過ぎ去った過去は永久に今とはならないが
最初の印象は全過去の性質を帯びる。
後から続く印象も過去へと追い払われ、
変化が少しもない時でも
たった一つの反省が残りの部分も明らかにして
残りの部分と一体になって
新しい現在の運動を形成する。
時間の記憶が場所の記憶にしっかり結びつけられることは
全ての連続にかかっていてあらゆるものは無くならない。
行って見れば野の花や何らかの破片ぐらいでも
夢を語りながら夢をこしらえようとするだろう。
春は幾春かを過ごした人に訪れる。
生き物が皆老いて死ぬように本性の要求に従って
どんな意識も時間らしいものを与え
僕の中で、僕のために、幾度でも蘇る僕の真理だ。
真理だけが僕の親しい持続の感情に意味を与える。
映画に観る名シーン02 「最後のチャーハン」タンポポ
2015-11-19 11:38:23の再編