シティが開幕節からスタートダッシュ
イングランド・プレミアリーグの2019-20年シーズンが幕を開けた。開幕節では、王者マンチェスター・シティがスターリングのハットトリックなどで大量5点をもぎ取り、いきなりスタートダッシュをかけた。
シティのフォーメーションは4-1-2-3だ。スタメンはGKがエデルソン。最終ラインは右からカイル・ウォーカー、ストーンズ、ラポルト、ジンチェンコ。アンカーはロドリ。右インサイドハーフにデ・ブライネ、左インサイドハーフにはダビド・シルバ。3トップは右からマレズ、ジェズス、スターリングだ。
シティはジンチェンコが偽SB化してステイしたり、逆にボックス辺りまでボールを持ち込んだり活発だ。CBのラポルトもスペースがあればドリブルで持ち上がる。こうして彼らは最終ラインから2タッチ以内で流れるようにビルドアップする。
一方、ウェストハムはボールを失うと、前の2人を残してディフェンディング・サードまでリトリートし4-4のブロックを作る。逆に前で失うとプレスをかけるが、シティは簡単にウェストハムの第1プレッシャーラインを突破して行く。
前半のポゼッション率はイーブンだが、ウェストハムはボールを持っても中盤で引っかけられ、なかなかフィニッシュへ行く形にならない。
後半、シティのポゼッション率は70%を超えた
シティの1点目は前半25分だった。ボールを持ち、ドリブルで左から中に入り込んだジンチェンコが右サイドへボールを展開する。オーバーラップしたSBウォーカーがパスを受けてセンタリングし、最後はジェズスが決めた。
後半6分のシティの2点目は、(シティから見て)右サイドに偏っていたウェストハムの陣形を横パスの連続技でうまく突いた。まず中盤でボールを奪ったマレズがドリブルから左のデ・ブライネにパス。デ・ブライネがさらに左のスターリングにラストパスを送り、スターリングがゴールに沈めた。
一方、後半30分の3点目は、中央でボールをキープしたスターリングが右サイドのマレズにパス。スターリングはその間に縦へ走ってライン裏へ飛び出し、マレズからラストパスを受けてGKの頭上を抜くシュートを放った。
また後半41分の4点目はマレズがPKをもらい、アグエロが決めたもの。そしてとどめの5点目は後半47分だった。こぼれ球を拾ったマレズが、裏抜けを狙ったスターリングにスルーパスを出し、スターリングがこれをゴール右スミに決めた。
シティはポジショニングとボールの運び方が非常に機能的で、その点、ウェストハムとは雲泥の差があった。後半のシティのポゼッション率は実に70%を超えた。またスターリングはワンプレイ終わっても足を止めずに3人目の動きをするなど、よく走った。運動量が彼のハットトリックを呼んだ。
さて、まずはマンチェスター・シティが開幕1勝目をあげた。果たしてこれが長い今シーズンの行方を暗示する勝利になるのだろうか。ペップの高笑いが聞こえてくるようだ。
イングランド・プレミアリーグの2019-20年シーズンが幕を開けた。開幕節では、王者マンチェスター・シティがスターリングのハットトリックなどで大量5点をもぎ取り、いきなりスタートダッシュをかけた。
シティのフォーメーションは4-1-2-3だ。スタメンはGKがエデルソン。最終ラインは右からカイル・ウォーカー、ストーンズ、ラポルト、ジンチェンコ。アンカーはロドリ。右インサイドハーフにデ・ブライネ、左インサイドハーフにはダビド・シルバ。3トップは右からマレズ、ジェズス、スターリングだ。
シティはジンチェンコが偽SB化してステイしたり、逆にボックス辺りまでボールを持ち込んだり活発だ。CBのラポルトもスペースがあればドリブルで持ち上がる。こうして彼らは最終ラインから2タッチ以内で流れるようにビルドアップする。
一方、ウェストハムはボールを失うと、前の2人を残してディフェンディング・サードまでリトリートし4-4のブロックを作る。逆に前で失うとプレスをかけるが、シティは簡単にウェストハムの第1プレッシャーラインを突破して行く。
前半のポゼッション率はイーブンだが、ウェストハムはボールを持っても中盤で引っかけられ、なかなかフィニッシュへ行く形にならない。
後半、シティのポゼッション率は70%を超えた
シティの1点目は前半25分だった。ボールを持ち、ドリブルで左から中に入り込んだジンチェンコが右サイドへボールを展開する。オーバーラップしたSBウォーカーがパスを受けてセンタリングし、最後はジェズスが決めた。
後半6分のシティの2点目は、(シティから見て)右サイドに偏っていたウェストハムの陣形を横パスの連続技でうまく突いた。まず中盤でボールを奪ったマレズがドリブルから左のデ・ブライネにパス。デ・ブライネがさらに左のスターリングにラストパスを送り、スターリングがゴールに沈めた。
一方、後半30分の3点目は、中央でボールをキープしたスターリングが右サイドのマレズにパス。スターリングはその間に縦へ走ってライン裏へ飛び出し、マレズからラストパスを受けてGKの頭上を抜くシュートを放った。
また後半41分の4点目はマレズがPKをもらい、アグエロが決めたもの。そしてとどめの5点目は後半47分だった。こぼれ球を拾ったマレズが、裏抜けを狙ったスターリングにスルーパスを出し、スターリングがこれをゴール右スミに決めた。
シティはポジショニングとボールの運び方が非常に機能的で、その点、ウェストハムとは雲泥の差があった。後半のシティのポゼッション率は実に70%を超えた。またスターリングはワンプレイ終わっても足を止めずに3人目の動きをするなど、よく走った。運動量が彼のハットトリックを呼んだ。
さて、まずはマンチェスター・シティが開幕1勝目をあげた。果たしてこれが長い今シーズンの行方を暗示する勝利になるのだろうか。ペップの高笑いが聞こえてくるようだ。