総天然色・魔人スドォの円盤-3D

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【3DBDソフト推進ブログ】

『ヒックとドラゴン』 3D映像評価

2018-06-17 | 3DBDソフト評価

『ヒックとドラゴン』 3D映像評価


なぜ、この作品の3D版が国内で発売されないのか?
吹き替えが収録されたパッケージが存在していたのならば間違いなく、
『塔の上のラプンツェル』 『マダガスカル3』 『アナと雪の女王』 に並ぶタイトルとなっていたでしょう。




↑ (左が海外3D盤 『How to Train Your Dragon [Blu-ray] [Import] 』、右が国内盤 『ヒックとドラゴン』)
【注意】 このタイトルは、国内では3D版が発売されておりません。視聴するには 海外盤 を購入致しましょう。
出来るならば、吹き替え音声収録の国内盤との シンクロ再生 をお勧めします。

『ヒックとドラゴン』 ストーリーのレビュー。 ←クリック!



画面はシネスコサイズ。
視差(立体感)の強さは、CGアニメの中では(良い意味で)普通レベルで極めて良好。
同じく映像の美しさも、2D映像と比べれば遜色もあるだろうが、そんなことは気にもならない高画質な映像。
多くの見せ場が用意されており、グリグリ~と画面のアングルが回り込む疑似体感の要素が強い。
3D作品としてはストーリーの良さも相まって、すこぶるクオリティの高いタイトルとなっております。

その多くの見せ場は、
ヒックとドラゴン(名前:トゥース)の飛行シーンにあります。


その姿を見て生きて帰った者はおらず、唯一 「戦うな」 と恐れられたレアなドラゴンの “ナイト・フューリー” 。
知られているドラゴンの中では最も知能が高く、
飛びぬけた飛行能力を備え、クチから放つ青白い炎は半固形のアセチレンと酸素の塊で、その命中率は百発百中だという。

この極めて能力の高いドラゴンを操って高速で飛行する映像が、もうすこぶる凄いのよ~。
監督のひとりであるディーン・デュボアは 「遊園地のような飛び出す3D映像にしたくなかった」、
「画面に引き込まれるような3Dにすることを心がけた」 と語っているように、拘りに拘ってつくられた3D映像。
大空を舞うヒックとドラゴンのその姿は、耳の三半規管を錯覚させ本当に飛んでる感覚になり気分爽快。
その映像の演出は実に素晴らしく、飛行シーンで言えば軽く 『アバター』 を超えております。

最大の見せ場は、
ボスキャラの巨大ドラゴンとの戦闘シーン!


ドラゴンが登場する映画って多くありますよネ~。
『ドラゴンスレイヤー』 『ドラゴンハート』 『サラマンダー』 『エラゴン 遺志を継ぐ者』 『ホビット 竜に奪われた王国』 など等...
これ等の作品の中で一番派手な戦闘なのが、この 『ヒックとドラゴン』 なのですよ。
最後に登場するボスキャラのドラゴンは、全長50メートルは軽く超える山のような超大型ドラゴン。
その圧倒的な強さのドラゴンを、体長3メートルほどの “ナイト・フューリー” が敵に勝る機動力を武器にして戦うシーンは圧巻!
それを操るライダーは、バイキングの中でも非力で戦闘能力が劣っていたあのヒック。
多くのバイキングの戦士たちが手出しができない中、勇敢に立ち向かていくその姿は3D映像の恩恵も相まって鳥肌が立つぐらカッコが良い。
まさしく、3D映画史に残る名シーンとなっているのです。


↑ (過去の記事での数値表とは違っております。その現状に合わせて数値は変動します。)
どの視聴環境でも楽しめる作品なのですが、やはり大型のスクリーンの方が疑似体感の迫力のある3D映像が堪能できます。
55インチのモニターでの視聴と大型スクリーンと比べると、ストーリーの感動の度合いも違ってくるんですよネ~。
今回、PSVRの視聴にて、映像が鮮明なCGアニメはPSVRの解像度の低い映像では分が悪いと思っていたのですが、
この作品では、あまり気にならず視聴できました。
同じCGアニメでも、2Dと比べて映像の美しさに劣化を感じた 『モアナと伝説の海』 と、何が違うのか?
おそらく、コントラストの強さが要因かと思われます。 CGアニメを一括りで判断できないのだと気付かされました。

    ←2DのSAMPLE画像


3D映画ファンならば、
遅かれ早かれ この 『ヒックとドラゴン』 を観ることになるでしょう。

それが例え、国内で3D版が発売されておらず、吹き替えが収録されていない海外盤であっても手に入れる筈です。
言わば、この作品は3D映画ファンが通らなくてはならない登竜門的な存在になっているのでしょう。
3D映像だけではなく、ストーリーも大変素晴らしい作品なので吹き替え(字幕)で観ることを強くお勧めします。
...ということは?
先に国内盤で視聴するか、理想は海外盤と国内盤のシンクロ再生...何度も言いますが、ああ~なぜ、この作品の3D版が国内で発売されないのか?
1作目のソフトの発売元はパラマウントさんかな?
貴方は罪なメーカさんだよ~~(^_^;)
海外盤(3D) + 国内(吹き替え)版 の同時再生計画 ←クリック!

ちなみに、続編の2作目は3D映像のクオリティは高いのですが、ストーリーがフツーです。
(国内版3Dパッケージが発売されています。)
そして、 『ヒックとドラゴン3』 が2019年3月に全米公開決定だそうです。
成長したヒックはイケメンなのよ~♪

コメント (4)
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