精神統一をして真剣に書かれた文字を、
電子顕微鏡で一万倍から五万倍ぐらいに拡大してみると、
墨汁の粒子がキレイに並んで、
一粒一粒が、活き活きしているように見えるらしい。
ある書道の先生が上手に書いたつもりでも
精神が込められていない書は、
粒子がみだれ、死んでいるように見えという。
一生懸命になって書いた書には、
下手も上手もない。
人が見ていようと見ていまいと、
きちんとやるべき事を行う。これが、本物の人間である。
誰も見ていないと手抜きをする人がいる。
これは安っぽい人物であり、
本物の人間ではない。
見ているのは、何も人間だけは無い。
ご先祖様や神仏も見ておられる。
お不動様のお言葉
御地場(滝場)の掃除は手抜きはならぬ。
自分の心も手抜きはならぬ。
南無大師遍照金剛