...そして、10時前には、次の目的地“南会津の湿原”に着いた。
この日、会津地方の降水確率は20%。
しかし、現地ではどんより曇り空。加えて寒い!!
ダメ元で、カメラ片手に湿原の岸辺に下りてみた。
昨年の今頃は、多種のトンボたちが飛び交っていたが、今年は全くと言っていいほど新生トンボの姿が見られない。
やはり、積雪が多かったからかな...!?
少し歩いていて見つけたのが...
“エゾイトトンボ(♂)”かな~!?
“オゼイトトンボ(若♂)”。
場所を変えて“ハッチョウトンボ”を探すも...更に薄暗くなり、ついにはポツポツと。。。
前回、もう終わりだと思っていた“ワタスゲ”には驚かされた。
“ワタスゲ”の群生。
本降りの雨になったので、この日の降水確率を信じて、車でしばし待機することに。。。
30分程したら、空が明るくなり、気温も上がってきた。
再び、行動開始。
クマ鈴を2個ぶら下げて、辺りを見回しながら歩いていると、一匹のサナエトンボが足元に下りて来た。
ファインダーを覗いて確認したら...思わず、「モイワ...」だ~(*^_^*)!?
“モイワサナエ”。
2年ぶりの再会だったので、色々な角度から、何枚も撮った、撮った。。。
“モイワサナエ”。
北海道札幌市の藻岩山で最初に発見されたことから、この名前がついた。
東日本では、長野県・群馬県・栃木県の北部辺りが生息の南限。
お食事中!!
あまり飛び回らずに葉上に下りる個体ばかりだったので、恐らく、羽化直の個体かと思われる。
そういえば、昨年の今頃は、“ヨツボシトンボ”と“コサナエ”をたくさん見かけたが、今年は全くだ!!
3週間くらい遅れているような。。。
唯一、一匹だけ見つけたのが...
“コサナエ”。
こちらも、羽化直のようだ。
更に、回りをキョロキョロしていると、アブっぽい個体が飛んでいる!!
先程、曇天の薄暗い時には全く見られなかった。
目を凝らして見ると...
“ハッチョウトンボ(若♂)”、だった。
この日、一気に羽化したようで、約2cmの日本一小さいトンボが、たくさん葉上に止まっている(*^_^*)。
“ハッチョウトンボ ♀(左)&若♂(右)”。
“ハッチョウトンボ(若♂)”。
湿原には、羽化直個体が...羽がまだ固まっていない。
“ハッチョウトンボ(♀)”。
マクロレンズで近づいてみる...
“ハッチョウトンボ(若♂)”。
“ハッチョウトンボ(♀)”。
約2cm(1円玉サイズ)の極小サイズを伝えられたらと...
割りばしの先に1円玉を貼り付けてもってきた(*^_^*)!!
羽化直なので、1円玉に接しても飛ばない。。。
手乗りも楽しませてもらった!!
“ハッチョウトンボ(♀)”。
このトンボの小ささ、伝わりましたかね~!?
日を追うごとに、オス個体は真紅に染まっていく。
...楽しみだ(*^_^*)!!
お昼過ぎには、この地を後にした。
この後、青い美蝶“キマダラルリツバメ”の発生状況を確認するため、奥会津方面に向かった...
次回につづきます。