総天然色・魔人スドォの円盤-3D

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【3DBDソフト推進ブログ】

『ゼロ・グラビティ』3D映像評価

2022-07-09 | 3DBDソフト評価
『ゼロ・グラビティ』3D映像評価
 
私の中では、3D専用映画が3本存在する。
それは、『アバター』『ザ・ウォーク』...そしてこの『ゼロ・グラビティ』なのです。
 
 
 
 
 
 
【『ゼロ・グラビティ』3D映像の視聴上の注意】
『ゼロ・グラビティ』は、2014年4月23日に3Dブルーレイソフトが発売された作品です。もう、トンでもなく昔の話だよネ~(^_^;)
この3Dソフトの発売時期に、とある有名情報サイトにて、
「【悲報】映画『ゼログラビティ』3Dブルーレイのガッカリ感は異常!+ 近年稀にみる低クオリティ」というニュースが流れたのはご存知でしょうか?
・ほとんどが平坦な描写にしか見えない
・画質もひどくてザラつきがあり、3Dブルーレイではボヤけてしまっている。
・映画好きなら、軽くショックを受けるレベル。
あながち、このニュースはデタラメではなく、劇場公開に比べて明らかに3D映像の奥行(厚み)が浅くなっており、同様に戻すには「奥行を-1~-2深くする」必要があるのです。
画質の方はノイジー感があるものの、現在の視聴機器類の画質調整機能により、むしろリアルで臨場感あふれる画質になっている。
(恐らくこれは、視差の強さによる「酔い」を防ぐ為の対策になっているのだと思われる。視差つくり自体はしっかりつくり込まれているので無問題♪)
 
 
 
3D映像は...
「3Dで観なければ作品の30%も楽しめない」、3D映像の為につくられた作品。
画面はシネスコサイズ。視差は強め、奥行きは深い(奥行調整推奨)、飛び出し要素あり。映像はノイジー感はあるものの結果的には高画質な部類になる。
初めから最後まで91分本編全部が3D映像の演出がされており、、要所要所に「派手な3D映像の見せ場」が多数用意され、まさに『アバター』と並ぶ貴重な3D作品。
破壊された人工衛星の破片(デブリ)が時速3万Kの高速で降り注ぐ恐怖!周期的にやって来るデブリの飛来を避けながらの宇宙の脱出劇が展開される。
3D映像はグリグリ~の移動感も存分に多用され、その効果は耳の三半規管の平衡感覚を狂わせ、ゼロ・グラビティ(無重力)の浮遊感を体感させる。
ドキュメンタリー的な演出により、現実に自分が体感しているかのようなリアルさを感じさせ、更なる音響効果によって不安と恐怖を増幅させる。
人間ドラマ(心情・心理)も哲学とも言えよう深く描かれており、まさに「身も心も体感させる」S級越えの神3D作品となっているのです。
 
 
 
本当に見せ場の多い、この作品...敢えて2つだけ紹介致しましょう。
派手な3D映像の見せ場(その1)
「エクスプローラー号」デブリ第一波接触事故!
ロシアの自国の人工衛星の破壊により、拡散された宇宙ゴミ(デブリ)がスペースシャトル「エクスプローラー号」に直撃。
ハッブル宇宙望遠鏡の修理作業を行う “ストーン博士” と指揮を務める “コワルスキー” の2人が、デブリの衝突の衝撃により宇宙に投げ出されることになる。
巨大な地球をバックにした上空600キロの宇宙の姿にも圧巻!
そのスペースシャトルのアームに繋がれたライアン博士が、アームごとグリングリン~と回転する様は凄まじく、遠心力を伴う疑似体感。
アームが回っているのか?背景が回っているのか?その計算された3D映像トリックに脳内の視覚領域が刺激されっぱなし!
次々に襲いかかるデブリの衝突により回転方向を替える動きが、更なる刺激をつくり出す。
そこからの、漆黒の宇宙に放り出される演出は息苦しくも有り、恐怖を感じる体感になっているのです。
↑(もう、掴みはOK!的な、凄まじい回転疑似体感が体験できるのよ~。視差強ければ酔うぞっ!(^_^;))
 
 
派手な3D映像の見せ場(その2)
「ISS(国際宇宙ステーション)」デブリ第二波接触事故!
幾つかの危機を乗り越えて、ISS(国際宇宙ステーション)に辿り着いた 2人。
ストーン博士は、ソユーズを離脱させる為に開いたパラシュートの切り離しにかかるが、そこに2周目の膨大な量のデブリが接近する。
ダイナミックな長カットで演出される3D映像によるISSの破壊描写は壮絶!
ゆっくりとした移動感を伴いながら、爆風による方向転換。木端微塵に破壊されていくISSは強烈な飛び出し要素で演出され迫力満点!
右よ左と大量な破片を運よく避けながらの絶体絶命のアトラクション疑似体感。その3D映像の凄さに驚愕される。
 
 
 
一時、【お勧め3DBD一覧表】でも、『アバター』よりも上位地になっていたこともあるのですが...
そこはやっぱり~、3D映画史の歴史を替えた偉大な作品として、『アバター』を上位に持ってきております。
それは3Dマニア共通の礼儀でありましょう...うんうん。そう考えるのは私だけではあるまい。
 
 
 
↓(美しい宇宙の3D映像も、見せ場の1つとなっております。時間帯や位置により、その色を変える地球は美しい♪)
これだけ宇宙ばっかりの話なのに絵図ら的にも全く飽きさせず、多種多様な宇宙アトラクションが展開される。
この体感は2Dでは絶対に味わえない仕様となっているのです。
出来るならば、出来るだけ大きな画面で視聴して頂きたい。画面の大きさに比例して、その3D映像の恩恵も凄まじくなっていくのです。
(上でも少し話しましたが、VRの大スクリーンサイズがお勧めでありましょう。でも、酔っちゃいますよ~(^_^;))
私はこの3D映像を何十回と視聴してきましたが、3D依存率も高めの作品だと思います。 ←止められまへんなぁ~。
3D映像のPRにも持って来いの作品です。3D好きならば絶対に観なければいけないタイトルでありますよ~♪
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