新暦の正月にも行われた本積善互恵供・霊界施餓鬼一粒萬福法要を
本日、2月9日 旧暦の小正月にもお勤めいたしました。
かつて1月16日(旧暦)は、
都市部の商家などに働いていた丁稚や女中さんが
休みをとり家に帰る日とされておりました。
その日は霊界でも「地獄の釜の蓋も開く日」をされ、
霊も故郷に帰ることが許された日でした。
しかし、近年では、墓じまい、仏壇じまいをする家が非常に多く、
ご先祖様がお帰りになる所がなくなってしまいました。
このことをお大師様は非常に嘆かれ、当山の山主に
霊界の霊にも正月のお祝いをさせてあげたいと嘆願されたのでございます。
帰る場所がなくなったご先祖様は一体どこに行かれるのでしょうか?
悲しい限りですね。
今、生きている人も
末は皆、ご先祖様になるのですよ。
南無大師遍照金剛