(一番右は新城選手?)
チャリダーには言わずと知れた、カンパニョーロ社(イタリア)と並んで世界の二大自転車パーツメーカーのひとつ。
その社長のお言葉、「こころ躍る製品」。
「こころ躍る」・・・・???
世代によっても受け止め方は違うと思うけど、今のシマノ製品に「こころ躍る」か?
確かにシマノ製品はハイエンド商品のデュラエースを始め、機能的・性能的に素晴らしく信頼できる商品。筆者レベルでは、使い勝手から言って文句の一つもない。
電動デュラにはその操作性の良さから目からウロコ、心を突き動かされるものがあった。でも「こころ躍る」ではない。
なぜ「こころ」が躍らないか。
往年のチャリダーなら解ると思うが、近年のシマノデザインは「おもちゃ」っぽくてつまらないから。
機能・性能には優れていても、デザイン的な美しさ・優美さのかけらもない。筆者の感性からすると、デュラ7800系(及びそれ以降のアルテグラその他も)からは、全く心を躍らされない。
故、筆者は古いと言われようが、相変わらず7700系(9S)デュラの愛用者だ。
機能・性能を感じるのは「こころ」ではない。肉体だ。「こころ」を躍らせるなら感性=デザインにも訴えることも必要だ。
そういう意味で、「こころ躍る」のはやはりカンパニョーロだと思う。現代的デザインを取り入れつつも、クランクにせよディレーラーにせよ、その美しいデザインには惚れ惚れしてしまう。
金があればカンパニョーロを使いたい。でも、たとえ金があったとしても、筆者に合うクランク(165mm)が無い。
割り切ってシマノ(または最近だったらスラム)を使うしかない。そこが悔しい。