雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

世界中から人が集まるように。

2020-03-23 20:35:49 | …and so on


昨夜のNHKスペシャルで新型コロナウイルスの特集をやっていて、途中まで見て、何だか怖くなってTVを消してしまいました。
日本国が欧米より感染拡大を抑えられているのは、厚労省に集まった感染症対策チームのおかげだと分かったのはよかったけれど。
国内各地の小規模集団感染を丹念に追いかけ、その集団が見えている間は、欧米のような大流行になるのを防げるらしい。
最近は都市部を中心に感染経路が追いかけられない患者が出ており、それが爆発的大流行の引き金になりかねないそうです。

首相が「完全なオリンピック」を開催するとして、時期を明言しなかった時点で、水面下では延期が視野に入っていたと思われ。
IOCも東京都も組織委員会も、どのタイミングで延期を視野に入れると言い出すか、タイミングを計っていたのだと思います。
海外の競技団体が騒ぎ始めたのをきっかけとして使っただけで、こんな状況でオリ・パラを開催することはあり得なかったのかなと。
IOC、東京都、組織委員会が、このタイミングで延期も検討すると言い出したのは、これ以上遅れると痛手が大きいという判断かと。

とはいえ、何年もかけて、この夏に照準を合わせてきたアスリートの皆さんにはお気の毒としか言いようがなく、心が痛みます。
欧米では選手選考もできない状況らしいから、誰が悪いわけでもないけれど、本当にタイミングが悪すぎると思います。
同じく、夏に向けて準備をしてきた大会関係者の皆さんも、延期となると調整し直さなければならないことが多すぎるだろうと思う。
聖火はギリシャからやってきていて、サンドウィッチマンの2人が聖火の灯されたランタンを掲げ、バスに乗っている映像も見ました。
東京都だけではなく、他の道府県も聖火リレーのためにやってきた諸々の調整事項が目の前で宙に浮いてしまいます。
世界中から人が集まり、アスリートの一挙手一投足に盛り上がるため、この決断でよかったんだと思えることをを願うばかりです。