よし、これでセンセイも半減出来そうだ。国会で中谷議員が岸田総理への質問をChatGPTで錬成し、実際に採用したそうである。ご丁寧に首相からの答弁案も錬成した様で、総理は「私の方が具体的だ」と少々ご機嫌斜めなご様子である。ともあれ、政の方針をAIがサジェストしてくれるなら、国会は暇になるだろう。良い機会なので民間に先鞭を付けDXに取り掛かって頂きたい。ただ現時点では予算配分に係る各省の力関係やセンセイ方の面子までは配慮してくれないだろうから、そこら辺の微調整をする要員は残す必要が有るだろう。そこまで微に入り細を穿つ案を錬成する様になったらいよいよ人類存亡の危機ではあるが、そんなややこしい代物を後生大事にするのが人間である以上、AIも目こぼししてくれるだろう。これを機に官僚レクの負担軽減が出来れば、過労死する人も減って万事ハッピーに思えるのであるが、矜持とか意地とかに拘泥するのもまた、人間の専売特許なのである。