
監督:リン・ラムジー/脚本:リン・ラムジー,ローリー・スチュワート・キニア
『少年は残酷な弓を射る』
イギリスの女性作家に贈られるオレンジ賞を受章した
ライオネル・シュライバーの小説を映画化。
幼い頃から母親エバに懐くことはなく反抗を繰り返していく息子ケビン。
成長していくに従って反抗心はますます強くなり二人の溝は深くなる。
そして悲惨な事件が起こり…。
いたる場面や映像の端々に映し出される「赤」
その「赤」の持つ邪悪さや残酷さが目に焼きつく。
誰かの心の色なのだろうか…?
どの親子も互いに愛情を感じ合えるわけではない。
それでも愛したいし愛されたい。
けれどもすれ違い掛け違えた二人の距離と関係は
お互いを鋭利な刃物で傷つけたかのように冷やかな血を流す。
事件後も続くそれぞれの人生。
どう受け入れるか…。
どう生きていくか…。
そして…何が?何故?
…を残したままエンドロールに向かう。
原題「We need to talk about Kevin」
(私たちはケビンについて話す必要がある)
謎は観終わった者たちがしっかりと考えなければならないのだろう。
ケビンを演じた3人とエバを演じたティルダ・スウィントンがとにかく素晴らしい。
故にか…、映画館を出た時の足取りが重かった。
TOP
『少年は残酷な弓を射る』
イギリスの女性作家に贈られるオレンジ賞を受章した
ライオネル・シュライバーの小説を映画化。
幼い頃から母親エバに懐くことはなく反抗を繰り返していく息子ケビン。
成長していくに従って反抗心はますます強くなり二人の溝は深くなる。
そして悲惨な事件が起こり…。
いたる場面や映像の端々に映し出される「赤」
その「赤」の持つ邪悪さや残酷さが目に焼きつく。
誰かの心の色なのだろうか…?
どの親子も互いに愛情を感じ合えるわけではない。
それでも愛したいし愛されたい。
けれどもすれ違い掛け違えた二人の距離と関係は
お互いを鋭利な刃物で傷つけたかのように冷やかな血を流す。
事件後も続くそれぞれの人生。
どう受け入れるか…。
どう生きていくか…。
そして…何が?何故?
…を残したままエンドロールに向かう。
原題「We need to talk about Kevin」
(私たちはケビンについて話す必要がある)
謎は観終わった者たちがしっかりと考えなければならないのだろう。
ケビンを演じた3人とエバを演じたティルダ・スウィントンがとにかく素晴らしい。
故にか…、映画館を出た時の足取りが重かった。
TOP
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます