やってやれない事は無い。ただやらんでもいい事をカネ掛けてやる必要もあるまい。仙台市の地下鉄と路線バスの車内アナウンスが、3月中はマスク着用をお願いする内容の儘だそうである。何でも音声データを変更しようとすると、4月のダイヤ改正後の運行データまで上書きしてしまうらしい。どうしてそう云う仕様なのかの詮索はともかく、2週間程度の話である。別途「ご不便をお掛けしますが何卒ご了承下さい」系のアナウンスをしておけば宜しい。ただ、クレーマー対応しなければならない職員の方々には心から同情する。次期システム更改時には設計を見直し、イベント告知や四季折々の話題等を挟み込める様にバージョンアップしてみてはどうかと思うのだが、余計なお世話だと新たなクレームの種を蒔くだけになりそうである。省力化と融通の利かなさはトレードオフの関係であり、枝葉末節のいい加減さは許す寛容さを持つのは、やってやれない事でも無いのである。