けさ知ったのだが、昨日、通称「びわ一(ビワイチ)」(自転車による琵琶湖一周)をしていたグループの方が、仲間同士の接触により転倒し一人が死亡した。
朝日新聞記事
http://www.asahi.com/national/update/0527/OSK201305260132.html
現場は筆者もトレーニングで頻繁に通る場所(木之本町)だ。
記事だけではどの様な状況であったのか定かではないが、グループライドにおいて、あの場所で追い越しをした時に接触ということは、ローテーションをしていた中での事故か?
頭を打ったとのことだが、もしランドナー主体のグループだったらヘルメットを被ってなかった可能性は高そう。
3年くらい前から(かな?)、所謂「びわ一」が一つの流行りになっていて、特に春や秋の休日は、筆者の眼で見ても「琵琶湖一周してるんだろうなあ」というライダーが本当に多い。
老若男女、ソロにグループ、車道を走る人、サイクリングロード(歩道)を走る人、ロードレーサーにMTB、クロスバイクに小径車と実に様々だが、体力的な面も含めて技量的に怪しげな人をたまに見かけるのも事実。
「びわ一」とは一般的には琵琶湖大橋より北の「北湖」一周のことを言うが、距離約150キロという長丁場でもあり、疲労してくれば集中力も散漫になりやすい。車体故障のリスクもある。
湖岸道路は信号が少なく真っ直ぐな道がほとんどなので、一般車両のみならず大型車もかなりのスピードですっ飛ばしてくる。
自転車のキャリアがまだ浅い人にとって、「びわ一」は一つの夢でもあり目標にもなると思うが、グループで走るにせよ、経験十分なしっかりした引率者がいなかったら、やはり危険度大だと思う。
自転車ブームでもあり、最初から一匹狼的に一人で走ってる人、職場などの気の合った仲間と(語弊ある表現かもしれないが)「テキトー」に走っている人など境遇は様々だろう
でも一番良いのはショップなどを中心としたクラブ(チーム)に入って、いろいろ教えてもらいながらスキルアップを図ってゆくことだと思う。
ライディングのこと、メカニカルなこと、トレーニング方法のこと・・・・。クラブ仲間からの刺激を受けながら沢山のことを覚えられる。
今回事故を起こした方々の技量は知る由もないし非難するものでもないが、一般論として、安易に「びわ一」という流行りに乗らず、十分な準備(技量の向上)をしてから楽しく安全にチャレンジしてもらいたいもの。もちろんヘルメットも忘れずにね。