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【ネタバレあり】『アナと雪の女王2』レビュー

2020-04-25 | 『アナ雪』を熱く語る
 
 
 
映画館で3回の視聴から...海外盤ソフトと動画配信を繰り返し観ること十回ほど。
初めの感想とは違い、『アナ雪2』は実によく練られた脚本、複雑な伏線から成り立っているストーリーに驚かされる。
これは決して「話が難しい」という訳ではなく、
重要なシーンを「セリフ」ではなく「曲(歌)」で表現しているところから来ているのでは?と思われます。
(誰だい?『アナ雪2』のレビューにて、「ミュージカルみたい」と評してる人は?基本、『アナ雪』はミュージカルだよ~。)
 
 
『アナ雪2』のネタバレ要素って何だろう~?
それまでに、「それ」に絡む伏線はたくさんあるのですが...
私はアートハランの「Show Yourself(みせて、あなたを)」からの展開にあると思っております。
話の始まりとなるエルサを呼ぶ謎の声...誰だろう?何の意味があるのだろう~?
幾つかの困難を乗り越えアートハランに辿り着いたエルサは、その声の正体を必死に探ります。
そこで待っていた者は...
↑(吹き替えではエルサが「見付けた」なのですが、英語ではあちら側に「見付けられた」になっております。一捻りある訳なんですよネ~。)
恥ずかしながら、私は1回目の視聴では「誰」とも気が付かずにスルーしておりました~(^_^;)
圧倒的な映像と歌に、頭ポカ~ン状態だったと思います。 ←アホなのかい~?
この「誰(それ)」が分かることにより、それまでの悲しい思いや1作目の話までが全て繋がり、
ここに至るまでの悩みや苦悩が無駄ではなかったと、感動に至るところなんですよネ~...うるうる~。
 
聞いた話のよれば?エルサを呼ぶ声の正体は「エルサ自身」という説もあるのですが、
途中、火の精霊のトカゲちゃんも声を聞いて反応しておりますし、
それに、エルサが全てを受け入れ、覚醒するときの「声の正体」の顔の表情を見てください、
エルサを導き、成長(覚醒)する姿を見守り安堵する顔を...
「声の正体」は決してアートハランの記憶だけでは御座いません。そこには意志があると私は勝手に確信しております。
いや~もう、ここのシーンが泣ける、泣ける...
↑(風の精霊ゲイル。ゲイルは全ての成り行きを知っていたのでしょう。あの場所に誘導したのも必然...)
これに伴い、今まで風の精霊のエルサ等に纏わり付く行動も理解でき、泣けてくるんだよネ~。
 
 
『アナ雪』に潜む暗黒面...
私はこの2作目を好むのが、アートハランの奥底に眠る暗い、とても暗い「負の記憶」...
北の森の精霊のバランスを壊す影響を与えた出来事...寒さに耐性のあるエルサを凍えさすほどの「人の負の感情」の記憶。
「魔法に対する恐れ・妬み」の感情が招いた惨劇は、1作目のエルサが大衆から恐れた感情に類するもので、
本来ならば「闇」などの演出で表すところを、「寒さ」で表しているところが『アナ雪』らしくもあり、分かり難いところであったのかも知れない。
『スター・ウォーズ』の暗黒面に堕ちるアナキンや、『サイレントヒル』の町を閉じ込めた魔女アレッサ、
マイナーな作品では『 パラノーマン ブライス・ホローの謎』の魔女狩りに会った女の子の話など、
(ちょっと意味合いが違ってきますが、『オペラ座の怪人』『ブレイブ・ワン』『セブン』なども大好きです。)
こういう類の「闇堕ち話」が大好きでありまして...
そういう意味では、この『アナ雪2』は私が最も好む方向へとつくられた話だと思います。
直接的な惨殺描写は殆ど描かず、綺麗に仕上げているのがこの『アナ雪2』の良いところでありましょう。
 
 
...という訳で、
ドラマの感想にしても、映像にしても、アートハラン後からの話したいことが山盛りで、画像なども貼れずにおりました。
とは言いながらも、あんまりネタバレになっていない?この【ネタバレあり】の記事~(^_^;)
私は小心者なのか?ネタバレを気にせずにバンバン話せる人が羨ましいです。
こう言うところを踏まえて、これからも色々と記事にしていこうかと思います。 ←まだあるのか?いい加減にしろ!
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