この報を受け「絶対に感染したくない」との思いを新たにした。塩野義製薬が開発したコロナ2019の治療薬「ゾコーバ」が処方薬として流通する様になるらしい。薬で治るんだったら有難い様にも思えるが、問題はその価格である。5日分で約52000円と試算されており、保険適用でも17000円である。これまで治療やワクチン接種は公費負担だったが、今後はこちらも「個人の判断」が求められる事になる。感染したら大損する、と云う認識が広まったら、却って社会活動の回復を阻害しないかと心配してしまうのだが、大抵の人は解熱剤とドリンク剤で乗り切ってしまう様な気もする。重症化したらカネの問題ではなくなるので判断が難しい所だが、まずは衛生の基本を維持する事を重視したい。金銭面を除けば恐ろしい病気でなくなっていくのは喜ばしい。しかし「コロナ移されたから治療費払え」と恐喝まがいの言いがかりを付け兼ねない人間の方が、実は恐ろしいのかも知れないのである。