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<つづき>
中部天竜駅を10:44に出発した列車は、大原トンネルを抜けるといよいよ地形の険しい飯田線の核心部へ突入。
佐久間湖を取り囲む断崖に沿った鉄路。次々に現れる急カーブなトンネル内でキーンキーンと響くレールと車輪の摩擦音を聴いていると、次第にテンションが高まってくる。
が、なにせ運転本数の少ない区間。できるだけ効率よく見て回るため訪問予定5駅のうち4駅をスルーし、ひとまず今回の中では一番遠い金野駅へGO。ひとつ先に千代(ちよ)という秘境駅もあるのだが、ダイヤの制約上今回はパス。
天竜峡へ向かうお客さん達も、秘境駅に停車する度に車内から熱心に写真撮影している。皆さん、知ってるんですねえ。
そして・・・・。
金野駅(きんの:2015年度版秘境駅ランキング9位)
※秘境駅ランキングサイト「秘境駅へ行こう!」は
こちら。
12:04到着(正確には発時間。以下同じ)。関ヶ原駅から6時間10分。来たねー。
降り立ってみると、天竜川からは少々離れた山間に設けられた駅。山の緑ばかりで、なーんも無え! いや、駅前にはひしゃげた屋根付き自転車置き場があった(写真の立ち位置のすぐうしろ)。
狭いながらも道路は駅まで繋がっているが、最寄りの集落まではどれだけ離れてるのか、普段どれだけの人が利用してるのか。
天竜川を俯瞰できるところないかと少々歩いてみたが、無理そうだったので5~6分行ったところで引き返す。
長閑な時間が流れる中、金野駅を通過してゆくワイドビュー伊那路。
次は12:54発の上り列車に乗って為栗駅へ。
為栗駅(してぐり:2015年度版秘境駅ランキング19位)
13:17着。難読だ。きちんと確認するまで、筆者は心の中で勝手に「ためぐり」と読んでいた。
駅から数分の、天竜川に架かっている吊り橋から眺めた駅周辺のロケーションはこんな感じ。
川と山肌の間の僅かなスペースにへばりついている様だ。駅の山側に民家(一軒だけ?)があったが住まわれてるのかどうか。他に民家などは見当たらず生活臭が感じられない。道路(車道)は吊り橋の対岸側のところまでで、駅前までは入ってこれない。
目の前をゆったりと流れる天竜川の眺めはなかなかに雄大で、吹く風は気持ち良い。
しかし対岸の河原にはショベルカーが入ってガンガラガンガラ騒音を響かせていたので、本来の秘境感はやや薄らいでしまった。
さて次は、13:44発の列車で再び下って田本駅へ。
<つづく>