すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【森保ジャパン】GKシュミット・ダニエルをレジスタ化する

2020-12-05 07:38:10 | サッカー戦術論
敵を自陣に引き寄せ縦を突く

 森保ジャパンは、足元に優れるGKシュミット・ダニエルをビルドアップに組み込みたい。

 例えば開いたCB2人とシュミットで三角形を作り、組み立てしたとしよう。

 この日本のビルドアップに釣られ、もし敵が「チャンスだ!」と前進してハイプレスをかけてくれば、敵陣は間延びしてライン間にスペースができる。

 するとボールをキープしたシュミットは、そのライン間のスペースに素早く侵入した味方を狙ってパスをつけることができる。つまりライン間の中央レーンやハーフスペースに縦パスを出すわけだ。

前線で1対1の形を作る

 あるいは日本のこの反撃を想定し、敵がもしコンパクトな陣形のままハイプレスをかけてきたら? 

 その場合、前に張った日本のFWとそれをマークする敵CBは、1対1に近い形になっている可能性が高い。ならばその前線まで縦に速いパスを入れれば、ボールを収めて一気に攻め切れる。

 シュミットは前線の選手の足元へ正確につけるロングパスや、敵のライン裏に正確に落とすロングパスを蹴れるはずだ。それを利用しないテはない。

 あるいは別にシュミット自身がボールを蹴るのでなく、近くにいるCBが代わりにパスをつけるのでもいい。吉田と冨安なら同様に正確なロングパスを出せるだろう。

 こんなふうにGKを含めたビルドアップで敵をおびき寄せ、敵のライン間にスペースを作る。あるいは前線の味方のFWに敵CBと1対1の形を提供し、ロングパスでそこを一気に狙う。

 いかがだろうか?

 攻撃的なGKシュミット・ダニエルをレジスタとして使う。

 この形は森保ジャパンの切り札になるに違いない。

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