今年の北海道の7月が雨の多い月でした。
しかし月が変わって8月になると暑い日が続きます。
でも、湿度の高い暑さですので、北海道らしいカラッとした天気とはまるで違います。
こんな天気ですので、今年の5月に行った斜里岳の雪景色をお楽しみください。
羅臼岳の南西ルンゼを滑り終えた私達は、そのまま斜里岳の麓にある清里町へ車を走らせます。
清里町に着くと真っ直ぐに斜里岳の登山口を目指します。
斜里岳の登山口から先の林道にはゲートがありこのゲートは山開きまで開いてくれません。
今回私達は、このゲートの左手にある林道を車で入れるところまで詰めて、
そこから沢沿いに山頂を目指す計画を立てました。
地図により確認するとその方が林道を歩くより速く登れるのです。
少し林道を走ると右手に見える沢が1の沢から続くチエサクエトンビ川なのです。
2~3キロ走るとその先の林道には雪が残り、車で走ることができなくなります。
この地点を地図で確かめます。
沢の状態を確認すると残雪で埋まっています。
ここまで確認してから、今晩の宿とするJR清里駅前へ向かいます。
清里駅前の広場には立派な名トイレもあり車中泊するには十分です。
5月3日、浅めを覚まして外を見るとどうやらいい天気のようです。
早速朝食を食べて登山口へ向かいます。
登山口から左手に続く林道を入り昨日確認した地点に車を駐車します。
5:45分、沢の中に入り、スキーを付けて歩き出します。
最初は沢の中を歩いていたのですが、どうやら左岸の方が歩きやすそうです。
右岸は植林された針葉樹林が続いており、左岸は雑木林が続いています。
沢から左岸にあがってみると雑木林の中に林道らしい道の跡があります。
この発見にすっかり気をよくして林道跡を快調なピッチで歩きます。
6:30分に除雪された林道との合流点にたどり着きます。
ここまで来ると清岳荘ももうすぐです。
7:20分、旧清岳荘跡までやってきました。
林道はここが終点となっています。
ここからは1の沢を忠実に辿って山頂を目指します。
しばらく沢を登っていると雪崩の跡が見えてきます。
どうやら表層雪崩の跡のようでデブリが沢を埋めています。
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連休前に降った新雪が雪崩となって落ちたようです。
この地点は昨年にも同じように雪崩れた跡があった場所です。
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デブリの到達点から雪崩れ発生地点を俯瞰した写真です。
今年はこの先にも2カ所ほど雪崩れた跡がありました。
昨日の疲れも感じず、順調に進みます。
暑さのため汗がダラダラと流れてきます。
(清里町に下山して聞いた話では、この日の気温が25度近くあったとのこと。)
8:10分、下二股に到着です。
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下二股から見た山頂です。
右手最奥に見える半円状の真っ白なコブが山頂です。
ここまで歩いてきた感じでは、雪の量は昨年並みといったところでしょうか。
さて下二股から狭くなった沢沿いを進みますが両岸が切り立ってきます。
その中をジグを切ってドンドン高度を稼いでいきます。
上二股あたりで少し沢が開いているところがありましたが、
気を付けていればスキーで下るにも支障はありません。
上二股を過ぎると遙か先に見える馬の背まで大斜面が目に飛び込んできます。
10:00丁度、馬の背に到着です。
ここまで来ると東側の視界が一気に開けます。
海別岳から知床の山並みが見えてきます。
しかし、国後島は霞がかかって見えません。
馬の背にスキーをデポして、ここからはアイゼンを着けて山頂へ向かいます。
慎重に登って10:55分、山頂に到着します。
山頂からは南斜里岳から摩周湖、屈斜路湖などが見えています。
摩周湖の中島までがハッキリと見えています。
それでは山頂からの景色をお楽しみください。
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すぐ隣に見える海別岳です。
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南斜里岳です。
この山裾からスノーモビルが入ってきているようで、馬の背までモビルの跡がありました。
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この左手に続いて下っている尾根が西尾根です。
通常、残雪期にはこの尾根を使って清岳荘から登るのが一般的だと
言われていますが、私は登ったことがありません。
山頂から下っていると馬の背を登ってくる単独の男性の姿が見えました。
途中でお話を聞くと、日高へ行っていたが天気が悪いのでこちらへ転進したとのことです。
今日は、根北峠からツボ足で歩いてきた様です。
馬の背でスキーを付けると一気に1の沢目座して降ります。
どちらへ曲がっても問題のない大斜面を自分の技量に合わせて降ります。
アッという間に上二股です。
新雪に何度か足を取られ頭から転びました。
そこからは、足が疲れガクガクになるのをだましだましスキーを滑らせ、
11:45分には下二股到着です。
ここでゆっくり休憩を取ってさらに降ります。
13:25分には車を止めた場所へ戻ってきました。
やれやれ、これで長い下りも終わりです。
この2日間、好天に恵まれこれ以上ないスキーが楽しめました。
満足、満足な山スキーでした。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
今回のGWは好天にも恵まれ羅臼岳、斜里岳でスキーを楽しむ
ことができました。
昨年に引き続き同じ山に登ったわけですが、昨年はツボ足で
今年はスキーですから、また、違った楽しさがありました。
それにしても斜里岳を走っているスノーモービルには怒りを感じます。
もう少し良識を持ってモービルで遊ぶことはできないのでしょうか?
こんな事を繰り返していると、ドンドン自分達の使えるフィールドを
狭くしてしまうのではないでしょうか?
しかし月が変わって8月になると暑い日が続きます。
でも、湿度の高い暑さですので、北海道らしいカラッとした天気とはまるで違います。
こんな天気ですので、今年の5月に行った斜里岳の雪景色をお楽しみください。
羅臼岳の南西ルンゼを滑り終えた私達は、そのまま斜里岳の麓にある清里町へ車を走らせます。
清里町に着くと真っ直ぐに斜里岳の登山口を目指します。
斜里岳の登山口から先の林道にはゲートがありこのゲートは山開きまで開いてくれません。
今回私達は、このゲートの左手にある林道を車で入れるところまで詰めて、
そこから沢沿いに山頂を目指す計画を立てました。
地図により確認するとその方が林道を歩くより速く登れるのです。
少し林道を走ると右手に見える沢が1の沢から続くチエサクエトンビ川なのです。
2~3キロ走るとその先の林道には雪が残り、車で走ることができなくなります。
この地点を地図で確かめます。
沢の状態を確認すると残雪で埋まっています。
ここまで確認してから、今晩の宿とするJR清里駅前へ向かいます。
清里駅前の広場には立派な名トイレもあり車中泊するには十分です。
5月3日、浅めを覚まして外を見るとどうやらいい天気のようです。
早速朝食を食べて登山口へ向かいます。
登山口から左手に続く林道を入り昨日確認した地点に車を駐車します。
5:45分、沢の中に入り、スキーを付けて歩き出します。
最初は沢の中を歩いていたのですが、どうやら左岸の方が歩きやすそうです。
右岸は植林された針葉樹林が続いており、左岸は雑木林が続いています。
沢から左岸にあがってみると雑木林の中に林道らしい道の跡があります。
この発見にすっかり気をよくして林道跡を快調なピッチで歩きます。
6:30分に除雪された林道との合流点にたどり着きます。
ここまで来ると清岳荘ももうすぐです。
7:20分、旧清岳荘跡までやってきました。
林道はここが終点となっています。
ここからは1の沢を忠実に辿って山頂を目指します。
しばらく沢を登っていると雪崩の跡が見えてきます。
どうやら表層雪崩の跡のようでデブリが沢を埋めています。
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連休前に降った新雪が雪崩となって落ちたようです。
この地点は昨年にも同じように雪崩れた跡があった場所です。
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デブリの到達点から雪崩れ発生地点を俯瞰した写真です。
今年はこの先にも2カ所ほど雪崩れた跡がありました。
昨日の疲れも感じず、順調に進みます。
暑さのため汗がダラダラと流れてきます。
(清里町に下山して聞いた話では、この日の気温が25度近くあったとのこと。)
8:10分、下二股に到着です。
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下二股から見た山頂です。
右手最奥に見える半円状の真っ白なコブが山頂です。
ここまで歩いてきた感じでは、雪の量は昨年並みといったところでしょうか。
さて下二股から狭くなった沢沿いを進みますが両岸が切り立ってきます。
その中をジグを切ってドンドン高度を稼いでいきます。
上二股あたりで少し沢が開いているところがありましたが、
気を付けていればスキーで下るにも支障はありません。
上二股を過ぎると遙か先に見える馬の背まで大斜面が目に飛び込んできます。
10:00丁度、馬の背に到着です。
ここまで来ると東側の視界が一気に開けます。
海別岳から知床の山並みが見えてきます。
しかし、国後島は霞がかかって見えません。
馬の背にスキーをデポして、ここからはアイゼンを着けて山頂へ向かいます。
慎重に登って10:55分、山頂に到着します。
山頂からは南斜里岳から摩周湖、屈斜路湖などが見えています。
摩周湖の中島までがハッキリと見えています。
それでは山頂からの景色をお楽しみください。
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すぐ隣に見える海別岳です。
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南斜里岳です。
この山裾からスノーモビルが入ってきているようで、馬の背までモビルの跡がありました。
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この左手に続いて下っている尾根が西尾根です。
通常、残雪期にはこの尾根を使って清岳荘から登るのが一般的だと
言われていますが、私は登ったことがありません。
山頂から下っていると馬の背を登ってくる単独の男性の姿が見えました。
途中でお話を聞くと、日高へ行っていたが天気が悪いのでこちらへ転進したとのことです。
今日は、根北峠からツボ足で歩いてきた様です。
馬の背でスキーを付けると一気に1の沢目座して降ります。
どちらへ曲がっても問題のない大斜面を自分の技量に合わせて降ります。
アッという間に上二股です。
新雪に何度か足を取られ頭から転びました。
そこからは、足が疲れガクガクになるのをだましだましスキーを滑らせ、
11:45分には下二股到着です。
ここでゆっくり休憩を取ってさらに降ります。
13:25分には車を止めた場所へ戻ってきました。
やれやれ、これで長い下りも終わりです。
この2日間、好天に恵まれこれ以上ないスキーが楽しめました。
満足、満足な山スキーでした。
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今回のGWは好天にも恵まれ羅臼岳、斜里岳でスキーを楽しむ
ことができました。
昨年に引き続き同じ山に登ったわけですが、昨年はツボ足で
今年はスキーですから、また、違った楽しさがありました。
それにしても斜里岳を走っているスノーモービルには怒りを感じます。
もう少し良識を持ってモービルで遊ぶことはできないのでしょうか?
こんな事を繰り返していると、ドンドン自分達の使えるフィールドを
狭くしてしまうのではないでしょうか?