井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

恵庭岳へ山ガールをガイドする!

2014-08-26 21:30:45 | 札幌近郊の山
 8月24日、恵庭岳へ山ガールお二人を案内してきました。

 一緒に行ったのは、今まで何回か一緒に登ったことのあるIwさんとそのお友達のOtさんです。
Iwさんとは以前この恵庭岳の登山口まで来たのですが、雨が降り止まず登山を中止したということがあります。
今回も天気予報が安定せず雨のマークが消えずやきもきさせられましたが、前日の予報では曇りとのことです。

 しかし、当日の朝、札幌の天気は青空が顔を出しいい天気なのです。
ホッとして、朝7時に市内で合流。
そこから一路、恵庭岳の登山口を目指します。

 8時過ぎに登山口につきましたが、すでに駐車場は満杯近い状況です。
やっと見つけた隙間に車を止めて出発の準備をします。

 8:10分、いよいよ出発です。
上空は曇っているのですが視界はあります。
途中で見た恵庭岳は山頂だけが雲で隠れていました。

 Otさんは、昨年樽前山に登ったのが初めての登山のようです。
まずはゆっくりゆっくりと歩き出します。
それにしても気温が高いのか汗が噴き出てきます。

 この登山ルートは結構な急斜面があります。
息が切れないようにゆっくり登りますが、30分も歩くと汗が頬からしたたり落ちてきます。
林の中で風がないのも一因ですが、それにしても汗が出すぎです。

 アッという間に3合目に到着。
あまりの近さにもう少し頑張ります。
そして6合目の標識で休憩を取ります。

  
抜きつ抜かれつドンドン高度を上げていきます。

 登りと降りのコース分けが出来ている急で溝になっている所にきました。
ここは、崩落が激しいのでこのようにコース分けが出来ています。
落石の恐れがありますので間隔を空けて登ります。

 ここを登るとほどなく林の中を抜け見晴らしのいい場所へ出ます。
噴気口からあがる硫黄臭のにおいが鼻をくすぐります。
稜線は風が当たり気持ちがいいのですが、汗でずぶぬれの身体がすぐに冷えてきます。
長居をせず、写真を写すと歩き出します。

 山頂には相変わらず雲がかかっています。
ここからは傾斜も緩くなり快適に歩けます。
彼女たちの足取りもしっかりしています。

 仮の山頂まで来ましたが、今日は本当の山頂まで登ります。
ここからは自己責任の世界です。

 山頂手前の岩場を慎重に登ります。
ザイルが2カ所固定されていますが、左側の方が登りやすそうですのでこちらから登ります。
最後の岩の割れ目を抜けるとそこが山頂でした。
山頂の溶岩ドームは以前気と気よりも崩壊が進んでいます。
社の直ぐ下にも亀裂が入っています。
行かれる方はくれぐれも十分に注意してください。

   
   山頂はガスに包まれ視界がありません。
   記念に3人で写真を撮ります。

 11:05分、山頂へ無事に登ることが出来ました。

 山頂は狭い上崩落の危険があるので早々に退去します。
固定ザイルがある場所は、1人ずつ持ってきたザイルを使い確保しながら降ってもらいます。
ほんの5mほどですが、危険な箇所があるのです。
ここを降りて岩場をゆっくり慎重に降るとホッと一息です。

   
   この岩場にイワキキョウが咲いていました。

 11:40分、仮の山頂に戻りました。
大きな岩陰で昼食を取ります。
今日は寒いのでスープを用意しました。
風が当たり寒いのでツエルトも出して身体を冷えから守ります。

 ドンドン登ってくる人がいます。
賑やかになった山頂、でも、溶岩ドームの山頂は雲の中です。

 30分ほど休んで下山します。
時々細かな霧状の水滴が顔に当たります。
それも少し降ると気にならなくなります。

 見晴らしの良い場所に来ると日が差しており、目の下に見える支笏湖の湖面がブルーに光っています。
   
 
 しかし、山頂方面は厚い雲の中です。
   

 降り専用と書かれたコースの上に来ました。
登山道は深くえぐれ急斜面となっています。
ここは落石の恐れがあるので1人ずつ慎重に降ります。

   
   
   

 あとは危険なところはないのでドンドン降ります。

下に来ると雨がポツポツしてきますが、何とか雨に当たらず駐車場まで帰ってきました。

 14:35分、無事に下山することが出来ました。

 山頂からオコタンペ湖を見ることは出来なかったのですが、山ガールのお二人を溶岩ドームの山頂まで案内できました。

 ちょっとした岩登りも経験できました。
次はどこへ行きますか?
紅葉の山を楽しむのも良いですね。