井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

羊蹄山へ山スキー

2013-03-14 20:54:31 | 後方羊蹄山・ニセコ・積丹山系・道南の山
 今週は3月11日から日高へはいる予定でしたが、天気が安定せず、特に風の予測数値が10mを超え、日によっては20m近い風が吹くとのことです。

 この風では、主稜線歩きはできません。
仕方なく日高は機会を改めて挑戦することにしましたが、さて、休みを取ってしまっている人もおり、ここは改めて山スキーに行くことにしました。

 3月14日

 昨日は北海道全域が最高気温が+の温度。
街の中は融けた雪が水溜まりとなってジャバジャバでした。
この影響は山にも現れます。
十勝連峰の上ホロカメットク岳では雪崩が発生、2人が巻き込まれそのうちの1人が足首を骨折するという事故が発生しました。

 こんな状況ですのであまり期待もせずに朝早くから羊蹄山の真狩コースを登りました。
登山口に墓地があるので通称墓地の沢コースと呼ばれています。

 軽くクラストした斜面にうっすらと新雪が積もっています。
時々青空が見えるものの横から強い風が吹き付けます。
森林限界に近づいた標高1200m辺りでは西風が容赦なく吹いてきます。

 この辺りから先は斜面がクラストしており、強い風で雪も吹き飛んでいるようです。
スキーを楽しむならこの辺から滑り降りるのが最上と、早速シールを外します。

 さあ、ここからのスキーが思ったより楽しめました。
クラストした斜面の上に足首から深いところで膝下くらいのやや重い新雪が適当なブレーキとなって気持ちよく曲がれます。

 20分~30分かけて登った斜面の滑り降りるとなると1分もかかりません。
時々吹く風によって視界を遮られると平衡感覚を失いかけます。
そんなときは転んでしまうのですが、新雪は身体を優しく受け止めてくれます。

 こんなことで、アッという間にいい斜面は終わってしまいます。
でも、気持ちよく滑ることができたのでみんな満足でした。

 いい1日を過ごすことができました。