻撃に入れば、必ず攻め切ることだ。そして仮にゴールできなくても、必ずシュートで終わることである。そうすればプレイがいったん切れるため、その間に守備の体勢に戻ることができる。

 第二に、日本はなるべく少ない人数で攻めるのがコツだ。裏を返せば攻撃時にも守備要員を自陣に確保し、敵のカウンターに備えるわけである。

 特にピッチの中央のスペースを空けず、真ん中に守備者を残してカウンターに備える「予防的カバーリング」を怠らないことだ。また日本の攻撃時にウルグアイの選手が攻め残っていれば、必ず人をつけてマークし「予防的マーキング」をしておくことである。

 第三に、もし敵陣でボールを失いカウンターを受けたときには、足を止めずにその場で守備して敵の攻めを少しでも遅らせる。ベストはその場でボールを奪い返すことだ。そうすれば敵陣で「カウンターのカウンター」をかけることができる。

 仮にもしその場でボールを奪い返せない場合も、ボールにプレスをかけて敵のカウンターを失速させる。これで時間を稼ぎ、その間に日本は陣形を整え直してしっかり守備の体勢を組む。

 そして次に日本がボールを奪えば、素早いポジティブ・トランジション(守→攻の切り替え)から縦に速いカウンターをかける。鋭い縦パスと2タッチ以内の速いパスワークで、敵が態勢を崩しているうちに守備の時間的余裕を与えず攻め切ってしまう。

 そうすれば、あとは勝利の美酒に酔うだけである。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする