貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

14歳の若者が桃妖の号

2019-02-04 08:48:25 | 日記

4歳の若者が桃妖の号

平成31年2月4日(月)

 昨日の節分で、夕飯に自家製の恵方巻きを

戴いた。願いというか、祈りというか。

 深謝の祈りかな?

 近所の庭に、福寿草が咲き始める。

 梅の花と福寿草。

 これが青梅の春告花!

 

 今朝も加賀市の山中温泉へ。

 芭蕉逗留の宿「泉屋の趾」地へ。

 声明板には、   

「元禄2年(1689)秋、芭蕉は奥の細道

の途中、山中温泉に立ち寄り、

長谷部信連公ゆかりの『泉屋』に

八泊九日かんを逗留し、旅の疲れを

癒やした。

 この店の主人久米之助は、まだ14歳

の若者であったが、その才能と将来性を

芭蕉に認められ、

『桃の木の 其葉ちらすな 秋の風』    

の一句とともに、芭蕉の俳号『桃青』の

一字をいただき、『桃妖』の号を贈

られた。

 以来蕉風発展につとめ、多くの俳人達

がこの地を訪れ、加賀俳壇にその名を

なした。 

「紙鳶切て 白根ケ嶽を 行衛哉」  桃妖

「行燈の 献立をよむ 淳かな」   桃妖

「旅人を 迎え出れば ほたるかな」 桃妖 

と記されている。 

  

 その左の「ゆげ街道』という道標には、

「旅人を 迎え出れば ほたるかな」 

という桃妖の句が彫られている。 

 私も「ゆっくり ゆったり」と山中温泉

の里を楽しむことにする。

 八泊は無理だが。