フェイクニュースの拡散が世を騒がせる昨今である。ネット上のコンテンツの信頼性を高める技術として、オリジネーター・プロファイルの実用化を目指す動きが有る。記事や動画、広告等に一意の識別子を埋め込み、その出所が何処で、どんなポリシーで提供しているのかを確認可能にするらしい。その正当性は第三者機関に依る審査によって担保されるとの事だが、設立に参画しているのがマスコミや広告業者等なので、実効性が有るのかは実装されてから改めて検証したい。朝日と毎日と読売と産経が呉越同舟しているのだが、相互の記事に正当性を与えるのかは非常に興味が有る。取材も裏取りもせずに憶測と妄想と感想だけを並べたてた拙稿が信頼性を得る事はまず無いと思うが、その点に就いては受け手とコンセンサスは取れていると確信している。ただ、信頼性とは無関係に広まるのがフェイクニュースなのであり、内緒話が大好きな人類の口に戸は立てられないのである。