GKシュミット・ダニエルは「リベロ」である
先日のベネズエラ戦で先発したGKのシュミット・ダニエルは非常に足技に優れ、足で自由自在にパスを出していた。例えばCBから自分の足元に落ちてきたボールを、平気でダイレクトで普通に両SBへ展開する。またワントップの大迫めがけ、正確なロングボールも入れていた。彼のその姿はさながら、2人のCBの後ろに控えるリベロだった。
してみればベネズエラ戦の日本のフォーメーションは4-2-3-1ではなく、実はGKも含めた3バックの3-4(両SB+2セントラルMF)-3-1で戦っていたことになる。つまり日本のフィールドプレーヤーはベネズエラより1人多かったわけだ。
こんなふうに最終ラインからビルドアップの1本目になる正確なパス出しができるGKのシュミット・ダニエルは、明日行われるキルギス戦でもぜひ見てみたい選手の1人である。
ちなみにGKがビルドアップの第一歩になる彼のようなスタイルは、何もシュミット・ダニエルの専売特許ではない。例えばバイエルン・ミュンヘンのマヌエル・ノイアーやマンチェスター・シティのエデルソン、リバプールのアリソンらの例をあげるまでもなく、現代フットボールの最先端では欠くことのできない必須のプレイである。そんな大仕事を代表初先発でサラリとやってのけたシュミット・ダニエルには、まばゆいばかりの将来性がある。
森保ジャパンでは中島、堂安、南野という若い強烈な2列目ばかりが話題になる。だが彼らばかりでなくシュミット・ダニエルや、すばらしい縦パスを持ちカバーリングにも優れるCBの冨安など、若く将来性のある楽しみな大器が次々にデビューしてくる。森保ジャパンの実に楽しいところだ。まったく森保監督のスカウティング能力には脱帽するしかない。
キルギス戦の先発メンバー予想は?
さて、明日はいよいよキルギス戦だ。来年1月に行われるアジアカップのために用意された最後の試合になる。では気になる先発メンバーはどんな顔ぶれだろうか? 勝手に予想すれば以下のような感じか。森保監督は、できるだけ平均的にまんべんなく出場機会を与えるタイプの監督だからだ。
【先発メンバー予想】
◯大迫
◯原口 ◯北川 ◯伊東
◯三竿◯柴崎
◯山中◯吉田◯三浦◯室屋
◯シュミット・ダニエル
キルギスとの力関係を考えれば、気張ったフルメンバーで臨むのは惜しい。それよりも選手層の底上げを考えた、将来のためになる実験的なメンバーで挑みたい。
ならば、ぜひ先発で使ってほしいのがまず右MFの伊東純也と、ベネズエラ戦でも途中出場して好プレイを連発した左MFの原口元気である。この2人にメドが立てば、中島と堂安に加えて左右両サイドの人材が厚くなる。
次にワントップは杉本と行きたいところだが、やはりこのチームは大迫がいないと試合にならない。そしてトップ下には今回抜擢されている北川を置く。彼はベネズエラ戦でも途中出場し、鋭い反転からのシュートを見せていた。ぜひ一度先発で使って時間を与え、どれくらいできるのか見てみたい。
次に中盤の底は熟成されてきた柴崎&遠藤のコンビは一回お休みし、スタメンで三竿に時間を十分やってデキをチェックしたい。三竿がセントラルMF争いに力強くからんでくれば、選手層はグンと厚くなる。なお所属チームで出場機会を失っている柴崎には、試合勘の補充の意味もあり代表ではフルに働いてもらいたい。
GKはもちろんシュミット・ダニエル。CB吉田の相方には三浦を、左右両SBは山中と室屋にチャンスをやりたい。彼らも今後代表に定着できれば選手層のいっそうの底上げになる。
さて、この大胆な先発メンバーで一体どこまでやれるのか? なんせ日替わりヒーローが次々に登場する森保ジャパンのことだ。ヤツらは、案外やってくれるんじゃないかと睨んでいる。
先日のベネズエラ戦で先発したGKのシュミット・ダニエルは非常に足技に優れ、足で自由自在にパスを出していた。例えばCBから自分の足元に落ちてきたボールを、平気でダイレクトで普通に両SBへ展開する。またワントップの大迫めがけ、正確なロングボールも入れていた。彼のその姿はさながら、2人のCBの後ろに控えるリベロだった。
してみればベネズエラ戦の日本のフォーメーションは4-2-3-1ではなく、実はGKも含めた3バックの3-4(両SB+2セントラルMF)-3-1で戦っていたことになる。つまり日本のフィールドプレーヤーはベネズエラより1人多かったわけだ。
こんなふうに最終ラインからビルドアップの1本目になる正確なパス出しができるGKのシュミット・ダニエルは、明日行われるキルギス戦でもぜひ見てみたい選手の1人である。
ちなみにGKがビルドアップの第一歩になる彼のようなスタイルは、何もシュミット・ダニエルの専売特許ではない。例えばバイエルン・ミュンヘンのマヌエル・ノイアーやマンチェスター・シティのエデルソン、リバプールのアリソンらの例をあげるまでもなく、現代フットボールの最先端では欠くことのできない必須のプレイである。そんな大仕事を代表初先発でサラリとやってのけたシュミット・ダニエルには、まばゆいばかりの将来性がある。
森保ジャパンでは中島、堂安、南野という若い強烈な2列目ばかりが話題になる。だが彼らばかりでなくシュミット・ダニエルや、すばらしい縦パスを持ちカバーリングにも優れるCBの冨安など、若く将来性のある楽しみな大器が次々にデビューしてくる。森保ジャパンの実に楽しいところだ。まったく森保監督のスカウティング能力には脱帽するしかない。
キルギス戦の先発メンバー予想は?
さて、明日はいよいよキルギス戦だ。来年1月に行われるアジアカップのために用意された最後の試合になる。では気になる先発メンバーはどんな顔ぶれだろうか? 勝手に予想すれば以下のような感じか。森保監督は、できるだけ平均的にまんべんなく出場機会を与えるタイプの監督だからだ。
【先発メンバー予想】
◯大迫
◯原口 ◯北川 ◯伊東
◯三竿◯柴崎
◯山中◯吉田◯三浦◯室屋
◯シュミット・ダニエル
キルギスとの力関係を考えれば、気張ったフルメンバーで臨むのは惜しい。それよりも選手層の底上げを考えた、将来のためになる実験的なメンバーで挑みたい。
ならば、ぜひ先発で使ってほしいのがまず右MFの伊東純也と、ベネズエラ戦でも途中出場して好プレイを連発した左MFの原口元気である。この2人にメドが立てば、中島と堂安に加えて左右両サイドの人材が厚くなる。
次にワントップは杉本と行きたいところだが、やはりこのチームは大迫がいないと試合にならない。そしてトップ下には今回抜擢されている北川を置く。彼はベネズエラ戦でも途中出場し、鋭い反転からのシュートを見せていた。ぜひ一度先発で使って時間を与え、どれくらいできるのか見てみたい。
次に中盤の底は熟成されてきた柴崎&遠藤のコンビは一回お休みし、スタメンで三竿に時間を十分やってデキをチェックしたい。三竿がセントラルMF争いに力強くからんでくれば、選手層はグンと厚くなる。なお所属チームで出場機会を失っている柴崎には、試合勘の補充の意味もあり代表ではフルに働いてもらいたい。
GKはもちろんシュミット・ダニエル。CB吉田の相方には三浦を、左右両SBは山中と室屋にチャンスをやりたい。彼らも今後代表に定着できれば選手層のいっそうの底上げになる。
さて、この大胆な先発メンバーで一体どこまでやれるのか? なんせ日替わりヒーローが次々に登場する森保ジャパンのことだ。ヤツらは、案外やってくれるんじゃないかと睨んでいる。