いったい、なんすかね、これは。
自転車に乗っていた中学生が交通事故に巻き込まれ亡くなってしまったことを受けて、新潟県内のある市長が、市内小中学生に対し自転車には乗るなとお触れを出したって話し。
読売新聞記事
http://www.yomiuri.co.jp/national/20141002-OYT1T50000.html?from=ycont_top_txt
交通事故死は悲しい出来事ですが、だからといって自転車に乗るのをやめなさい(禁止というほどのニュアンスではないようだが)というのは短絡的に過ぎないか。
歩道を歩いていても自動車が突っ込んできて死亡してしまうという事故だってあるのだから、危ないからといって単に自転車を制限するのではなく、いかに安全に走るかの教育・啓蒙するのが先決でしょう。
車など運転できない子供にとって、それも都市部から離れれば離れるほど、自転車は大事な移動手段であり遊びの道具でもあるのだから。
市営バスを勧めたとあるが、市営バスが四六時中そっちこっちを走ってますか? 乗れば金(運賃)だってかかるではないか。
この市長さん、
・指を切るといけないから、ナイフ(カッター)や包丁を手にしてはいけません。
・落ちたら危ないので、木登りや鉄棒をしてはいけません。
・火傷するといけないので、火を扱ってはいけません。
等々、何かにつけてダメだダメだと禁止するんでしょうかね。
こんなことを「ハイハイ、お説ごもっとも」などと受け入れてたら、あれもできない、これもできない、なにも知らないといった、ロクな大人になれないぞ。
生活を営む上で必要なものだが危険を伴うものは、いかにしたら危険を回避しながら安全に扱えるか、を教えるのが教育(家庭内&学校)ではないか。