この写真は貞観の家の写真です。
屋敷祓いは
お釜を持って家中(トイレ以外)を祓い回ります。
写真の箇所で釜の音が止まりました。
障りや穢れのある場所では釜の音が止まってしまいます。
山主がその場所を祓い清めると、釜が再び大きな音で鳴りだします。
皆さん口々に「わーっ」や「不思議」と言われるのですが、
山主が申しますには、その家の障りや邪気は “ながもの“(蛇のようにながい)の形をしているそうです。
それを祓い清めますので再び鳴りだすという事は
綺麗になった証拠だそうです。
しかし、それでも釜が鳴りださない場合は穢れは取れていないという事ですので
相当きつい穢れ・障りという事です。
そのような時は、山主が経験あらたかな神木で
謹製された神剣でその邪気を切ります。
すると再び釜は鳴りだします。
当山のように鳴り釜でお祓いをされる方もいらっしゃるそうですが、
鳴り釜が止まって穢れているところをお祓いされても
そのあと再び釜を鳴らすという事まではなさらない方もおられるようでございます。
当山では再び鳴りだすまでお祓いいたします。
南無大師遍照金剛