”ばっきん”のブログ

日常生活中心のブログです。
平成28年9月から妻と息子、母の4人で暮らしています。

函館の札幌ラーメンは「エビス軒」である。

2010年07月27日 22時29分29秒 | 外食ラーメン
大門祇園通りにあり、函館にありながら古くから「サッポロラ-メン」を堂々と標榜する店として貴重だ。
私にとっては,昭和55年頃から時々食べているいわば老舗の部類である。
同店のラーメンには鶉の卵がのっているのが特徴、メンマ(ご主人はシナチクと呼称)の良いのが手に入らなくなってからずっと鶉卵を使用しているという。
味は昔と比べては別物と最近までおもっていたが、また戻りつつあるかなといった面持ちもある。
ふじたかビル地下にあった頃よりのファンは多い。
同店は一見サッポロ風であっても、絶対量はそれほど多くないため、完食が可能なラーメンだ。
で、函館風のサッポロラーメンという意味でオススメである。
なお、店は夕方からの営業だ。
岡田製麺使用している点で評価ができる。
ところで,何がお勧めか?と問われれば,難しいところだが,味噌(750円)は外せない逸品だ。
しつこさのない味噌ラーメンではあるが,決して味噌汁風でもない。
バランスが大事といった点で,飛び抜けた点があるわけではないが,ここでしか味わえない味でもある。

松風町3-10 祇園通り

「麺屋 狼煙」にみる函館の最近のラーメン店の傾向

2010年07月25日 23時04分25秒 | 外食ラーメン
相も変わらず,新しい店ができては消えを繰り返しているが,函館市の北部高台通りに出店した「麺屋 狼煙(のろし)」は,若い世代には人気が高いらしい。
狼系(とんこつスープ)と煙系(とりがらスープ)の2種類のスープが選べるメニュー構成は、今時は珍しくない。
昨年の12月10日に行ったきりだったから,約7ヶ月ぶりの訪問。
今回は,同店の看板メニューである「狼系味噌ラーメン」を注文した。
豚骨スープをフライパンでもやしや玉葱などを炒め込んで仕上げる典型的な札幌風である。
作り手は一人なので割と時間がかかる。
味噌はくせがそれほど強いわけでもないが,チャーシューの上におろし生姜を載せてくるので,臭いはない。
トッピングはその大きめのチャーシューと多めに盛られた長ネギ,キクラゲとメンマ,最後にゴマをふりかけてくる。
で,あえてこの店の大きな特徴は?と考えても普通のおいしいラーメンと思うくらいで,もう少しパンチがあってもいいのではないかと思う。

今回は100円で味玉を追加トッピングした。
最近はこうした傾向が多く差別化が難しいのが正直な感想。
なお,同店は7月29日より,すぐ近くだが,かつて「めんしょう」があった場所に移転するとのこと。
以前,実食した狼系醤油よりはやはり,味噌を選ぶべき店である。麺は北海道熊さん製である。
函館市富岡町1-55-1 TEL:0138-42-5054

これぞ,絶品!昭和苑のチャーシューメン

2010年07月24日 21時42分27秒 | 外食ラーメン
市の中心からはかなり外れているが地元固定ファンの多い店である。
国道5号線沿いといってもよいのだが,函館新道を利用する際の,立体交差を通過したら,おそらく店の場所を見つけることはできない。
住所は,昭和3-36-1
実は最後に実食したのが2009年9月19日であり,約10ヶ月ぶりの訪問となった。
全ての品がリーズナブル、蕎麦もやっているが、あくまでも中華がメイン。
スープは独特のコクのあるもの。
麺は老舗には珍しいモチモチ感のあるもので日の出製麺製である。
チャーシューはバラ肉を使用、20年来付け足し付け足しの秘伝のタレを使用した歯応えのある絶品で、煮豚ではなく正真正銘の焼豚である。
外側のタレがスープに次第に溶け出すため塩ラ-メンでも
最後は醤油ラ-メンになってしまう。
このお店もご夫婦で切り盛りしている点で,アットホームな雰囲気ににはことかかない。
いつもは,塩の注文が多いのだが,どうやら醤油が美味らしい。次は醤油チャーシューを頼もうかな?


「麺つるつる亭」はこだわりのスープだった。

2010年07月23日 23時16分42秒 | 外食ラーメン
店主は、かつて函館西武デパートの地下で20年間営業していた。
いわゆるこだわりのあるラーメン店なのだが,講釈倒れの店ではなく実力は高い。
函館の北部・美原地区でもいわゆる産業道路に面しているわけでもなく,目立たない位置にある隠れ家的な店だ。
いわば,地元のコアな客しかあてにしていない感じだが,店主夫妻は大変に気さくな方々で、その辺が心地よい。
さて,肝心のラーメンだが,毎月限定数の企画ラーメンが有名。
訪問日は,「まぐろラーメン」だったが,それは連れにまかせ,(↓)

私は,鯵と鰯から採った出汁のきいた「特選醤油」を注文。(↓)

麺は店名のとおりツルツルとした独特の食感。
味は、薄口の上品な味に仕上がっている。
使用する塩にこだわりのある店で、全国各地の塩も店内で売っている。
岡田製麺使用,函館市美原2丁目5-6
前回の最終実食が2004年1月9日だから実に6年半ぶり,
安定感を増した感を強くした。

心身の健康には適度な「束縛」が効く・・・自由が生み出す現代のストレス

2010年07月21日 22時29分54秒 | ライフスタイル
心理カウンセラーの下園壮太さんは,著書「しばられてみる生き方」の中で
過度の自由が人生を不安にすると指摘している。
月刊誌「第三文明」5月号の対談で下園さんは次のように述べている。
「人間にとってストレスとは
「不快感情の苦」・・・いやだ,苦しい,痛い,うるさいなどの危機意識からのものと
「エネルギー苦」・・・飢え,渇き,疲労,睡眠不足などのものからなるという。
文明が発達した現代では,餓死するという危険は少なくなり,人間はエネルギー不足という苦しみからは解放されたように見えるが,一方ではエネルギーが無駄に使用されていると感じた時の苦しみもあるという。現代人はまさにこのエネルギーの無駄遣いによる苦しみを多く感じているのではないかとのこと。
現代社会には膨大な情報があるが,情報を集め,分析し,選択するという精神的負担に加え,正解が解らない「不安」というものも大きくエネルギーを消費させるという。以前であれば,知らなくてもよかった情報まで入ってくるため,そのたびに不安や恐怖,怒りや悲しみといった感情が喚起されるという。よって,自由がストレスを生み,その結果,心の病を抱えるリスクも高まってくるというのだ。」

確かに,現代における心の病の増大は,自由すぎる日本社会に起因することがずいぶんあると思う。

「自由と快楽だけを求める生き方は心の健康によくなく,地味で苦しい鍛錬を避ける傾向が顕著」なのだ。

「そうした意味から,その人にとって意味があると感じられることで,具体的であり,かつ達成可能な目標を立てて鍛錬すればストレス対策の面からも効果がある」という。

「一般の社会人は,体力づくりではなく,休まないこと,時間を守ること,あいさつをすることなど,生活習慣のルールを実践することからスタートすべきだ。」とも主張していた。

人間は自由と快楽を求める一方で,人生の中で何かを成し遂げたいという気持ちも持っている。そうした意味で少し制限があり,少し不自由な「プチ束縛」状態がストレスは少ないとのこと。

人間にとってやはり「鍛錬」という束縛は必要なものであり,目標のない人生には苦痛が伴うということ。逆に,組織にあってもある程度の統制が必要不可欠なのだと感じた次第。

「退屈」こそ,ストレスの原因であることを深く理解したい今日この頃である。