
野辺で咲いていた
ヒマワリの花
ひとりが好きなのか
仲間と逸れたのか
それとも ここに居たいから
種で飛んできたのか 1本だけ
ふらっと 舞い降りたようで
誰かが呼んでも
手招きしても
靡かず 動かず 返事もなくて
天を真直ぐに 仰ぎ
何かを待っている ような
誰かに逢いたい ような
まだ 風は吹かない
陽射しが 強くて
雨は 望めない
どうして どうしたいのか
余計なお世話で 気にしてしまう
寂しくないかい
寂しいだろうに
そんな声にも お構いなしで
真夏が大好き みたい
ヒマワリは
やっぱりヒマワリ~