6月14日(土)、暑寒別岳へ登りに行きました。
前日から登山口にある暑寒荘に泊ることを考えていましたが、
金曜日は雨が降り、土曜日の天気も良くないようです。
そんなことで金曜日に出かけるのを躊躇してしまいました。
土曜日の朝、目を覚ますとどんよりした空模様です。
雨は降っていないので出かけることにします。
朝食を取り、朝4時に札幌を発ちます。
途中、石狩町で海岸に出ると前方に暑寒別の山並みが見えるはずですが
低い雲に阻まれ、まったく見えません。
雄冬岬に近くなるにしたがって雲が切れて青空がのぞいてきます。
ちょっと期待が持てそうです。
6時10分、増毛コースの登山口につきました。
この辺りの空は明るく、風により雲がドンドン動いています。
青空が顔を出してきます。この天気は期待が持てそうです。
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これが暑寒荘です。
中を見たのですが、1階には大きな薪ストーブがあり
水も引き込まれています。
綺麗に使われているようで、ゴミ一つありません。
暑寒荘の前は綺麗な芝生で、手入れよく刈り込みがなされています。
テントを張るには快適な環境ですね。
暑寒荘の前にある入山届けポストを開けて記入します。
既に2組入山しているようです。
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この貯水池の水が小屋の中にも引き込まれているようです。
池の下にある木橋を渡り、いよいよ登山の開始です。
6時20分、少しずつ天気が良くなってきて時折薄日が差してくる
林の中を歩いてきます。
尾根にとりつく急な斜面を登ります。
いきなりの急斜面でですが、ゆっくりを心がけて登っていきます。
登り終えたところが1合目です。
立派な四角柱の標識があります。
この辺りからはズーッと尾根筋にしたがって登りますが、
登山コースはとてもよく整備されています。
両側の木々が刈り払われ、下草もほとんどないので
足下が濡れるようなこともありません。
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両側はびっしりと笹が生えているのですが、
その中で笹の子取りをしている人達がいます。
歩いていると、横の笹藪が急にガサガサと大きな音を立てるので、
熊かと思いビックリしてしまいます。
6時57分、つつじケ丘と書かれた立派な標識を目にしますが、
辺りを見渡してもツツジは影も形も見えません。
この登山道は蚊が多く、体の周りを始終飛び回っています。
そのため落ち着いて休むことも出来ません。
ちょっと立ち止まると、身体の回りに数十匹はいそうです。
私は蚊に刺されると赤く晴れて痒みが1週間ほど続きます。
ですから、蚊に刺されないように薬を十分に塗っているのですが、
それでも足りないようです。
汗をかいていますので、首筋や腕に塗った薬も流れてしまうのでしょう。
蚊の数はいっこうに減りません。
こんな状態ですので、歩くペースも速くなり、ドンドン距離を稼いでいきます。
7時30分、4合目に来ました。雲がなくなり上空は青空が広がります。
でも、沢筋から雲が上がっていきますので山頂方面は
雲が晴れたり隠れたり目まぐるしく変わります。
ここでちょっと飲み物を補充します。
相変わらず蚊に包囲されている状態ですのでスポーツドリンクを
2口ほど飲むとすぐに出発します。
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この天気が数十分で雲の中です。
天気は目まぐるしく変わります。
8時5分、ようやくハイ松が姿を現してきます。
尾根が少しずつ狭くなってきます。
それにしたがって風を感じるようになり蚊の数が少し減ってきます。
8時10分、7合目に到達です。
雲が切れて山頂方面が時折姿を見せます。でもまたすぐに隠れてしまいます。
見えている時間が10分と続きません。
8時25分、休むのに適当な岩がありましたので、休憩します。
蚊の姿も見えないので落ち着いて休憩できます。
高度計は標高1,180mを指しています。
どっぷりと濡れてしまったシャツを脱ぎたいのですが、
蚊のことを考えるとそれも出来ません。
来る途中で買ってきたパンを食べながらスポーツドリンクで
喉をうるおします。
地図を出してコースを見ると、ここから、もう一つ目の前にある斜面を
登ると後は平坦な道になり、そこを歩けば山頂のようです。
あと一息です。
休憩後、すぐ先に扇風台がありました。
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この時は山頂方面のガスが切れていたので写真を写しておきます。
目の前にあるこぶ山に取りかかりとロープ場があります。
足下がザラ場ですので注意して登ります。
もう少しで登り切るという場所に9合目の標識があります。
やっと登り切ると当たりは一面のガスです。
その低いハイ松の中に箸別コースとの分岐標識が立ってます。
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ハイ松の陰に咲くキバナシャクナゲ、白い花ばなを見ながら
ゆっくり歩いていきます。
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9時25分、山頂に着きました。
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しかし、ガスが係まったく眺望がありません。
東から吹く冷たい風のため岩陰に身を隠し昼食を取ります。
バナナを食べて、熱いカフェラテを飲みます。
干しぶどうを食べたりパンを食べてお腹が一杯になってくると、
やっと落ち着いた気分になってきます。
山頂には神社の社があり、風で吹き飛ばないように岩で囲まれています。
中を見ると厳島神社の御札が祀られています。
こんな山の中に海の神様が祀られているのは不思議ですね。
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でも、海に出れば暑寒別の山はどこからでも見えるので、
そういう意味で考えると不思議なことではないのかもしれません。
船頭さん達が出漁する時、漁を終えて帰ってきたとき、
真っ先に目にする暑寒別の頂にある厳島神社に向かって
祈りを捧げることは、自然なことなのでしょう。
山頂のガスはなかなか晴れそうもないので、下山することにします。
9時40分、下山します。
朝いた蚊とは違う、もう少し大きな蚊が登山道を飛び回っています。
この蚊が嫌ですので、暑寒荘のある登山口までほとんど休みなしで歩き通し、
11時50分、暑寒荘へ着きます。
今日は蚊に追いまくられた登山でしたが、山頂の眺望がなく残念でした。
でも、時折太陽が顔を出してくれたので、まあまあの登山が出来ました。
今度は秋にでも蚊がいなくなってから暑寒荘に泊まって
ゆっくりした登山をしたいものです。
前日から登山口にある暑寒荘に泊ることを考えていましたが、
金曜日は雨が降り、土曜日の天気も良くないようです。
そんなことで金曜日に出かけるのを躊躇してしまいました。
土曜日の朝、目を覚ますとどんよりした空模様です。
雨は降っていないので出かけることにします。
朝食を取り、朝4時に札幌を発ちます。
途中、石狩町で海岸に出ると前方に暑寒別の山並みが見えるはずですが
低い雲に阻まれ、まったく見えません。
雄冬岬に近くなるにしたがって雲が切れて青空がのぞいてきます。
ちょっと期待が持てそうです。
6時10分、増毛コースの登山口につきました。
この辺りの空は明るく、風により雲がドンドン動いています。
青空が顔を出してきます。この天気は期待が持てそうです。
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これが暑寒荘です。
中を見たのですが、1階には大きな薪ストーブがあり
水も引き込まれています。
綺麗に使われているようで、ゴミ一つありません。
暑寒荘の前は綺麗な芝生で、手入れよく刈り込みがなされています。
テントを張るには快適な環境ですね。
暑寒荘の前にある入山届けポストを開けて記入します。
既に2組入山しているようです。
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この貯水池の水が小屋の中にも引き込まれているようです。
池の下にある木橋を渡り、いよいよ登山の開始です。
6時20分、少しずつ天気が良くなってきて時折薄日が差してくる
林の中を歩いてきます。
尾根にとりつく急な斜面を登ります。
いきなりの急斜面でですが、ゆっくりを心がけて登っていきます。
登り終えたところが1合目です。
立派な四角柱の標識があります。
この辺りからはズーッと尾根筋にしたがって登りますが、
登山コースはとてもよく整備されています。
両側の木々が刈り払われ、下草もほとんどないので
足下が濡れるようなこともありません。
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両側はびっしりと笹が生えているのですが、
その中で笹の子取りをしている人達がいます。
歩いていると、横の笹藪が急にガサガサと大きな音を立てるので、
熊かと思いビックリしてしまいます。
6時57分、つつじケ丘と書かれた立派な標識を目にしますが、
辺りを見渡してもツツジは影も形も見えません。
この登山道は蚊が多く、体の周りを始終飛び回っています。
そのため落ち着いて休むことも出来ません。
ちょっと立ち止まると、身体の回りに数十匹はいそうです。
私は蚊に刺されると赤く晴れて痒みが1週間ほど続きます。
ですから、蚊に刺されないように薬を十分に塗っているのですが、
それでも足りないようです。
汗をかいていますので、首筋や腕に塗った薬も流れてしまうのでしょう。
蚊の数はいっこうに減りません。
こんな状態ですので、歩くペースも速くなり、ドンドン距離を稼いでいきます。
7時30分、4合目に来ました。雲がなくなり上空は青空が広がります。
でも、沢筋から雲が上がっていきますので山頂方面は
雲が晴れたり隠れたり目まぐるしく変わります。
ここでちょっと飲み物を補充します。
相変わらず蚊に包囲されている状態ですのでスポーツドリンクを
2口ほど飲むとすぐに出発します。
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この天気が数十分で雲の中です。
天気は目まぐるしく変わります。
8時5分、ようやくハイ松が姿を現してきます。
尾根が少しずつ狭くなってきます。
それにしたがって風を感じるようになり蚊の数が少し減ってきます。
8時10分、7合目に到達です。
雲が切れて山頂方面が時折姿を見せます。でもまたすぐに隠れてしまいます。
見えている時間が10分と続きません。
8時25分、休むのに適当な岩がありましたので、休憩します。
蚊の姿も見えないので落ち着いて休憩できます。
高度計は標高1,180mを指しています。
どっぷりと濡れてしまったシャツを脱ぎたいのですが、
蚊のことを考えるとそれも出来ません。
来る途中で買ってきたパンを食べながらスポーツドリンクで
喉をうるおします。
地図を出してコースを見ると、ここから、もう一つ目の前にある斜面を
登ると後は平坦な道になり、そこを歩けば山頂のようです。
あと一息です。
休憩後、すぐ先に扇風台がありました。
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この時は山頂方面のガスが切れていたので写真を写しておきます。
目の前にあるこぶ山に取りかかりとロープ場があります。
足下がザラ場ですので注意して登ります。
もう少しで登り切るという場所に9合目の標識があります。
やっと登り切ると当たりは一面のガスです。
その低いハイ松の中に箸別コースとの分岐標識が立ってます。
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ハイ松の陰に咲くキバナシャクナゲ、白い花ばなを見ながら
ゆっくり歩いていきます。
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9時25分、山頂に着きました。
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しかし、ガスが係まったく眺望がありません。
東から吹く冷たい風のため岩陰に身を隠し昼食を取ります。
バナナを食べて、熱いカフェラテを飲みます。
干しぶどうを食べたりパンを食べてお腹が一杯になってくると、
やっと落ち着いた気分になってきます。
山頂には神社の社があり、風で吹き飛ばないように岩で囲まれています。
中を見ると厳島神社の御札が祀られています。
こんな山の中に海の神様が祀られているのは不思議ですね。
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でも、海に出れば暑寒別の山はどこからでも見えるので、
そういう意味で考えると不思議なことではないのかもしれません。
船頭さん達が出漁する時、漁を終えて帰ってきたとき、
真っ先に目にする暑寒別の頂にある厳島神社に向かって
祈りを捧げることは、自然なことなのでしょう。
山頂のガスはなかなか晴れそうもないので、下山することにします。
9時40分、下山します。
朝いた蚊とは違う、もう少し大きな蚊が登山道を飛び回っています。
この蚊が嫌ですので、暑寒荘のある登山口までほとんど休みなしで歩き通し、
11時50分、暑寒荘へ着きます。
今日は蚊に追いまくられた登山でしたが、山頂の眺望がなく残念でした。
でも、時折太陽が顔を出してくれたので、まあまあの登山が出来ました。
今度は秋にでも蚊がいなくなってから暑寒荘に泊まって
ゆっくりした登山をしたいものです。