すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【プレミアリーグ 18/19 第10節】バーンリーの魂に敬意を 〜バーンリー0-4チェルシー

2018-11-02 09:48:40 | イングランド・プレミアリーグ
バーンリーのラッシュにチェルシーが動揺

 立ち上がり、バーンリーが激しくラッシュした。チェルシー陣内にどんどんボールを放り込んでくる。で、ボールを失ってもチェルシーの選手に激しくデュエルを挑んでくる。

 そんなバーンリーの勢いに押され、前半のチェルシーはボールを保持してもパスがつながらない。だが次第に試合の展開に慣れ、前半10分頃から落ち着いた。決してデキがいいわけではないが、尻上がりに調子を上げて行く。

 そんな矢先の前半22分にあげたモラタのゴールを皮切りに、結局、後半には3点を追加し、終わってみればチェルシーの圧勝で終わった。

 これでプレミアリーグは第10節を終わり、勝ち点26で並んだマンチェスター・シティとリバプールが得失点差でそれぞれ1位、2位を分け、3位のチェルシーが勝ち点24。4位のアーセナルが勝ち点22、5位のトッテナムが勝ち点21となった。相変わらずマンC、リバプール、チェルシーの3強が激しいつばぜり合いを繰り広げている。

巧みに斜めのパスコースを作るチェルシー

 チェルシーのフォーメーションは4-1-2-3。スタメンはGKがケパ。4バックは右からアスピリクエタ、リュディガー、ダビド・ルイス、マルコス・アロンソ。中盤3センターはアンカーが不動のジョルジーニョ、右インサイドハーフが同じく不動のカンテ、左インサイドハーフがバークリー。3トップはペドロ、モラタ、ウィリアンだ。

 立ち上がり、バーンリーに押されたチェルシーは前半22分に均衡を破る。カンテが左のバークリーに展開し、受けたバークリーが縦パスを出す。これに3人目の動きでダイアゴナルランしながらボールを受けたモラタがダイレクトでゴールを撃ち抜いた。

 これで立ち上がりのドタバタは落ち着き、完全にチェルシーがボールを保持し、バーンリーが自陣に引いて待ち受ける展開になった。チェルシーはトライアングルを作り、巧みに斜めのパスコースを作ってきれいにボールを回す。

 特にウィリアンは左サイドに開いてボールを受け、攻撃の幅を取る。かと思えば2ライン間に引いてボールをもらい基点になる。非常にいい動きをしている。

 後半、バーンリーはボールを保持しても、チェルシーの守備ブロックの外側でUの字を描くように安全にボールを回すだけだ。最後は焦れてロングボールを縦に放り込んでくるが、チェルシーにあえなく回収されてしまう。

 チェルシーの2点目は後半12分だった。中盤でこぼれ球を拾ったチェルシーはカンテがドリブルしながら左にいたバークリーにパス。バークリーは短くドリブルしてから、ペナルティエリアの外から豪快なシュートをゴール右スミに決めた。彼はリーグ戦3試合連続ゴールである。

 この後、後半17分、同47分にもチェルシーは得点をあげ一方的に攻め立てるが、バーンリーの選手は何点取られてもあきらめず球際で激しく競る。まったくメンタルが衰えない。バーンリーは最後まで試合を捨てず、サポーターに魂を見せつけた。熱い彼らには敬意を表したい。

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