アーセナルのパスワークが冴え渡る
両チームともボールを失ってもリトリートせず、その場でプレッシングして即時奪回を狙う激しい展開になった。
アーセナルは持ち前の美しいパスサッカーでペースを握った。だがリバプールのCBファン・ダイクにあわやゴールシーンという惜しいシーンもあり、前半は0-0で折り返す。そして逆に先制点を取ったのはリバプールだった。後半16分だ。
その後は一進一退の攻防が続き、リバプールが押し切るかに思われたが、後半37分にアーセナルが1点を取りゲームは引き分けで終わった。アーセナルは気合い十分でポゼッション率も高く、おそらく今季、彼らのベストゲームのひとつではないだろうか。
これでリーグは第11節を終わり、マンチェスター・シティが勝ち点29の首位。それを勝ち点27で並び得失点差での2位チェルシー、3位リバプールが追う混戦が続く。4位のトッテナムも勝ち点24と迫り、5位のアーセナルは勝ち点23だ。
威力十分、リバプール3トップのハイプレス
リバプールのフォーメーションは4-1-2-3。スタメンはGKがアリソン。4バックは右からアレクサンダー=アーノルド、ゴメス、ファン・ダイク、ロバートソン。中盤3センターはアンカーがファビーニョ、右がワイナルドゥム、左がミルナー。3トップはサラー、フィルミーノ、マネである。
一方、アーセナルのフォーメーションは4-2-3-1。スタメンはGKがレノ。最終ラインは右からベジェリン、ムスタフィ、ホールディング、コラシナツ。セントラルMFはルーカス・トレイラとジャカ。2列目は右からムヒタリアン、エジル、オーバメヤン。1トップはラカゼットだ。
アーセナルは上位リバプールが相手とあって選手にエネルギーがみなぎり、速いパスワークが非常に利いていた。彼らは最終ラインから時間をかけ、サイドチェンジも交えながらていねいにビルドアップする。ざっくりSB経由とセントラルMF経由の2ルートだ。
一方、リバプールのビルドアップも同様にその2ルートのほか、局面によっては3トップにロングボールを当てるダイレクト攻撃もよしとしている。両チームとも、プレイスピード、ボールスピードともにトップクラスのデキである。
ただアーセナルは2CBが横に広がってビルドアップし、そこへリバプールの3トップがハイプレスをかけて2対3の場面を作られ、あわやのシーンもあった。アーセナルは通常、セントラルMFのルーカス・トレイラが左SBとCBの間に下りたり、2CB間に落ちて数的優位を作っていた印象があったが……。
それだけリバプールの3トップの破壊力はすさまじく、3人だけでショートカウンターを成立させてしまう攻撃力がある。
さて試合が動いたのは後半16分だった。リバプールだ。左サイドで裏抜けしたマネがクロスを入れる。これをリバプールGKとDFが弾いたこぼれ球に、ミルナーがゴール正面から低い弾道のシュートを叩き込んだ。
だがこの日のアーセナルは気迫がすごく、その後何度もリバプールゴールに襲いかかる。そしてどん詰まりの後半37分。アーセナルは途中出場のアレックス・イウォビが出した縦パスで裏抜けしたラカゼットが、一度GKをかわして反転してからゴール右スミに突き刺すビューティフルゴールで同点に追いついた。
その後もアーセナルはボールを保持して一方的に攻め立てたが、惜しくも逆転はならず。1-1の引き分けに終わった。アーセナルのファイティグ・スピリットには敬意を表したい。
両チームともボールを失ってもリトリートせず、その場でプレッシングして即時奪回を狙う激しい展開になった。
アーセナルは持ち前の美しいパスサッカーでペースを握った。だがリバプールのCBファン・ダイクにあわやゴールシーンという惜しいシーンもあり、前半は0-0で折り返す。そして逆に先制点を取ったのはリバプールだった。後半16分だ。
その後は一進一退の攻防が続き、リバプールが押し切るかに思われたが、後半37分にアーセナルが1点を取りゲームは引き分けで終わった。アーセナルは気合い十分でポゼッション率も高く、おそらく今季、彼らのベストゲームのひとつではないだろうか。
これでリーグは第11節を終わり、マンチェスター・シティが勝ち点29の首位。それを勝ち点27で並び得失点差での2位チェルシー、3位リバプールが追う混戦が続く。4位のトッテナムも勝ち点24と迫り、5位のアーセナルは勝ち点23だ。
威力十分、リバプール3トップのハイプレス
リバプールのフォーメーションは4-1-2-3。スタメンはGKがアリソン。4バックは右からアレクサンダー=アーノルド、ゴメス、ファン・ダイク、ロバートソン。中盤3センターはアンカーがファビーニョ、右がワイナルドゥム、左がミルナー。3トップはサラー、フィルミーノ、マネである。
一方、アーセナルのフォーメーションは4-2-3-1。スタメンはGKがレノ。最終ラインは右からベジェリン、ムスタフィ、ホールディング、コラシナツ。セントラルMFはルーカス・トレイラとジャカ。2列目は右からムヒタリアン、エジル、オーバメヤン。1トップはラカゼットだ。
アーセナルは上位リバプールが相手とあって選手にエネルギーがみなぎり、速いパスワークが非常に利いていた。彼らは最終ラインから時間をかけ、サイドチェンジも交えながらていねいにビルドアップする。ざっくりSB経由とセントラルMF経由の2ルートだ。
一方、リバプールのビルドアップも同様にその2ルートのほか、局面によっては3トップにロングボールを当てるダイレクト攻撃もよしとしている。両チームとも、プレイスピード、ボールスピードともにトップクラスのデキである。
ただアーセナルは2CBが横に広がってビルドアップし、そこへリバプールの3トップがハイプレスをかけて2対3の場面を作られ、あわやのシーンもあった。アーセナルは通常、セントラルMFのルーカス・トレイラが左SBとCBの間に下りたり、2CB間に落ちて数的優位を作っていた印象があったが……。
それだけリバプールの3トップの破壊力はすさまじく、3人だけでショートカウンターを成立させてしまう攻撃力がある。
さて試合が動いたのは後半16分だった。リバプールだ。左サイドで裏抜けしたマネがクロスを入れる。これをリバプールGKとDFが弾いたこぼれ球に、ミルナーがゴール正面から低い弾道のシュートを叩き込んだ。
だがこの日のアーセナルは気迫がすごく、その後何度もリバプールゴールに襲いかかる。そしてどん詰まりの後半37分。アーセナルは途中出場のアレックス・イウォビが出した縦パスで裏抜けしたラカゼットが、一度GKをかわして反転してからゴール右スミに突き刺すビューティフルゴールで同点に追いついた。
その後もアーセナルはボールを保持して一方的に攻め立てたが、惜しくも逆転はならず。1-1の引き分けに終わった。アーセナルのファイティグ・スピリットには敬意を表したい。