最近では、昔ながらのお盆の風習が薄れつつありますが、
日頃、供養をしていてもお盆の供養は、特別な意味があるのです。
お盆は、餓鬼道に落ちているご先祖様も大手を振って?帰って来られますので、
喜んでご先祖様をお迎えすることが我々子孫の役目なのです。
しかし、最近では仏壇じまいや亡くなった人がいても仏壇を作らない、
面倒だから要らないという家が増えています。
そのような家のご先祖様は、どこに行けばいいのでしょうか。
もしくは、霊界にも行けず、そのままこの世を彷徨っているのではないでしょうか?
帰る家があっても帰れない。帰っても仕方が無い。
悲しい話ですね。
昔は、ご先祖様をお客様として大切にお迎えしたものです。
離ればなれになっていた家族が、一斉に集まることができるのがお盆なのです。
永代供養と称してお墓も要らない、仏壇の要らないと言う家は、
ご先祖様も要らないと言っているのです。
ご先祖様からしたら、こんな子孫も要らないということになるのですが、
この意味がよく分かりますか?
南無大師遍照金剛