若い三銃士の活躍に目を奪われるが……
ウルグアイ戦に先立つこの記事で、試合の見どころとして以下の4点をあげた。
(1)スタメン予想
(2)中島ら若い2列目がウルグアイに対しどこまでやるか?
(3)ロシアW杯で縦横無尽に攻撃を組み立てた柴崎は通用するか?
(4)ポストプレイはいいがゴールが少ない大迫は点を取れるか?
では上から順に見て行こう。まずスタメン予想に関しては、11人とも当たった。だがまあこれは宝クジみたいなもんだ。次の(2)「若い2列目はどこまでやるか?」に関しては、見ての通りである。どこまでもヘチマも、中島、南野、堂安の若い3人は日本代表をむしろ牽引していた。
あえてケチをつければ、堂安は前半に消え気味になっていた点と、中島は大量のシュートを打ったが1度もモノにできなかったことくらいだろうか。
ただそうはいっても中島はすばらしいクロスで南野のゴールを演出していたし、シュートを打てば入らなくても味方がリバウンドを詰める可能性があるのだから、これは言いがかりに近い。
さてもう一点、巷間、南野を香川のライバルとし、香川と比較する論調があるが、これはいささかピント外れだ。タイプがちがう。南野は司令塔的なトップ下というよりセカンドトップであり、(本人は「自分はどこでもできると言っているが)香川との対比はやや的外れだろう。
逆にいえば、ではなぜ森保監督は香川のような司令塔的なトップ下を招集しないのか? を見れば、森保ジャパンの今後がある程度読める。おそらく森保監督が本来志向している3-4-2-1には司令塔的なトップ下は不要だからであり、逆にいえば司令塔的なトップ下を招集しないのは将来的な3-4-2-1への布石であると見る。
柴崎は消えていた?
一方、(3)「柴崎はウルグアイに通用するか?」については、残念ながら彼は期待に応えられなかった。もっともぼんやり見ていると柴崎は消えていたように感じるが、南野の2ゴール目の起点になった鋭い縦パスを出すなど、それなりのプレイはしていた。
柴崎といえばどうしてもロシアW杯でのゲームメイクぶりと比較してしまうのだが、ウルグアイ戦では中島ら2列目のアタッカーが強烈だったこともあり、ボランチである自分はやや下り目でバイタルエリアを埋めてウルグアイのカウンター攻撃に備えよう、という意図もあったように読める。
つまり「予防的カバーリング」の位置取りをして前線からこぼれてくるボールを拾い、二次攻撃につなげようという狙いだ。
とはいえ中盤のデュエルで負けるなど彼は元気がなかったことは否めず、試合に入れていなかったと言われても否定はできないだろう。所属チームで試合に出られてないことも影響していると思われるが、彼にはがんばってほしいものだ。
大迫はゴールゲッター化したか?
最後に(4)「ゴールが少ない大迫は点が取れるか?」については、ウルグアイ戦で彼は中島のシュートがGKに弾かれたリバウンドを詰め、1ゴールをあげた。だが前半19分と同32分、後半23分に、どフリーのシュートを3本も外しており、決定力不足は否めない。
「いや大迫はポストになり、ボールを収めて前線で基点になっているんだから」という論調はあるし、実際その通り彼は重要な機能を果たしていると思うが、大迫はFWである以上、めぐってきたシュートチャンスは絶対ものにすべきであるし、今後も彼には引き続きそこを求めたい。
ウルグアイ戦に先立つこの記事で、試合の見どころとして以下の4点をあげた。
(1)スタメン予想
(2)中島ら若い2列目がウルグアイに対しどこまでやるか?
(3)ロシアW杯で縦横無尽に攻撃を組み立てた柴崎は通用するか?
(4)ポストプレイはいいがゴールが少ない大迫は点を取れるか?
では上から順に見て行こう。まずスタメン予想に関しては、11人とも当たった。だがまあこれは宝クジみたいなもんだ。次の(2)「若い2列目はどこまでやるか?」に関しては、見ての通りである。どこまでもヘチマも、中島、南野、堂安の若い3人は日本代表をむしろ牽引していた。
あえてケチをつければ、堂安は前半に消え気味になっていた点と、中島は大量のシュートを打ったが1度もモノにできなかったことくらいだろうか。
ただそうはいっても中島はすばらしいクロスで南野のゴールを演出していたし、シュートを打てば入らなくても味方がリバウンドを詰める可能性があるのだから、これは言いがかりに近い。
さてもう一点、巷間、南野を香川のライバルとし、香川と比較する論調があるが、これはいささかピント外れだ。タイプがちがう。南野は司令塔的なトップ下というよりセカンドトップであり、(本人は「自分はどこでもできると言っているが)香川との対比はやや的外れだろう。
逆にいえば、ではなぜ森保監督は香川のような司令塔的なトップ下を招集しないのか? を見れば、森保ジャパンの今後がある程度読める。おそらく森保監督が本来志向している3-4-2-1には司令塔的なトップ下は不要だからであり、逆にいえば司令塔的なトップ下を招集しないのは将来的な3-4-2-1への布石であると見る。
柴崎は消えていた?
一方、(3)「柴崎はウルグアイに通用するか?」については、残念ながら彼は期待に応えられなかった。もっともぼんやり見ていると柴崎は消えていたように感じるが、南野の2ゴール目の起点になった鋭い縦パスを出すなど、それなりのプレイはしていた。
柴崎といえばどうしてもロシアW杯でのゲームメイクぶりと比較してしまうのだが、ウルグアイ戦では中島ら2列目のアタッカーが強烈だったこともあり、ボランチである自分はやや下り目でバイタルエリアを埋めてウルグアイのカウンター攻撃に備えよう、という意図もあったように読める。
つまり「予防的カバーリング」の位置取りをして前線からこぼれてくるボールを拾い、二次攻撃につなげようという狙いだ。
とはいえ中盤のデュエルで負けるなど彼は元気がなかったことは否めず、試合に入れていなかったと言われても否定はできないだろう。所属チームで試合に出られてないことも影響していると思われるが、彼にはがんばってほしいものだ。
大迫はゴールゲッター化したか?
最後に(4)「ゴールが少ない大迫は点が取れるか?」については、ウルグアイ戦で彼は中島のシュートがGKに弾かれたリバウンドを詰め、1ゴールをあげた。だが前半19分と同32分、後半23分に、どフリーのシュートを3本も外しており、決定力不足は否めない。
「いや大迫はポストになり、ボールを収めて前線で基点になっているんだから」という論調はあるし、実際その通り彼は重要な機能を果たしていると思うが、大迫はFWである以上、めぐってきたシュートチャンスは絶対ものにすべきであるし、今後も彼には引き続きそこを求めたい。