本日、11時より命光秘流鳴釜神事祭が厳修されました。
10月に入り、めっきり秋らしくなり、朝晩の気温も肌寒さを感じるようになりましたが、
日中はまだ暑いこともあり、今日の神事祭の途中でも鳴釜の熱気もあいまって
暑く感じました。
祭りの直前にご近所の方から栗をお供えいただきました。
お里の山でとられたそうで大粒の立派なものです。
また、リンゴや梨など旬のものを信者様から沢山お供えいただき、有り難うございました。
今日の鳴釜神事祭では、「五大神仙尊鎮座之図形」の御霊鎮めと、
山桃の枝葉で謹製いたしました災難除けのお札のお授けがございました。
大きなオーブが写っております。
山桃の威力は
伊弉諾命が恋しく伊弉冉命を、黄泉の国まで会いに行った時の神話に基づいています。
伊弉諾が伊弉冉の死を悲しみ、
会いたさから黄泉の国まで追いかけて行ったのですが、
既に腐り、うじ虫がたかっている伊弉冉の体をみて驚きました。
醜い姿を見られたイザナミは、怒り
黄泉醜女(よもつしこめ)という悪霊を使って伊弉諾を殺そうと追いかけてきました。
伊弉冉と黄泉醜女たちから追いかけられた伊弉諾は必死で逃げます。
しかし、とうとう追い詰められもうだめかと思った時、
そばに生えていた山桃の木になっていた実を黄泉醜女投げると
山桃の実がもつ霊力によって黄泉醜女たちは消え去ったという事から
霊験あらたかな木として知られております。
今回、お授けの山桃の枝葉は副住職の自宅の庭にある山桃が、
ちょうど剪定の時期を迎えましたので
庭師の方にお願いして一部採りおいていただいたものです。
山桃の枝の祓草は、
障り一切に効果があると言われていて、特に車での移動に対しては良いと聞いております。
今日お授けいただいた方は、車のバイザーにさしておいてください。
合掌