「良樹細根」という生き方ーー周りの目を気にしない
大きく茂った樹は根がしっかりしている。 これを我々の生き方にたとえれば細部をおろそかにしないことだろうか。 家の中や周りをきれいにしている家庭や会社は概してうまくいっている。 ...
叱られてもへこたれない生き方とは?
学校でも職場でもそして家庭でも「叱る」とか「叱られる」というのは日常茶飯事だろう。 また日本人は概して「空気を読む」ことに神経をすり減らしているようだから、叱られるとかなりへこむ...
さびしさを実感する年賀状の季節
年賀状を書く時節がやってきた。 パラパラと訃報の案内が届き、ぼちぼち年賀状収めの時かなと思ったりする。 しかし元気なうちは続けようと思いなおす。 ...
元気な幸齢者になるかしょぼくれて日々を過ごすか
和田秀樹さんの「コレステロールは下げるな」という本を読んでいる。 その中の一節に、「元気な幸齢者になるかしょぼくれて日々を過ごすか」の言葉があった。 ...
年を取ると「自分の滑稽さ」が見えてくる
自分の過去をほのぼのとした思いで肯定するようになったのは、古希を過ぎたころからだろうか。 記憶力が衰えて嫌な思い出は消えていくのだろう。 「上善如水」という老子の言葉がある。(...
男はちょっと硬派がいい
今の時代硬派なる言葉が通用するかどうかわからないが、やや硬派のほうが良いと思う。 昭和の古い男の戯言(ざれごと)と思ってもらってもよいのだが。 最近は、何事も他人のせいにして、...
「優先席」という考え方は日本文化の中にあったのだろうか?
たまに電車に乗って札幌に出かけることがある。 一般席も優先席も空いている時は優先席に座るようにしている。 もうだいぶ前に喜寿も過ぎたし歩く速度も遅くなったから、 名実ともに「...
「半農半遊」という生活の魅力ーー里山資本主義を考える
藻谷浩介が「里山資本主義」というのを唱えている。 大都市につながれ、吸い取られる対象としての「地域」と決別し、地域内で完結できるものは完結させようという運動が、里山資本主義なので...
秋の暮れに思うことーー自然エネルギーについて
さびしさのうれしくもあり秋の暮れ 蕪村 何とも味のある句だ。 「さびしさ」と言えばなんとなくネガティブな気持ちだが、ここでは違う。 「さびしさ」を受け入れているのだ。 ...
迷悶なき人には宗教は無用ーー健康な人に薬はいらないのと同じこと
「宗教は迷悶するものに安慰を与うるものなり。迷悶なき人には宗教は無用なるものなり」 哲学者、宗教家(真宗大谷派の僧侶)清沢満之 一般の日本人の宗教観はここまで突き詰めて考えては...