総天然色・魔人スドォの円盤-3D

BDソフトを中心に画像・イラストを交えて、
映画をオモシロ可笑しく雑談するブログです♪
【3DBDソフト推進ブログ】

『ダークナイト』

2009-01-16 | 映画(洋)を熱く語る
リアル路線の新シリーズ「バットマン・ビギンズ」の正統派の続編。
今作品はタイトルから「バットマン」の名前が消えているのは何故でありましょう?


『ダークナイト』

【ストーリー】
ゴッサム市民を守るべく“バットマン”“ゴードン警部補”それと“新任検事ハービー・デント”の3人は協力し
マフィアの資金源を絶つ事に成功する。
しかし悩むマフィアたちの前にジョーカーが現れ、彼らの全資産の半分を条件にバットマン殺害の提案を持ちかける。
罪なき市民や警官を次々に殺害し、さらには市長暗殺を企ててバットマンを追い詰めるジョーカー。
ゴッサム・シティは再び混乱状態に陥る...

この映画は劇場、ブルーレイソフトで鑑賞。
アメコミヒーロー物とは思えない話の展開、ゴッサムシティーと言う架空の都市を舞台としているのにも掛からず
そんな漫画チックな臭いは一切漂ってはいません。
バットマンは闇のヒーロー。
法では裁けない世の中の悪を力で制する、決して法では許すことの出来ない闇の立場。
辛うじて“人を殺さない”“拳銃は使わない”と言う己のルールで、ギリギリの犯罪者との境界線を区別しています。

今作のバットマンはゴッサムシティのマフィア(悪)にとって、絶対に敵わない“力”として存在します。
(なので喋る時の声が前作と違い恐い!子供泣いちゃうよ~)
その“絶対的力”に対抗する為に生まれたのが、悪の化身がヒース・レジャーが演じる“ジョーカー”。
金やルールに流されない“絶対的悪”を見事に演じ切っています。
コレはまさしく現状況のテロに苦しむアメリカ大国を表してるのでありましょう。
強大な“力”は残酷な“悪”を作り出す。

力では負けないが己のルールで絶対に人は殺さない“バットマン”と、力では負けるが狂気とも思える狡猾さで殺しを楽しむ“ジョーカー”。
この2人のバランスが絶妙で、普通のアメコミヒーロー物とは違った奥の深い作品となっています。


↑彼の予告編を見てホラー映画だと思った女性が多いとか?顔が恐いぞ~

もう1つ闇で戦う“バットマン”とは対照的に、“法”に基づき悪を裁く“デント検事”が登場します。
2人は“ゴードン警部補”と力を合わせてジョーカーと戦いますが、この辺の話の展開が“バットマン”の強さの奥深さになってるのではないでしょうか?

奥の深い作品はラストも深い...
非常にダークな話で幕が下ります。
世間の評価では“暗い”と言う評価も多いですが、私的には非常にカッコいい!
まさにタイトルが示すとおりのラストだと思いました。
(「スパイダーマン」1作目の終わり方のダーク版みたいな感じがしません?)


いや~凄いですよネ?
「バットマン」と言う素材でココまでの大作を作ってしまうとは~
“バットマン”と“ジョーカー”あっての話となっています。
それにしても今回のバットポッド(バイク)はカッコイイ~♪
殆どCGと思いきや、ソフトの特典ディスクのメイキングを見るとほぼ本当に走ってるんですよネ~
(車もバイクも本当に作ってます。欲しぃー)

↑キィーーーン!と言う金属的なエンジン音が堪りません~!!電気で走ってるのか?違うかぁ~


どうでもイイ~話なんですけど、バットマン”のスーツってゲームの「メタルギア・ソリッド」のスネークが
着用してるスーツと同じ物ですよネ?

↑次回作は“バットマン”消えちゃうかも?(笑)


【BDソフト画質・音質レビュー】
信じられません、ワーナーなのに高画質。
この作品は所々のアクションシーンがIMAXと言う通常の35ミリの10倍以上、70ミリの3倍以上と言う
巨大なフィルムサイズを採用しています。
このIMAXのシーンが信じられないほどの高画質!
(画面サイズがシネスコ・サイズ→ビスタ・サイズに替わり画面が広がります)
色合いも発色が良く非常に鮮明で、画像の密度が濃いと言うのでしょうか?
上空からビルを見下ろした風景などは吸い込まれそうになってしまいます。

音質はTrueHDでコチラも高音質。
音響はド素人の私でも音の重厚さに驚きが隠せません!
ガラスの割れる音、銃声の音一つ一つに存在感を感じる。

ホームシアターとして楽しむには最高のソフトであります。
話の内容も含めて絶対のお勧めです。
ワーナーで次にこのレベルで発売されるソフトは何時になることやら~
期待してます♪


PS.“バットマン”って金持ちの変人が趣味で悪から平和を守るの話...って思ってましたケド、
この「ダークナイト」を観るとそんな事クチが裂けても言えません!ジョーカーだけに~←おっ!上手い?

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2 コメント

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Unknown (荒縄)
2009-03-27 23:50:25
今し方見ました。
今回のバットマンは、バットマンでは無く
ダークナイト、タイトル通りの映画て、感じで
ジョーカーやバットマンでは、無く別な設定で
も行けるぐらいのシナリオと構成力でした、
第1作目は(バットマン・ビギンズ)、少し
正義の味方感が残る作りでしたが今回は、
悩み多い一人の男(苦悩に苛まれる正義の味方)
表裏一体の感覚一歩間違えると悪にも成る
完成していない正義感、危うい加減がまた人らしさに拍車を掛けていてます、打って変わって
ジョーカーは、悪に揺るぎない自信が脈々と
伝わってきます。悪役の華やかな感じが無く
淡々とこなす所がまたリアルな感じが良いです
ね。
ハービー・デントなのですが私的に
中半端な設定にしたのかもったいないと
思いました。

前半は~中盤掛けては良い感じですがある
怪我から後半、時間が掛かっているのも解りま
すがあまりにも不甲斐ないって言うか次の
回に使えるほど良いキャラクターに仕上がった
のに・・・

それとジョーカーの役の俳優さんが亡くなって
しまったのにどうなるんでしょうね。
返信する
>荒縄さん (魔人スドォ)
2009-03-28 00:29:29
縄さん、遂に観ましたか~「ダークナイト」を~!!

そうです~
アメコミヒーローの「ダークナイト」なんて、子供が観る映画なんか観たくないよ~
って言う人いるでしょ?
この映画は子供が観たら全然面白くないでしょう?(笑)
(もちろんイイ~意味の大人の映画です)

この映画を観もしないで“幼稚”と言う人が多いです。
まあ、観る人を選ぶ作品なのは確かですが、DVDやBDソフトはメチャメチャ売れてるので
やっぱり人気はあるのでしょう。
縄さんが言うとおり、ヒーロー物の映画では御座いません。
リアルなお話です。

“ハービー・デント”の話なんですが...
私も1回目観た時は、縄さんと同じ感想でした。
でも、2~3回繰り返して観ると、いやはや~
なかなか深い設定でありますよ~
汚れた正義=バットマン
綺麗な正義=ハービー
2人の対比が非常に奥が深い話です。
まさに“トゥーフェイス”な話の設定でありますよネ~
ここに...
絶対的な悪=ジョーカー
が加わるのです、なんて奥が深い話なんでしょう。

それと縄さんが仰るとおり、多分“ジョーカー”は まだ続編に出すつもりのキャラだったと思います。
俳優さんを替えて出て来るでしょうネ~
でも次の続編は“キャット・ウーマン”の話になるのでは?
細身ではなく肉厚のあるセクシーな女優さんがイイ~ですよネ~♪
返信する

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