この件はあくまで、家内の家族に限定しての事とお断りした上で・・
桂林に住んでみて感じるが、中国人男性は料理作りが好き?なようだ。
中国は家族で集まる機会が多い。彼女の両親宅にも兄弟姉妹や親族が時々集まる。
例.1 両親宅に行くと、決まって料理をしているのは家内の弟(兄弟姉妹で一番下)である。
彼の職業は公務員。その中でも特にお堅い職業なのだが、家族の食事会があるとかで 訪ねると、毎回必ず
と言って良いくらい台所にいる。一人だけ忙しそうに料理を作っている。
見ていると手慣れた様子で、10品程の料理を手際良く作る。 まだ40代前半だと思うが、身長180㎝
前後あり、スリムな容姿に端正な顔立ち。 少し大袈裟だが、昔の日活スターを思わせるようないい男である。
そのスター似の男が、狭い台所で鍋を振り?、一品作ってはテーブルの間を行ったり来たりしている。
では、他の家族は何をしているのかと言えば、料理が出来る間、打牌(細長い紙牌でする麻雀のようなもの
=写真参照)で楽しんでいる。
↓
紙牌とトランプ 我が家にも準備してあります
これはタダのゲームでは無く、賭け事なので家族といえども遠慮なしで金が動く(少額ではありますが)
彼が料理を「手伝って」とか「運んで」とか声をかけている様子は無い。他の家族もお任せと言った感じで、
積極的に手伝う様子も無い。これでは嫌でも男性の方が料理上手にならざるを得ない。
ここの家族を見る限り、女性陣は楽ですね? どうして、他の人は料理の手伝いをしないのか?
私は府に落ちませんが、台所が狭いと言う事情と、男性の方が料理好き?と言う事が関係している様に思う
(直接、本人達に確認をしていないので、確かな事は不明ですが)中国の台所は基本的に狭く、2人台所
立つと窮屈なのだ。最近の新築マンション等は少し改善されている様ですが、それでも日本に比べれば
まだまだ狭い造りが多い。
例.2 姉(二女)の家で ・・たまたま、姉の家に家族が集まる機会があって行った時なので、いつも同じか
否かは知りませんが 二女の旦那は医者である。そして二女姉は同じ病院に勤める看護婦。
中国では一般的に 夫婦共働きが当たり前のようである。家内の2人の姉、2人の弟夫婦はいずれも
共働き である。唯一遊んでいるのは3姉妹の中で、一番年下の家内一人だけ。
ならば、例.1のように実家に家族一同が集まる場合は、唯一遊んでいる家内が料理を 担当しそうな
ものだが、現実は日活スター顔負けの弟がセッセと料理を作っている。
誰も料理を手伝いません、出来たら食べるだけ
話が少しそれましたが、二女の姉宅。料理を作っていたのは何と医者の旦那。出来た品をテーブルまで
は姉が時々手伝って?いるが、次の一品が出来るまでは家族と談笑して料理が揃うのを待っている。
他の家族は、相変わらずに賭け事に興じている。 更に、その旦那が食事後に今度は、洗濯物を取り込んで
いる。(別に旦那が洗濯や取り込みをする行為が、珍しい訳ではありませんが)料理、洗濯物の取り込み
が日常的なのか、その日たまたま見た光景なのかは知りませんが、ごく自然にしている様子を見ると、
多分何時もの事だと想像してしまう。
もっとも集まっているのは二女姉側の親族ばかりなので、その中で旦那の肩身が狭いと言う事がある
のか?・・それは多分無い! マメなのだ。
家族内で見る限りですが、中国人旦那族はマメである。 今迄見る限り家族の集まりで、女性陣が料理を
作っているところを見た事が無い。普段はあるのかも知れないが、それでも少ないと思う。と言う事は
料理も下手だろうと想像してしまう。 考えてみたら、朝食などは街の「米粉店」で食べた方が、家で作る
より安く済むのは確か(3~4元=現在のレートで52~67円位)米粉店は朝から繁盛しているようだし
店も多い。例えば、朝は外で米粉(mi fen)昼は職場で、夜は旦那が料理当番が普通なら、奥方族が
料理をする事は無い。
私などは、過去もほとんど料理は作らなかったし、ここでは食べる物が少ない・・と愚痴を言いつつも
、料理を作るに関してはほとんど興味が湧かない。ここでは料理は男の領分になっているようだ。
俺は日本男子。料理なんて・・とか言っていたら、ここでは店、家を問わず油濃い料理を食うしかない。
仮に料理を月に1品ずつ覚えたら年間で12品。いくらグウタラ人間でもこれくらいのペースなら
何とかなるはず・・?? しかし中国男子の真似は無理、無理。
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