仏教世界探訪
著者 山内 修平 氏
元、大阪府立大学 教授
この著書に興味深い記事が、書かれておりましたので抜粋します。
日本の医者の宗教心と言う題の中に
信仰者 15% 不信仰者 80% 未回答 5%
医者は現象を科学的理性の上に立って判断する習性のために、
このような統計が生たものと思うが、
医者も老齢になるとやはり宗教信者が増えると思う。
事実死体にメスを入れる医者は瞑目合掌する慣わしである。
という記事である。
医者の多くは、現在医学でしか病気を治せないという考えのもと、
平然と余命宣告をするようであるが、
余命宣告は、患者にとって死刑宣告である。
精神力と生きる気力をなくした者に、
残された道は、死である。
人間如きが、人の死の期限を決める権限はない。
私の昔、胃癌と言われ、
生存率の低さに腰が抜けるほど、驚いた記憶があります。
その医者から
「この病気を治すには、神仏しかない」という言葉を聞き、
今の私が有るのです。
私が弟から聞いた最後の言葉は、「医者に殺された」という言葉でした。
南無大師遍照金剛